ハウスDr.園子

4.業績不振

Fカップの胸をタプタプさせて事務員の若木早苗が幹部連中にお茶を運び終えた。
超ミニなので幹部に会釈するたびパンティーが丸見えになる。
「今日は水色っすね」
「いいケツだ。たまんねえ」
そんなやり取りがコソコソ広がる。

長机が六ヶ所に配置され、すぐ前には横一列に所長、部長、課長達のデスクが並んでいる。
幹部は全員社名入りの作業衣を着ていた。
長机にはそれぞれ六人から八人の所員が思い思いの身なり服装でパイプ椅子に腰掛けている。
真ん中の一際イカツイ男がヌッと立ち上がり正面を睨み据えると、一喝する様に挨拶した。
「あざっす！」
皆もそれに答える。
「あざっす！」

尾形美佐夫 42才 バツイチ独身。住宅リフォーム店所長。
西東京地区で社長賞6回、支社別年間トップ売上3回、支店月間最高売上連続24回を誇るホーハンの一匹狼。
趣味はハメ撮りと器具を使ったプレイ。
半年前に所長を任されてからは業績不振が続いていた。

「もう三月に入った。梅の花に見惚れてる場合じゃねえぞ！タマ出せ！タマを！隠してるタマあったらとっとと出せ」
所長は舐めるように全員を見渡し最後に直立不動の事務員に流し目を送った。
「だな？早苗ちゃん！」
「私、タマは付いてません！」
ドッと歓声が沸いた。