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5.クロッチは甘い薫り

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クローゼットの中はアマゾニアンワイルドリリーの甘いフレグランスで満ちていた。

艶子さんの香りと同じ匂いだ。

匂いフェチの僕はモヤモヤしてきちゃう。

って、今はそれどころじゃない。

鼻歌まじりに艶子さんが部屋に入ってきたのだ。


「フフ~フフフ~ン♬」


ワコールの大人ブラにフェミニンなラベンダーの総レースローライズショーツ。

なんとも気高い見目麗しい御姿。

ツヤツヤした肌とレースの下着が醸し出す上品でエレガントな官能美と。

丸くて大きなヒップ。

おちちが大きいのは一目瞭然だったけど、お尻も意外とボリューミー。

着痩せするタイプなんだねー。


そしてブルルンと今にもまろび出そうな豊満なバスト。

肉感的な谷間から匂い立つBIGなマシュマロフェロモン…

ブラインドの隙間からでも十分漂ってくるオトナの色気…


ワンピースの下で僕のムスコちゃんもポカポカしてきた。


ふと棚をみると無造作に放置された女性物の下着が。

手にとると黒いコットンのパンティー。

クロッチに残るわずかな染み…


コレって、艶子さんの?

思わず鼻を近づける。


クンクン…

はぁぁ…ン  すご。


甘い香りと。


えっち中枢をダイレクトに打ちのめす上質で濃厚なチーズ臭。


ポタリ…

やべ。鼻血でた。


「誰!そこにいるのは!?」

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