10 / 15
第一章
第9話 消えたメンバーの真相
しおりを挟む
「どうしたの、それ」
「気にしない、気にしない。はい、まずこれ。頭に当てて、他にいたいところはこっちを貼る」
「ありがとう」
本来は冷やしておでこに巻くタイプの保冷剤をタオルに巻いて、後頭部にそっと当てる。
ひんやりといい心地がして、思った以上に大きなたんこぶができていたのだとわかり、玲はびっくりした。
「こっちは明日の御飯と飲み物。これ飲んだら寝込んでいるときとか、水分補給に楽だから」
1リットル程度の大きさのペットボトルが数本、冷蔵庫に入れられる。あんなに買ったから重そうに見えたのか、と玲は重いものをもたせたことに心で詫びた。
ほかにも沙也加はつぎつぎとビニール袋から食品を取り出す。
「これはおかゆ。温めるからちょっと待ってね。明日は、おかゆのレトルトで味違いのもの買ってきたから、これで我慢してね。いま給料日前なんだ」
「え、ええ。うん、ありがとう」
給料日とは何のことだろう、と玲はまた首をかしげる。
沙也加はレンジのなかにパックごとレトルトのおかゆを入れたらいいのだと教えてくれた。
「ほら、ここに温める時間書いてるから。一分はわかるよね、玲?」
「時計の見方ならだいじょうぶ」
壁掛け時計を指さして、「二十一時十五分」と玲は返事をする。
正解、と沙也加が褒めてくれる。
彼女の方は冷凍庫から冷凍食品を取り出して、餃子とかスパゲティを用意しながら、顔面から疲れが消えない玲をテーブルに座らせて動くな、という。
玲はこのくらいの疲れはスカッドの任務で慣れている、と言いたかったが沙也加の優しさに甘えることにした。
「はい、できあがり! スパゲッティポマドーロ、茄子の揚げびたし、餃子と――玲にはたっぷりの鶏そぼろ入りおかゆを御進呈! さあ、召し上がれ」
「ありがとう、沙也加! でも……真っ白だよこれ。ほとんとお米だけ?」
「体調が悪いときは、それがいいの! ボクはたくさん好きなものを食べるけど……餃子、美味しい! 明日、バイトがないからできる贅沢!」
「あ、ずるいー! 私だって食べれるよー」
「玲はまだだめ。明日いちにち、おとなしくしてから事務所に挨拶に行かないと。一日あれば体力回復するでしょ?」
「オートリテがあれば、たぶん」
「核のは使わせないからねー」
「はいはい、ならこっちもらうんだから!」
「あー! 駄目、茄子はだめ! ボクのお気に入りなのー!」
「もうもらっちゃいましたー残念―」
「くうううっ、ボクの茄子の揚げびたしがあっ」
うううっ、と沙也加が嘘泣きをしてみせる。
腕に顔をうずめたあと、ふてくされて顔を上げたら目じりがうっすらと濡れているから、本当に泣いていたのかもしれない。
「泣いてると無くなるよ?」
「うわああっ! 二個も食べないでよ!」
「だって、これなら消化にいいし。美味しいよ」
「玲のばかあっ……半分になっちゃったよ」
とほほ、と餃子を口に運び沙也加は、いつのまに食したのかレンジで温めるタイプのパック御飯の空き容器をゴミ箱に入れ、新しいのをセットしてチンと鳴らした。
もくもくとおかゆを食べていた玲は、沙也加の飲みかけたコップに口を付ける。
中身はまたしても炭酸飲料だった。おかゆとの絶妙な組み合わせのあじわいに、玲はうっと言葉に詰まってしまう。
「ほらみろ、ボクの茄子を食べた罰が当たったんだ」
「なにいってるのよ。美味しい物を独り占めしようとした沙也加にこそ、罰が当たるに決まってるじゃない」
「うっ。そんなこといわないでよ。こうして誰かと食事するなんて久しぶりなんだから」
「あ‥‥‥ごめん」
「いいけどね。玲が目覚めてくれたから、まずは一歩進んだ感じかな」
「ね、沙也加。そのことなんだけど……みんなは?」
「みんな?」
問われて沙也加はうーむ、と難しい顔をする。
どんな返事をしようかと思案してから「出て行っちゃった」と、ポツリと寂し気に呟く。
「は? 出て行った……えええ?」と驚いている玲が映り込む窓ガラスの向こうには、ぽつりぽつりと白い雪がいつの間にか振り出した小雨に混じり出していた。
「うん、出て行った。あの時、玲が倒れたとき。エリカやボクと、他のみんなは別々にいたんだ」
「うん、うん、それで!」
玲はおかゆを食べるスプーンを指揮棒のようにして、沙也加に詰め寄る。
沙也加は玲を病院に送り、そのままアニーとしての自分と、憑依先の恋水沙也加の意識の混濁がようやく溶けてほどかれ、ひとつなぎになってここに集まる予定だった、と思い返すように部屋の天井を見た。
「リリーナ、アミル、エルダフィーネの三人はもっと早く記憶の融合を済ませていて、すでにこの部屋に戻っていた」
「うん、うん」
「そこの写真をみんな見ていたよ」
「写真……?」
沙也加が指さした先にあるのは、アンジュバールの五人がライブ後に衣装のままファンと撮ったものだった。
真ん中にエリカの憑依した玲、隣にリリーナが憑依した詠琉、その隣がアミルが憑依した秋帆。右側にエルダフィーネが憑依した朱夏。そして、アニーが憑依した沙也加がいる。
憑依体が保持している記憶と融合し、同調できたメンバーは懐かしさを感じるのだろう。しかし、玲はエリカとしての記憶のみで愛川玲の記憶を感じることは、いまはまだない。
「玲が目覚めないとアイドル活動ができない。それ以前に、あの時のこと覚えてる?」
「どの瞬間のこといってるの、沙也加」
「決まってるじゃん! オルスからこっちにみんなで転移してきたときのことだよ! 覚えてないの?」
「それは――」
個別のカブセルに入って専用の装置で肉体と精神をオートリテにほぼ近い状態にし、地球へと転移してきたのことだ。
もちろん、エリカにその記憶はあった。玲に転移して目覚めたいまでも忘れていない。
「攻撃を受けた。秘密裏にしかも軍設備の最重要警戒区域で行われていたのに、やってきた連中がいた。みんな、あと少しで精神体すら失うところだったんだ」
「じゃあ、長官は? オルスのみんなは?」
「だから! ……向こうと連絡が取れていたら別行動なんてしないよ」
「そんな――私の……せい?」
「玲のせいじゃない! 意識不明のままで寝たきりの玲のそばに、覚醒したボクらがいたら敵に見つかりやすい。それだけだよ。だって、天眼に似た装置は敵だって装備してる」
「うん……」
オルスから地球へと特殊スカッドを送り込み、地球にばらまかれているエヴォルの回収を阻止したい誰かがいるのだ。
それはとてつもない脅威で寝ている状態の玲を守りながら潜伏するためには、少数精鋭が良い、そう考えたのだろう。
「リリーナ……詠琉の計画?」
「みんなで決めたんだよ。アンジュバールで一番すぐれた守護結界を張れるのはボクだ。それにボクはエリカの相棒だよ。見捨てていけるはずないだろ……」
「ごめん、ごめんね、アニー。いいえ、沙也加。ありがとう、守ってくれて、本当にありがとう。私、きたよ、ちゃんとこっちにこれたよ」
「うん、うん。待ってたんだよ、もし目覚めなかったらってずっと怖かった」
「よく頑張ったよね。本当にありがとう沙也加」
「もっと愛でろ! ばか玲!」
「ごめんってば、愛でる……? ああ、こうね」
抱きしめ頭を撫でると沙也加は「そうそう」としたり顔になる。
彼女の生来の甘え癖は、転移した程度では変わりそうになかった。
「気にしない、気にしない。はい、まずこれ。頭に当てて、他にいたいところはこっちを貼る」
「ありがとう」
本来は冷やしておでこに巻くタイプの保冷剤をタオルに巻いて、後頭部にそっと当てる。
ひんやりといい心地がして、思った以上に大きなたんこぶができていたのだとわかり、玲はびっくりした。
「こっちは明日の御飯と飲み物。これ飲んだら寝込んでいるときとか、水分補給に楽だから」
1リットル程度の大きさのペットボトルが数本、冷蔵庫に入れられる。あんなに買ったから重そうに見えたのか、と玲は重いものをもたせたことに心で詫びた。
ほかにも沙也加はつぎつぎとビニール袋から食品を取り出す。
「これはおかゆ。温めるからちょっと待ってね。明日は、おかゆのレトルトで味違いのもの買ってきたから、これで我慢してね。いま給料日前なんだ」
「え、ええ。うん、ありがとう」
給料日とは何のことだろう、と玲はまた首をかしげる。
沙也加はレンジのなかにパックごとレトルトのおかゆを入れたらいいのだと教えてくれた。
「ほら、ここに温める時間書いてるから。一分はわかるよね、玲?」
「時計の見方ならだいじょうぶ」
壁掛け時計を指さして、「二十一時十五分」と玲は返事をする。
正解、と沙也加が褒めてくれる。
彼女の方は冷凍庫から冷凍食品を取り出して、餃子とかスパゲティを用意しながら、顔面から疲れが消えない玲をテーブルに座らせて動くな、という。
玲はこのくらいの疲れはスカッドの任務で慣れている、と言いたかったが沙也加の優しさに甘えることにした。
「はい、できあがり! スパゲッティポマドーロ、茄子の揚げびたし、餃子と――玲にはたっぷりの鶏そぼろ入りおかゆを御進呈! さあ、召し上がれ」
「ありがとう、沙也加! でも……真っ白だよこれ。ほとんとお米だけ?」
「体調が悪いときは、それがいいの! ボクはたくさん好きなものを食べるけど……餃子、美味しい! 明日、バイトがないからできる贅沢!」
「あ、ずるいー! 私だって食べれるよー」
「玲はまだだめ。明日いちにち、おとなしくしてから事務所に挨拶に行かないと。一日あれば体力回復するでしょ?」
「オートリテがあれば、たぶん」
「核のは使わせないからねー」
「はいはい、ならこっちもらうんだから!」
「あー! 駄目、茄子はだめ! ボクのお気に入りなのー!」
「もうもらっちゃいましたー残念―」
「くうううっ、ボクの茄子の揚げびたしがあっ」
うううっ、と沙也加が嘘泣きをしてみせる。
腕に顔をうずめたあと、ふてくされて顔を上げたら目じりがうっすらと濡れているから、本当に泣いていたのかもしれない。
「泣いてると無くなるよ?」
「うわああっ! 二個も食べないでよ!」
「だって、これなら消化にいいし。美味しいよ」
「玲のばかあっ……半分になっちゃったよ」
とほほ、と餃子を口に運び沙也加は、いつのまに食したのかレンジで温めるタイプのパック御飯の空き容器をゴミ箱に入れ、新しいのをセットしてチンと鳴らした。
もくもくとおかゆを食べていた玲は、沙也加の飲みかけたコップに口を付ける。
中身はまたしても炭酸飲料だった。おかゆとの絶妙な組み合わせのあじわいに、玲はうっと言葉に詰まってしまう。
「ほらみろ、ボクの茄子を食べた罰が当たったんだ」
「なにいってるのよ。美味しい物を独り占めしようとした沙也加にこそ、罰が当たるに決まってるじゃない」
「うっ。そんなこといわないでよ。こうして誰かと食事するなんて久しぶりなんだから」
「あ‥‥‥ごめん」
「いいけどね。玲が目覚めてくれたから、まずは一歩進んだ感じかな」
「ね、沙也加。そのことなんだけど……みんなは?」
「みんな?」
問われて沙也加はうーむ、と難しい顔をする。
どんな返事をしようかと思案してから「出て行っちゃった」と、ポツリと寂し気に呟く。
「は? 出て行った……えええ?」と驚いている玲が映り込む窓ガラスの向こうには、ぽつりぽつりと白い雪がいつの間にか振り出した小雨に混じり出していた。
「うん、出て行った。あの時、玲が倒れたとき。エリカやボクと、他のみんなは別々にいたんだ」
「うん、うん、それで!」
玲はおかゆを食べるスプーンを指揮棒のようにして、沙也加に詰め寄る。
沙也加は玲を病院に送り、そのままアニーとしての自分と、憑依先の恋水沙也加の意識の混濁がようやく溶けてほどかれ、ひとつなぎになってここに集まる予定だった、と思い返すように部屋の天井を見た。
「リリーナ、アミル、エルダフィーネの三人はもっと早く記憶の融合を済ませていて、すでにこの部屋に戻っていた」
「うん、うん」
「そこの写真をみんな見ていたよ」
「写真……?」
沙也加が指さした先にあるのは、アンジュバールの五人がライブ後に衣装のままファンと撮ったものだった。
真ん中にエリカの憑依した玲、隣にリリーナが憑依した詠琉、その隣がアミルが憑依した秋帆。右側にエルダフィーネが憑依した朱夏。そして、アニーが憑依した沙也加がいる。
憑依体が保持している記憶と融合し、同調できたメンバーは懐かしさを感じるのだろう。しかし、玲はエリカとしての記憶のみで愛川玲の記憶を感じることは、いまはまだない。
「玲が目覚めないとアイドル活動ができない。それ以前に、あの時のこと覚えてる?」
「どの瞬間のこといってるの、沙也加」
「決まってるじゃん! オルスからこっちにみんなで転移してきたときのことだよ! 覚えてないの?」
「それは――」
個別のカブセルに入って専用の装置で肉体と精神をオートリテにほぼ近い状態にし、地球へと転移してきたのことだ。
もちろん、エリカにその記憶はあった。玲に転移して目覚めたいまでも忘れていない。
「攻撃を受けた。秘密裏にしかも軍設備の最重要警戒区域で行われていたのに、やってきた連中がいた。みんな、あと少しで精神体すら失うところだったんだ」
「じゃあ、長官は? オルスのみんなは?」
「だから! ……向こうと連絡が取れていたら別行動なんてしないよ」
「そんな――私の……せい?」
「玲のせいじゃない! 意識不明のままで寝たきりの玲のそばに、覚醒したボクらがいたら敵に見つかりやすい。それだけだよ。だって、天眼に似た装置は敵だって装備してる」
「うん……」
オルスから地球へと特殊スカッドを送り込み、地球にばらまかれているエヴォルの回収を阻止したい誰かがいるのだ。
それはとてつもない脅威で寝ている状態の玲を守りながら潜伏するためには、少数精鋭が良い、そう考えたのだろう。
「リリーナ……詠琉の計画?」
「みんなで決めたんだよ。アンジュバールで一番すぐれた守護結界を張れるのはボクだ。それにボクはエリカの相棒だよ。見捨てていけるはずないだろ……」
「ごめん、ごめんね、アニー。いいえ、沙也加。ありがとう、守ってくれて、本当にありがとう。私、きたよ、ちゃんとこっちにこれたよ」
「うん、うん。待ってたんだよ、もし目覚めなかったらってずっと怖かった」
「よく頑張ったよね。本当にありがとう沙也加」
「もっと愛でろ! ばか玲!」
「ごめんってば、愛でる……? ああ、こうね」
抱きしめ頭を撫でると沙也加は「そうそう」としたり顔になる。
彼女の生来の甘え癖は、転移した程度では変わりそうになかった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
拝啓神様。転生場所間違えたでしょ。転生したら木にめり込んで…てか半身が木になってるんですけど!?あでも意外とスペック高くて何とかなりそうです
熊ごろう
ファンタジー
俺はどうやら事故で死んで、神様の計らいで異世界へと転生したらしい。
そこまではわりと良くある?お話だと思う。
ただ俺が皆と違ったのは……森の中、木にめり込んだ状態で転生していたことだろうか。
しかも必死こいて引っこ抜いて見ればめり込んでいた部分が木の体となっていた。次、神様に出会うことがあったならば髪の毛むしってやろうと思う。
ずっとその場に居るわけにもいかず、森の中をあてもなく彷徨う俺であったが、やがて空腹と渇き、それにたまった疲労で意識を失ってしまい……と、そこでこの木の体が思わぬ力を発揮する。なんと地面から水分や養分を取れる上に生命力すら吸い取る事が出来たのだ。
生命力を吸った体は凄まじい力を発揮した。木を殴れば幹をえぐり取り、走れば凄まじい速度な上に疲れもほとんどない。
これはチートきたのでは!?と浮かれそうになる俺であったが……そこはぐっと押さえ気を引き締める。何せ比較対象が無いからね。
比較対象もそうだけど、とりあえず生活していくためには人里に出なければならないだろう。そう考えた俺はひとまず森を抜け出そうと再び歩を進めるが……。
P.S
最近、右半身にリンゴがなるようになりました。
やったね(´・ω・`)
火、木曜と土日更新でいきたいと思います。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
その科学は魔法をも凌駕する。
神部 大
ファンタジー
科学が進みすぎた日本の荒廃。
そんな中最後の希望として作られた時空転移プログラムを用い歴史を変える為に一人敵陣に乗り込んだフォースハッカーの戦闘要員、真。
だが転移した先は過去ではなく、とても地球上とは思えない魔物や魔法が蔓延る世界だった。
返る術もないまま真が選んだ道は、科学の力を持ちながらその世界でただ生き、死ぬ事。
持ちうる全ての超科学技術を駆使してそんな世界で魔法を凌駕しろ。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
抽選結果は大魔王だったので、剣と魔法と平和と欲に溢れた異世界で、のんびりとスローライフしたいと思います。
蒼樹 煉
ファンタジー
抽選で、大魔王として転生したので、取り敢えず、まったりと魔物生成しながら、一応、大魔王なので、広々とした領土で、スローライフっぽいものを目指していきたいと思います。
※誹謗中傷による「感想」は、お断りです。見付け次第、削除します。
小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
※駄文+誤字脱字+その他諸々でグダグダですが、宜しくお願いします。
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる