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婚約???

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「婚約ですって???お待ちください!!!」

二人を祝福する……なんてことはできないのです!!!この私が!!!全力で阻止しまーす!!!

「マリア……一体どうしたんだ???君も私とリリーの婚約を祝ってくれたじゃないか???」

「ええ、勿論ですとも。ですが……このままではいけませんねえ……」

「それはどうしてだ???」

「さあ、どうしてでしょうねえ……」

私の日常生活に入りこんできた害虫……駆除しなければいけませんねえ……。

「ねえ、マリア???私はね、幸せになりたいのよ!!!」

「ええ、そんなことは私も同じですわ。ですが……リリー???あなたは不正を働きましたね???ですから、あなたがこれから幸せになることはできないのです!!!」

そんなことを言っている内に、時間が来てしまいました。

「ああ、なんてことだ。婚約に関する締め切りが過ぎってしまったではないか!!!ああ、恥ずかしい!!!」

「恥ずかしいと思えるだけマシだと思いますよ???だって、私みたいに何もできない令嬢がいることをお忘れなく……」

「ああ、マリア!!!君のことが段々憎たらしくなってきた!!!このまま死んでくれえ!!!」

なんて、馬鹿げたことはやっていないで、早くあなたたちが、この表舞台から消えたほうがいいと思うんですよ。そうしたら……今度は私が表舞台に立って、あなたたちを呪って差し上げます。

そうすれば……あなたたちは、私に対して行った罪深きことを反省するでしょう???ええ、そのくらいのことはしてもらいますよ???なんと言っても、全て私が仕組んだことなのですから!!!」

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