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新たな旅路 その3

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   キャシーを探す旅の途中、色々な動物に出会った。私は動物たちの扱いが不慣れだったので、エドワードに全て任せることにした。エドワードは野獣を殺すことにも長けていた。

「クマの子供は殺さなくていいよ」

   エドワードは道を塞ぐクマの親子に刃を刻み込んだ。

「それが戦いを知らないということです。私に任せてください」

   優しさと殺戮の間は何なのか?

   それはある意味、私がキャシーを捨てた理由にも結びつく疑問だったはずである。

「たった一つの命を守るためには、儚げなる数多の命を投げ捨てても、それを哀れんではいけないのです。そうしないと、あなた自身の死を待つことになるのですから」

  それでも、 キャシーが私の命を守ろうとしたことを朧げに思い起こした。
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