欲にまかせて突っ走れ

tartan321

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真夏の海の昼

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 人混みが嫌いだ。でも夏の海は好きだ。若者はみな海へ出かける。海は人でごった返す。でも大丈夫。僕の住まいはド田舎だから、誰もいない。静かな海が騒がしくなるのは僕が泳ぐときだけ……なんだけど、あまりにも人がいなさすぎて寂しいなぁっ、と思ってみたり……。

 というか、そろそろ恋をしてみたいと思う。水着の似合うお姉さんとまではいかなくても……いや、その方がいいか。想像だったらどれだけ高望みしてもオッケーだ。

「あなたの白い……ソーダミルクが飲みたいなあっ……」

「どうぞ、どうぞ。直ぐに作ってきますよ」

「えっ?いや、そういうことじゃなくて……ここで……」

 僕はとりあえず家に帰って、色あせた昭和の(つまり親の)エロ本を漁り始める。どうしてかって?これは一種のロマンですから。みんなと同じっていうのは嫌なのです。

「…………クゥッ……!熱いねぇっ……!」

 オナニーって、自慰って書くじゃないですか?自分を慰めるって、こういう言い方をするとすごく、いや、年配の哲学者がしているイメージになってしまいますね。もう少し若者っぽい言い方の方がいいかもしれない。

 さてさて。最後はお姉さんの顔にでもぶっかけるのを想像して……出ました出ました!あっ、おしっこも一緒に出ちゃった。まあいいか?

「お待たせしました!」

「いや、だから違うんですって!」

「えっ……これじゃなかったんですか?」

「だから、ここで……しませんか?」

 僕は胸をばっくんばっくん躍らせました。ああっ、彼女は露出狂なのですかね?でもいいや、どうせ僕も変態だから気が合うかも。お互いの相性はばっちり……なんちゃって。

 お姉さんは水着を全部脱いでしまいました。ああっ、その脱ぎたてをくださいな、なんて言ったらひかれるだろうから、がまんしましょう。いや、水着なんかなくたって……見てくださいな、お姉さんは砂浜に寝っ転がって、手招きしていますぜ!

「……きてっ……」

 いやぁ、奥ゆかしいですな……。そっと手招きしています。

 胸の高鳴りも、そして、タマタマもどんどん大きくなっていきます……。

「お姉さん……!」

 僕はお姉さんの小さな穴に吸い込まれていきました。

「ああっ……おっきぃっ…………!」

 
 僕とお姉さんは何回も身体を重ねました。

 静かな海辺の住人は2人になって、その後もどんどん増えていきましたとさ。


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