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その101
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「ごちゃごちゃと屁理屈をこねるくらいだったら、私はこれ以上あなたたちの話を聞かないことにしようじゃないか。これ以上時間の無駄は必要ないんだ。そう、まもなく処刑を開始することにしよう」
王子は元気いっぱいだった。これぐらいの笑顔を、いつもいつも浮かべてくれていたのだったら、私ももう少し幸せだと思ったかもしれない。
しかしながら、現実は異なるのだ。
わたしは……キャシーを拘束する紐を宙で解いた。
それは非常に不思議な力だった。世の中の物理現象を全て凌駕した、私にしかできないような技であった。
王子は元気いっぱいだった。これぐらいの笑顔を、いつもいつも浮かべてくれていたのだったら、私ももう少し幸せだと思ったかもしれない。
しかしながら、現実は異なるのだ。
わたしは……キャシーを拘束する紐を宙で解いた。
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