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その38

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ストークスとマリーはそのまま席に着いた。そして……ソフィアとゲルストマンも、二人に対峙する形で、それぞれ着席した。

「それで……今回はまた、どういったご用件でしょうか??????」

ソフィアは改めて質問した。すると、マリーはまたもや不快感をあらわにして、

「そんなこと……一々、私の口から申し上げなければならないことなのですか????????」

と言い出した。

「いや……だって、私たちは、あなたたちが突然押しかけてくるんだから、その理由については何も知らないわよ。当然のことでしょう?????それで……どうしてなの??????」

ソフィアがこう言うと、マリーは一度溜息をついて、話を始めた。

「実はですね……この度……不可解な噂がありまして……その件について、王子ストークス様が非常に関心を持っているわけでございますから……そのことを、ゲルストマン公爵様に確認したいと思いましたの!!!!!!!」

マリーは、どうやら、ゲルストマンに話したいことがあったようだった。

「私ですか????????」

ゲルストマンは、マリーの方を見た。

「ゲルストマン!!!!!!!」

すると今度は、王子ストークスが叫び出した。

「お前は……私を差し置いて……どうして、お前に皇位継承権があると言うのだ!!!!!!!!」

皇位継承権……それを聞いたソフィアもまた、驚いて、ゲルストマンを見つめることになった。
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