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その3

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「どこにいるかって?そんなこと分かるわけないじゃないか。これは未来の話なんだから。将来、私は聖女と出会って婚約する……こう決まっているんだ!」

王子様の暴走に、私はついていく気が失せてしまいました。

でもでも、私が決めた以上、まだまだあきらめることができませんでした。

ああ、かわいそうなことに、王子様のご両親であられる皇帝陛下と皇后陛下がお嘆きになっております。そして、その哀れみは、どうやら私にも投げかけられております。
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