婚約者を母に奪われて婚約破棄！！！！！

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「マリア。君との婚約を破棄したいと思っているんだ……」

「なるほど。ですが、私にはその理由を聞く権利があると思うので、ぜひとも教えていただきたいものですわ」

「良いだろう。実を言うと、私は君のお母様のことが好きになってしまったのだ……」

私は王子様が嘘をついているのだと思いました。まさか、そんなことが現実にあるわけないと思っていました。

「あらあら、王子様。マリアに喋ってしまったのかしら？？？」

この声は、確かにお母様の声でした。王子様の横からお母様が現れました。私はこの時、王子様が言っていることが嘘ではないと悟りました。

どうしてこんなことに？？？私には全く理解できませんでした。