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その18
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僕は、僕は……。
「それでも僕はお嬢さんを愛しています……」
お嬢さんは泣いて喜んだ。妹もまた泣いた。
「何のためにここまで生きてきたのかわかりません。お兄ちゃん、どうか私に好きと言ってください。昔みたいにりつと一緒にいてください」
「それはできない。あの時の朝に、僕は誓ったはずだ。家を出て行くと。そして、君は僕から独立することを誓ったじゃないか」
「そんなこと、覚えておりませんわ」
妹は開き直った。
「それでも僕はお嬢さんを愛しています……」
お嬢さんは泣いて喜んだ。妹もまた泣いた。
「何のためにここまで生きてきたのかわかりません。お兄ちゃん、どうか私に好きと言ってください。昔みたいにりつと一緒にいてください」
「それはできない。あの時の朝に、僕は誓ったはずだ。家を出て行くと。そして、君は僕から独立することを誓ったじゃないか」
「そんなこと、覚えておりませんわ」
妹は開き直った。
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