世界一美しい妹にせがまれるので婚約破棄される前に諦めます～辺境暮らしも悪くない～

絶えない戦い

「一体いつになったら終わるんだろうね？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？」

皇帝陛下もまた、倒れ込んでしまったお父様を、とても哀れだとは思いませんでした。むしろ、このお父様にすべての責任があるように感じまして、そうだとしたら、このお父様に何か罪を与えても良いのではないかと思いました。すべての内乱の罪は、お父様にあり？？？？？？？？？？？？？？そうだとしたら、非常に面白い話でございますね。私も少しは笑ってしまうような話でございます。別にお父様が、殺されたとしたって、死刑になったとしたって、私にとっては正直ってどうでも良い話でございます。むしろ、それは私にとっては喜ばしい話かもしれません。

大体、あんな人間を父親と認めること自体が、誤っているように思います、私にはそのような必要ないと思います。私の今の人生を考えましたら、お父様なんて、非常にちっぽけな存在でありまして、意識するに足りない存在であると思いました。

「まったく、よりにもよって、皆様方が、私のことを反対するわけでございますね。そこまできますと、私もこれ以上貴族をやっていることができないようにございます。ですが、皇帝陛下。何故でしょうか。なぜ私はこのような運命にならなければならないのでございましょうか。私はただ家のために、尽力してきたわけでございます。皇帝陛下も昔おっしゃったように、貴族の家の発展と言うものは、結果として国を支える基盤になるものだから、重視するべきものだとおっしゃっておりました。それは、どうしていけないわけでございましょうか？？？？？？？？？？？？？？」

「そんな話、簡単じゃありませんか。お父様は別に国のことなんて全く考えていらっしゃらないわけでございます。ただ自分のことしか考えてないわけでございます。ですから、お姉さまがあんな運命になったとしても、お父様は何も考えていないわけでございます。ほら、自分のことしか考えていないわけじゃありませんか？？？？？？？？？？？？？？」

「これで決まりましたな…………」

皇帝陛下はこのように言いました。何が決まったのか、それは私には少しわかったような気がしました。キャサリンが本当に何を考えているのか、私はそのことにつきましてはあまり詳しくは知りませんでしたが、少なくとも、私のことを頭の片隅のどこかでは考えていてくれるような気がして、少し安心した心地がいたしました。

「さて、披露宴をやり直しましょうか？？？？？？？？？？？？？？」

そう言って、皇帝陛下も裸になろうと試みました。


さて、私にはこれ以上の舞台が用意されていないようでございます。だからこそ……この場を持ちまして、潔く立ち去ると言うのがよさそうに思えるわけでございまして…………。