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その11
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「ローズ様はバリバリの魔法使いであり、そしてまた、科学者でもあります。つまり、精霊の力に頼らなくても、自らの魔法で全て成し遂げてしまうことができると……こう言うわけなのです……」
なるほど、確かに、ローズは科学の能力も非常に高かったのです。
「それで……私は自分の魔法の力があまりにも弱いので、精霊を呼び出す方法について、重点的に学んだのです。そうしますと、ローズ様に何度も何度もバカにされました。精霊を呼び出したところで、解決できる事象は多くありません。自分の魔法で運命を切り開くのが正当手段だと、ね……」
なるほど、ローズならばそれくらいのことは言いそうだと思いました。
そもそも、ローズはロンメル伯爵に興味を持ったのでしょうか。やはり、精霊を呼び出すなんて、少しは興味ある話だったのでしょうか、彼女にとっては???
「でも、マリア様は、私の話を全く否定なさらない……それが嬉しいのです……」
否定するもなにも、知識が無いのですから、そもそも議論にもならないと言うのが正直な話ではありましたが。
「それで……私を選んだと???」
私がこう言いますと、ロンメル伯爵はこくりと頷きました。
なるほど、確かに、ローズは科学の能力も非常に高かったのです。
「それで……私は自分の魔法の力があまりにも弱いので、精霊を呼び出す方法について、重点的に学んだのです。そうしますと、ローズ様に何度も何度もバカにされました。精霊を呼び出したところで、解決できる事象は多くありません。自分の魔法で運命を切り開くのが正当手段だと、ね……」
なるほど、ローズならばそれくらいのことは言いそうだと思いました。
そもそも、ローズはロンメル伯爵に興味を持ったのでしょうか。やはり、精霊を呼び出すなんて、少しは興味ある話だったのでしょうか、彼女にとっては???
「でも、マリア様は、私の話を全く否定なさらない……それが嬉しいのです……」
否定するもなにも、知識が無いのですから、そもそも議論にもならないと言うのが正直な話ではありましたが。
「それで……私を選んだと???」
私がこう言いますと、ロンメル伯爵はこくりと頷きました。
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