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その63

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「さて……マリア、殺してもいいかな????」

お父様は、私に確認しました。

「そうですね……この世界の正義を揺るがすのであれば、仕方ないですねえ……」

私の決断は正しかった……そう思いました。お父様の小さな刀は、私の持っていた刀を簡単にへし折って、キャシー様に絶望を与えました。

「ただ殺すだけではもったいないから……きちんと料理しないとな……」

お父様は随分と豹変しました。私の見たことのない姿……恐らく、初めてでしたね。
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