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その21
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「ステロン様が言いますと、どうも信ぴょう性がありますな!!!!!!!!!!」
ラックも同調した。男たちにとっては、これがある種の正念場だったのだ。
「ああ、道はどんどん暗くなるが、私たちはこれから明るい旅路を歩むことになりますな!!!!!!!」
「おお、ラック。よく分かっているじゃないか?????????その通りだな!!!!!!!!!」
ステロンは、馬のスピードを速めた。そして、その旅路はよりスリルのあるものとなった。
レイナはもちろん、スリルなんて物は求めていなかったし、母親は静かに眠っていた。毒リンゴを食した悲劇の王女……とでも言えばいいのだろうか。まあ、実際のところ、そう言われても仕方のないレベルまで、陥ったともいえる。だがしかし、これほどまでに意気消沈することは、基本的にはなかったのだった…………。
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