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その7
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家に着くと、イコンはすぐさま、両親の元に向かった。建前上は、学生寮から抜け出してきた、ということにして。いや、本当は色々と無理なのだが、王子と婚約するってことになったら、もはや、そんなことはどうにでもなるわけだ。
「ただいま帰りました!!!!!!!!!お父様、お母様!!!!!!!!!!!!!!」
元気いっぱいに挨拶をしたイコンは、すぐさま、両親の居間に向かった。両親は、イコンが家に帰って来たことに、驚いた。
「イコン……学校はどうしたんだ?????????」
貴族の中では比較的厳格ともいえる、父親のラルゴ公爵が、半ば説教じみた口調で、イコンに問いかけた。
「お父様???????それどころではないんですよ!!!!!!!聞いて驚かないでくださいよ。実はですね……この度、私は第一王子であられるチャーリー様と婚約することが決まったのです!!!!!!」
イコンがこんな話を唐突に始めたものだから、ラルゴ公爵は思わず、ティーカップを床に落としてしまった。
「何だって????????そんな話があるものか!!!!!!」
ラルゴ公爵はそれでも冷静に振る舞った。第一王子チャーリーの婚約相手はレイナ……そう決まっていたからである。
「冗談はやめなさい!!!!!!!!!」
ラルゴ公爵は、レイナの予想通り、イコンを怒鳴りつけた。
「冗談ではありませんわ。これは全て、本当の話なのでございますよ。ねえ、お姉様?????????」
イコンに促される形で、レイナも両親のいる居間に入った。
「ただいま帰りました!!!!!!!!!お父様、お母様!!!!!!!!!!!!!!」
元気いっぱいに挨拶をしたイコンは、すぐさま、両親の居間に向かった。両親は、イコンが家に帰って来たことに、驚いた。
「イコン……学校はどうしたんだ?????????」
貴族の中では比較的厳格ともいえる、父親のラルゴ公爵が、半ば説教じみた口調で、イコンに問いかけた。
「お父様???????それどころではないんですよ!!!!!!!聞いて驚かないでくださいよ。実はですね……この度、私は第一王子であられるチャーリー様と婚約することが決まったのです!!!!!!」
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