菅野デストロイヤー

名無ナナシ

文字の大きさ
上 下
34 / 100
海軍兵学校編

理不尽

しおりを挟む
(`3´)「おい、お前!」
(´・ω・` )「はい!」

=◯)`ω゚)∵ボコッ!!

(`3´)「気がたるんどる!」
(#・ω・`)「はい……すみません」

(#・ω・`).。oO(兵学校には理不尽な暴力も多い)

でも、鬼と呼ばれる四年生 (`四´) には
訓示や注意で殴られることはあるけど……

私怨で殴ってくることはなかった

でも、むっつりの三年生(`3´)は四年生がいないと分かれば
なにかにつけて理不尽な暴力を奮ってきた

彡(#゚)(゚)……
(#・ω・`)「チョクも殴られたんだね」

彡(#゚)(゚)「なんやねんあのクソの三年ども……」
彡(#゚)(゚)「恨みたくはないが……忘れられんぞ」

(#・ω・`)「噂だと……彼らが入学した時の四年生がとてもヤンチャで……」
(#・ω・`)「自分たちがやられたから、下にもやり返してるんだって」

彡(#゚)(゚)「ふん!物のあわれを知らんやつらが!」
彡(#゚)(゚)「こっちが手をだせんからと、いい気になりおって……」

(`3´)「おう!言ってくれるやないか一年!!」
(;´・ω・` )「あ……」

(`3´)「上に対して敬意がない……修正だ!!」
=◯)゚)(゚) ∵ボコッ!!

彡(#゚)(゚)「くっ……」

(`3´)「なんだその目……反省がない修正だ!!」
=◯)゚)(゚) ∵ボコッ!!

(;`・ω・´)「もう、やめてください!」

(`3´)「逆らうのか?……修正だ!!!」
=◯)`ω゚)∵ボコッ!!

(#・ω・`)……
彡(#゚)(゚)……

(`3´)「黙っていれば許されるとでも?」
(`3´)「気にいらんな……修正だ!!」

「止めろ!!!」

(#・ω・`) .。oO(あの人も……三年生の……)

( `_ゝ´)「もう、いいだろう」
(;`3´)「うっ……鴛淵(オシブチ)!」

(;`3´)「ちっ、善人ぶりやがって……」
(;`3´)「俺たち三年が耐えた屈辱をもう忘れたか!」

( `_ゝ´)「忘れてなどいない……」
( `_ゝ´)「だが、下級生に恨みをぶつけるのは違うだろ!」

(;`3´)「綺麗ごとを……」
(`3´)「あーあ、しらけちまった……行くわ……」スタスタ

(´_ゝ`)……

(´_ゝ`)「すまない……私がもっと早くきていれば……」
(#・ω・`)「いえ、助かりました……ありがとうございます」

彡(#゚)(゚)……

(´_ゝ`)「彼を恨まないでやってくれ……と言っても無理だろうな」
(´_ゝ`)「言い訳になるが、私たち三年は……」

(´_ゝ`)「当時の四年から…それはひどい暴力を受けた……」
(´_ゝ`)「だから、今の立派な四年生を最上級生に持てた君たちを……」

(´_ゝ`)「とても羨ましく思う」

(#・ω・`)「はい……」
彡(#゚)(゚)「言うてワイら一年も入学を早められて貧乏くじを引いとるがな」

(。゚ω゚)「チョク!」

(´_ゝ`)「ハハハハハ、正直なやつだ」
(´_ゝ`)「たしかに、そうだ!」

(´_ゝ`)「初っ端から厳冬訓練なんてやってられないよな」

(´_ゝ`)「では、ここは互いに貧乏くじを引いた者同士ということで……」
(´_ゝ`)「納得してくれないか?」

彡(#゚)(゚)「うん」

(´_ゝ`)「ありがとう」
(´_ゝ`)「では、また」スタスタ

彡(゚)(゚)……
(´・ω・`)……

(´・ω・`)「ねえチョク」
彡(゚)(゚)「ん?なんや?」

(´・ω・`)「リーダーとはあの人のことを言うんだろうね」
彡(゚)(゚)「せやな」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わが友ヒトラー

名無ナナシ
歴史・時代
史上最悪の独裁者として名高いアドルフ・ヒトラー そんな彼にも青春を共にする者がいた 一九〇〇年代のドイツ 二人の青春物語 youtube : https://www.youtube.com/channel/UC6CwMDVM6o7OygoFC3RdKng 参考・引用 彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大芸術家や」(5ch) アドルフ・ヒトラーの青春(三交社)

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

if 大坂夏の陣 〜勝ってはならぬ闘い〜

かまぼこのもと
歴史・時代
1615年5月。 徳川家康の天下統一は最終局面に入っていた。 堅固な大坂城を無力化させ、内部崩壊を煽り、ほぼ勝利を手中に入れる…… 豊臣家に味方する者はいない。 西国無双と呼ばれた立花宗茂も徳川家康の配下となった。 しかし、ほんの少しの違いにより戦局は全く違うものとなっていくのであった。 全5話……と思ってましたが、終わりそうにないので10話ほどになりそうなので、マルチバース豊臣家と別に連載することにしました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

最終兵器陛下

城闕崇華研究所(呼称は「えねこ」でヨロ
歴史・時代
黒く漂う大海原・・・ 世界大戦中の近現代 戦いに次ぐ戦い 赤い血しぶきに 助けを求める悲鳴 一人の大統領の死をきっかけに 今、この戦いは始まらない・・・ 追記追伸 85/01/13,21:30付で解説と銘打った蛇足を追加。特に本文部分に支障の無い方は読まなくても構いません。

剣客逓信 ―明治剣戟郵便録―

三條すずしろ
歴史・時代
【第9回歴史・時代小説大賞:痛快! エンタメ剣客賞受賞】 明治6年、警察より早くピストルを装備したのは郵便配達員だった――。 維新の動乱で届くことのなかった手紙や小包。そんな残された思いを配達する「御留郵便御用」の若者と老剣士が、時に不穏な明治の初めをひた走る。 密書や金品を狙う賊を退け大切なものを届ける特命郵便配達人、通称「剣客逓信(けんかくていしん)」。 武装する必要があるほど危険にさらされた初期の郵便時代、二人はやがてさらに大きな動乱に巻き込まれ――。 ※エブリスタでも連載中

16世紀のオデュッセイア

尾方佐羽
歴史・時代
【第12章を週1回程度更新します】世界の海が人と船で結ばれていく16世紀の遥かな旅の物語です。 12章では16世紀後半のヨーロッパが舞台になります。 ※このお話は史実を参考にしたフィクションです。

狩野岑信 元禄二刀流絵巻

仁獅寺永雪
歴史・時代
 狩野岑信は、江戸中期の幕府御用絵師である。竹川町狩野家の次男に生まれながら、特に分家を許された上、父や兄を差し置いて江戸画壇の頂点となる狩野派総上席の地位を与えられた。さらに、狩野派最初の奥絵師ともなった。  特筆すべき代表作もないことから、従来、時の将軍に気に入られて出世しただけの男と見られてきた。  しかし、彼は、主君が将軍になったその年に死んでいるのである。これはどういうことなのか。  彼の特異な点は、「松本友盛」という主君から賜った別名(むしろ本名)があったことだ。この名前で、土圭之間詰め番士という武官職をも務めていた。  舞台は、赤穂事件のあった元禄時代、生類憐れみの令に支配された江戸の町。主人公は、様々な歴史上の事件や人物とも関りながら成長して行く。  これは、絵師と武士、二つの名前と二つの役職を持ち、張り巡らされた陰謀から主君を守り、遂に六代将軍に押し上げた謎の男・狩野岑信の一生を読み解く物語である。  投稿二作目、最後までお楽しみいただければ幸いです。

処理中です...