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二一二話

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SIDE ラルグス

「それで、昨日のベルへモス捜索については、どのようになったのですか?」

 侍女によって運ばれて来たお茶を、ソファーに腰掛けながら優雅に飲みつつ、プレセアがそう本題を問う。

「現在、銀級自由騎士のスグミ、国家騎士アンジェリカ、そして学術庁神秘学研究会学部長であるセレス女史の三名が、巨大なドラゴンに乗って調査に向かったところだ」
「……はい? 今、ドラゴンと聞こえたのですか?」
「……ドラゴンだ」
「ワイバーンではなく、あの御伽噺おとぎばなしに出て来るあの、真龍種ドラゴン、ですか?」

 ラルグスの報告を受け、何を言ってるだこいつは? とでも言いたげな顔を向けるプレセアに、ラルグスは深くため息を吐いた。

「その真龍種ドラゴンだ」

 おおよそ、そういう反応が返って来るだろうことは予想済みであった。

 この世界に、ワイバーンに代表される飛竜種というのは実在していた。
 平たくいえば、全長5メートルほどの空飛ぶトカゲのことである。
 国家騎士隊の中には、そうした飛竜種を調教し騎竜とする竜騎士ドラグーンと呼ばれる騎士もいる。

 しかし、スグミが出した人形の様な、真龍種ドラゴンという存在はベルへモス同様、伝説、伝承として語られる存在であり、実在するかどうか定かではない生物であった。

(いや、仮にベルへモスが実在したとなれば、ドラゴンも伝説上の存在、ともいっていられなくなるのか……)

 と、ラルグスは心の中で独り言ちる。

 そんなことを考えつつ、今朝の一件についてプレセアへと細かく報告することにした。

「はぁ……身の丈10エリル(メートル)を超える巨人を従えていた、という報告の次は、30エリルはあるドラゴンを模した巨大な人形……ですか。何かと話題に困らない人ですね、スグミ様という方は。
 それにしても、スグミ様とは、一体何者なのでしょうね?」
「さてな。プレセアが報告で聞いている以上のことは、何も分かっていない。
 本人が、この大陸の外から来たと言っていること。その原因が古代遺跡にあるのではないか、とそう推測ていること。そして……我々では理解しえぬ、得体の知れない力を有していること、まぁ、それくらいなものだ。
 ああ、あと一つ。
 彼が所有している自由騎士証が、アグリスタで発行された物である、ということ」
「はい。それは聞き及んでおります。アンジーの話しですと、ブルックランズ様が直々に手続きをなされたとか」
「らしいな。だから、奴なら何か我々が知らないことを知っているのではないか、と早々に早馬で手紙を出したが……
 今、向こうは色々と大変だと聞くからな。返事が返ってくるのは何時になることか……」

 アグリスタの監督官であったバハル、及び、駐屯騎士団の指揮官であったクズームが行っていた数々の不正と本人達の死亡により、今、アグリスタは政治的には大きな混乱の最中にあった。
 とはいえ、そこはブルックが臨時で監督官と駐屯騎士団の指揮官を兼任し、かつ、本職である自由騎士組合の組合長として人員を上手く差配したことで、アグリスタの民衆には特にこれといった混乱は出ていない、ともラルグスはそう報告を受けていた。
 その分、ブルックが多忙を極めているらしいが……

(いい気味だ。何が、頭を使うことは好かん、あとはお前に任せたっ! だ……
 それだけのことが出来るのなら、初めからお前が家督を継げばよかったのだ)

 そもそも、ブルックは能力が足らないが故に、家督を弟であるラルグスに譲ったわけでは決してなかった。
 むしろその逆で、非凡な才に恵まれた男であった。
 でなければ、現役時代に、次期総団長、などと目されてはいない。

 ブルックが家を出たのは、ただただ貴族社会というしがらみを嫌ったためである。
 いってしまえば、家督を譲ったというより、ラルグスに押し付けて逃げたのだ。

 ラルグス自身、フューズ家は兄であるブルックが継ぐとばかり思っていた。
 自分は、そんな優秀な兄の補佐となり、より一層領土の繁栄に尽力して行く……
 そんな青写真をラルグスは心の中で描いていたのたが……そんな矢先の突然の出奔である。

 そんな、家督を無理やり押し付けられた過去の恨みつらみが、ラルグスの腹の中で沸々と湧き上がって来るが、今はそれはそっと横へと置いておくことにした。

 ちなみに、スグミがブルックからの渡された紹介状に、スグミとブルックが出会った経緯やスグミがしてきたこと……しでかしてきたことについて、かなり細かなことが書かれていたのだが……
 なかなかスグミが手紙を渡すような機会がなかったが為に、こんなことになってしまっていた。
 スグミがさっさとラルグスに手紙を渡していれば、話はもっと簡単だったのだろうが……流石に、そんなことまでは知りようもない。
 ただいえることがあるとすれば、それはブルックにとってはとんだ二度手間だ、ということだけである。 

「……それで、これがその“鏡”なのですね?」

 その後、ラルグスから詳しい話しを聞いたプレセアは、差し出された、遠くの風景を映し出す、とそう説明を受けた鏡にそっと手を伸ばした。
 一見しただけでは、何の変哲もないただの手鏡にしか見えない。
 強いて言うなら、普通の鏡より輪郭がくっきりと、歪みなく綺麗に映し出されている、ということくらいか。
 
 とはいえ、ここまで綺麗な鏡は女王という立場にあるプレセアでも、なかなか目にしたことがない、そんな一品だあった。
 それがどんな高級な品で、どんな名のある匠が磨き上げた品であったとしても、鏡とはどうして少しは歪みが出るのが普通だった。
 しかし、この鏡はその歪みが全くなったのだ。それだけでも、非常に価値が高いように思えた。

 その上で、更に魔道具だというのだから、実際に値を付けるとなれば、一体如何程の値になるか……
 プレセアは頭の中で軽く試算してみたが、ゼロが沢山出て来たので途中で考えるのを止めた。

「それで、この魔道具はどのように使うのでしょうか?」
「失礼」

 そう問うたプレセアに、ラルグスは一言詫びると席を立ち、対面に座っているプレセアの背後へと回った。

「鏡部分の付け根にある宝石を、二度、短く叩くと起動する」

 そういうと、ラルグスがプレセアの肩越しに手を伸ばし、鏡と柄の付け根に取り付けられた紫色をした宝石を二度叩く。
 と、宝石が薄っすらと淡く光り出し、今まで澄んだ湖面の様だった鏡面が、ゆらゆらと揺らぎだしたのだった。
 そして、自分ではない何か、ここではない何処かを映し出す。

「これは……飛んでいる……のでしょうか?」
「……飛んでいるな」

 そこに映し出されたのは、かなりの高度から森を見下ろしている、そんな風景だった。
 それも、相当な速度で飛んでいるらしく、眼下に広がる森が見る見る後方へと流れて行っている様子が見て取れた。

「……これは……凄い……ですね」

 プレセアは、大きく目を見開くと、そこに映し出された光景を食い入るように見入ってしまった。
 
 現代を生きる者なら、飛行機からの風景や、航空写真、またドローンなどによる撮影で高所からの風景というものは見慣れたものだった。
 しかし、この世界ではそられのようなものは存在せず、高所からの風景といえば王宮などの高い建物から見下ろすような風景が精々だった。
 もしくは、高い山に登るか、である。
 それとて、一派民衆では目にする機会など一生に一度、あるかないかだというのに、このような直下を見下ろすような風景でかつ移動しているなど、プレセア自身始めて見るものであった。
 その光景たるや、然も本当に自身が空を飛んでいるような錯覚を覚えるほどだ。

 ちなみに、真映鏡しんえいきょう虚映鏡きょえいきょう、この二つ鏡には映像だけでなく、音を送受信することも可能であった。
 だが、拾える音が真映鏡しんえいきょうの周囲の音のみということで、移動中はどのみち風切り音しか聞こえないからと、スグミが意図的にミュートモードにしていた。
 なので、現在は無声映画のような、映像のみが映される状態となっていた。

 そんな光景に感動するプレセアとは別に、ラルグスは彼女とは異なった理由からこの光景に戦慄していた。
 馬車の中で、鏡のテストも兼ねてラルグスはこの光景を暫く見ていたが、最初に感じたのは感動ではなく危機感だった。
 
 ラルグスは昔、まだ見習い騎士の頃に研修で飛竜の騎乗訓練を受けたことがあった。
 始めて、飛竜に乗った時は、その飛ぶ速さと高さに肝を冷やしたものだったが、鏡に映し出されたその光景は、あの頃の記憶が霞んで思えるほどだった。
 飛んでいる速度も高度も、何もかもが桁違いだったのだ。
 勿論、訓練の時には数多ある飛竜種の中でも、比較的おとなしい性格で飼いならしやすい竜種が選ばれていたとはいえ、その差は歴然であった。

 ワイバーンとて、人から見れば十二分に驚異的な危険生物である。
 その堅い鱗は刃物を碌に通さず、牙や爪はまるで名工が作った剣の様にすべてを切り裂く。
 更には、強力な毒や酸を吐き出したり、中には火を噴く固体すらもいるくらいだ。

 しかし、それらを差し置いても一番厄介なのは、空を自由に舞い、人の死角である頭上から突然襲って来ることだった。

 過去、たった数頭のワイバーンに、数百からなる騎士大隊が壊滅させられたことがあった。
 ブルックが足を失い、ジュリエルドが大怪我をした戦いだ。
 その時の固体が特殊なものであったとはいえ、そこからもワイバーンが如何に危険な存在かが窺い知れるというものだ。
 
 しかし、ラルグスにはそんなワイバーンすらも、スグミの人形の前では子猫か子犬のように思えてならなかった。
 
 もしあのバケモノが王都を襲ったとしたら?

 あんなもので強襲された日には、どんなに高い城壁があろうが、どんなに重い弓を射ろうが、どんな手練れの魔術師を何百人と用意しようが、まるで意味をなさないだろう。
 遥か天空から悠々と都市の中心へ舞い降り、鋼の龍が破壊の限りを尽くす……そんな光景を想像してしまうのだ。
 
 王宮へと向かう馬車の中、ラルグスは一通りの対抗手段を模索したが、結果、正攻法では対処出来ない、という結論に至るのみだった。

 ならば、どうするか?

 と、ラルグスは鏡に映された光景を見つつ、ふむと唸った。
 スグミにその気がこれっぽっちもなかったとしても、有事に備えてあらゆる状況を想定しておくことが、彼の務めなのである。

「あれ? 急に進路が……」

 プレセアと共に暫し鏡を退き込んでいると、ふいに風景が大きく動いた。
 今まで真っ直ぐ飛んでいたのが、突然大きく右へと逸れたのだ。

「何かを見つけたのだろう。そういう魔道具を持っている、とも言っていたからな」
「そうなのですか……」

 暫し二人して鏡を見ていると、森の中を移動する何かが見えて来た。

「何でしょうか? 何かが動いている様ですが……小さくてよく分かりませんね……」

 そう言って、プレセアが鏡にぐいっと顔を近づけるが、元の映像が高度もあることで非常に小さく、また森の中ということで木々の枝葉が邪魔をしてその姿ははっきりとしない。
 なので、そんなことをしても見えないものは、やはり見えないままだった。

  と、プレセアが鏡を凝視していると、急に鏡の映像が拡大化されたのだった。
 
「きゃっ!」

 急に木々か大きくなったことで、まるで自分が大地に叩きつけられるのではないか。と、そんな錯覚にとらわれたプレセアは、小さく悲鳴を上げると、目を固く閉じ顔を仰け反らせた。
 すぐさま、そんなわけがないと我に返り、ゆっくり目を開くと、たまたまこちらを見ていたラルグスと目が合ってしまった。
 
「こほんっ……少し驚いてしまいました」

 何とも妙なバツの悪さを感じたプレセアは、一応、そう取り繕う。

「……そうか」

 ラルグスもまた、この話題には触れるべきではないと瞬間で判断し、見なかったこととして処理することにしたのだった。

「そ、それにしても、急に風景が大きくなりましたが、近づいたのでしょうか?」
「いや、おそらく遠見筒の様な、何か風景を大きく見えるようにする道具でも使ったのだろう。
 近づいたにしては、魔獣がまるで警戒していないからな」

 ちなみに遠見筒とは、望遠鏡の劣化版のような道具である。
 魔術で視力強化をすれば、かなりの距離まで裸眼で見えるようになるが、残念ながら誰でも出来るような芸当ではなかった。
 そのため、多くの騎士や兵士達はこうした道具を使い、日夜、監視や偵察などの任務に従事していた。

 ラルグスにそう言われ改めて鏡へと目を向ければ、拡大されたことではっきりと見て取れるようになった大きな魔獣が、確かに何を気にするでもなく堂々と歩いている姿がそこに映し出されていた。

「これは……大きな魔獣ですね……周囲の木の大きさから推測するに、全長で10エリルくらいはあるのではないでしょうか?」
「……おそらくシシュマーグ、だろうな。腕が四本ある熊に酷似した魔獣だ。
 騎士団では一級危険魔獣に認定されており、年に数十の目撃報告と数件の討伐依頼が出されている、比較的よく見る魔獣だ。
 しかし……」

 そこまで説明して、ラルグスは眉間に深い皺を刻んで、一旦言葉を止めた。

「基本、シシュマーグは大きい個体でも、体長4から5エリル程度だと言うのに、ここまで大きいのは、私も初めて見たな……」

 魔境には何が潜んでいるか分かったものではない。
 そう、言葉では理解していたが、実際にこんな巨大な魔獣を目の当たりにすると、改めて魔境という地の異常性を再認識させられる思いだった。

「あっ、移動するようですね」

 暫し、鏡はシシュマーグを写していたが、少しすると風景は一転し、何処かへと向かって飛んで行ってしまった。

「あのサイズは珍しいとはいえ、所詮はシシュマーグだからな。
 目当てのベルへモスではなかったため、別の所へ向かったのだろう」

 そうして、少しすると今度はまた別の巨大な魔獣が鏡へと映し出されたのだった。
 しかし、それもまた一般的なサイズからは考えられない程巨大であることを除けば、差して珍しい魔獣ということもなく、また何処かへと飛び去って行く……
 そんなことを、鏡の風景は何度も繰り返して行く。

 本来の目的は、未確認の魔獣の捜査なのだが、そんなことは忘れてしまったかのように、プレセアは鏡に映し出される未知の風景に瞳を輝かせていた。
 そして、何かが映る度に、あれは何だ? これは何だ? と、ラルグスに多くの質問を浴びせるのだった。

 ラルグスの立場からすれば、物見遊山では困ると、そう注意をするべきところなのだろう。
 しかし、ラルグスとして軍人である前に一人の親だった。
 普段、滅多にはしゃぐことのないプレセアが、今は年相応な少女が持つであろう好奇心を露わにしているその姿を前に、結局何も言うことが出来ず、ただただプレセアからの質問に、淡々と答え続けるのだった。

 
 
 
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