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第1章:装備マニア、異世界に立つ
第2話:本当に異世界に来ちゃってた。察してたけど
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「あの、助けてくれてありがとうござ…女の子?」
女性は私の姿を見ると、さっきまで襲われていたとは思えない呑気な声が聞こえた。
「えっと、大丈夫?」
一応無事か確認をしてみる。
もし、怪我をしていても私のせいではない。
「えぇ、大丈夫よ。ギルマスも大丈夫ですよね?」
女性は馬車の中にいる人に話しかけた。
「大丈夫よ」
返事が聞こえると、馬車の中から髪の長い女性が出てきた。
「おやおや、私達を助けてくれたのがこんな可愛いお嬢さんだなんて」
ギルマスと呼ばれた女性はふふふと笑いながらこちらへ近づいてきた。
「レイナ、このお嬢さんの名前は?」
「えっと…あれ?この子は候補者ではないです」
「そうなの?では、どこのお嬢さんなのかしら」
名簿のようなものをペラペラとめくるレイナさんをよそにギルマスさんは私に尋ねるように視線を向ける。
「武器の試し切りをしたかっただけだから。結果的に助ける形になっただけ」
私はギルマスさんから目を背けて言った。
「答えになっていませんよ。どこからきたというのは、答えられないのかしら」
う…なかなか鋭い…。
さて、どうしたものか。ゲームであれば選択肢のウィンドウが出るが、それが出ない。
あのメッセージが本当で、ほんとのほんとに異世界なんだとしたら、どう答えるのがいいのか…。
「…思い出せないの」
「思い出せない?」
ここは都合がいいように記憶を無かったことにするのが一番だ。
後から探られることもないと思うし。
「気がついたらここの近くの草原にいたの。私の記憶に残っていたのは戦い方と自分の名前、それから身につけた技術や道具の使い方だけ」
「そうなの…ごめんなさいね。辛いことを聞いて」
「気にしないで、それより襲われていたのに全然焦ってないのはなんで?」
「あぁ、それなら…あなたたち、出てきなさい」
ギルマスさんが呼ぶと周りの木の後ろから剣や杖を持った人が7人ほど出てきた。
私は反射的に刀を構える。
もしかしたら盗賊かもしれない。
「大丈夫よ。実は今、冒険者の試験中でね。この子達はその冒険者候補」
なるほど…じゃあ私試験の邪魔しちゃったんじゃ…。
「気にしなくても大丈夫よ。ゴブリンなんてすぐに集まってくるし、試験は今日1日だけじゃないもの」
それならよかった。試験を中断したせいで不合格者に逆恨みされても困るからね。
「ほら、試験を再開するわよ。あなたたちは当初の予定とおりゴブリンが現れたら討伐。それまでは馬車の近くを隠れながら待機」
冒険者候補達はギルマスさんの指示を聞くとそれぞれ散っていった。
「さて、そういえばまだ自己紹介していなかったわね。私はリズ。近くのサイベルトという街のギルドマスターをしているわ。それでこっちが」
「そのギルドで受付をしています。レイナです」
「えっと…カンナ…です」
なんか久し振りに人と話すと段々と気恥ずかしくなって顔を伏せてしまった。
「まぁ、記憶がないなら行くあてもないでしょう?少し試験に付き合ってくれればサイベルトまで送りましょうか?」
「いいの?」
「いいわよ。ちょうど話し相手が欲しかったの。馬車の中に1人は退屈だもの」
「もう…しっかりと採点してください」
「わかってるわよ」
レイナさんがため息をつきながら言うと、リズさんがわかったのかわかってないのか「はいはい」といって私の手を引っ張って馬車へ乗り込む。
馬車の中はイメージ通りの内装で、対面で座るような形で私はリズさんの前に座る。
「それじゃ、試験再開よーレイナ、よろしくね」
「もーわかりましたよ」
レイナさんがまた御者として馬車を動かし始めた。
それにしても、よくよく見るとリズさんは美人さんだ。
長い金髪に整った顔立ち、それに…大きいものをお持ちだ。何歳なんだろう。
それに、レイナさんも可愛い顔立ちの人だ。
私の視線に気がついたのかリズさんは微笑む。笑うとさらに美人さんだ。
「カンナちゃんはこの後どうするか決めているのかしら?」
「この後?」
「街に帰ってからよ」
「うーん…特に決めてない…そもそも行くあてもない…」
「それじゃ、私に雇われない?」
「え?」
雇うって…話からすると冒険者を斡旋しているギルドのマスターなのだから護衛に不自由はしていないだろう。
「今、うちの冒険者ギルドはちょっと人手不足でね。実力がある人は是非とも欲しいのよ。さっきのゴブリンとの戦闘は見事だったわ。ランク3ってところね」
「ランク?」
「冒険者にはランクがあってね、1から始まって9まであるわ。そのランクに応じて受ける依頼も難易度と報酬も変わるわ。どうかしら?今なら私の推薦でちょっとした試験でランク2から始められるわよ?」
うーん…どうなんだろう。この世界の冒険者という立場がどう言うものかわからないからなんとも言えない。
「ちなみに街へ入るには身分証が必要だけど、冒険者になれば身分証代わりになるライセンスを発行してあげられるわよ?」
あ、それはちょっと欲しいかも。
ん?でも待てよ。身分証がないと入れない…ということは。
「断ったら私、街へ入れないの?」
「そう言うことになるわね」
笑顔で答えるリズさん。
この人、絶対意地悪な人だ…。
「もう、ギルマス意地悪ですよ。大丈夫よ、もしカンナちゃんが断っても身分証を持っている誰かが保証人として一緒なら街へは入れるから、そこの意地悪ギルマスが身分証を出さなくても私が保証人になってあげるから」
御者の席からレイナさんが言う。
やっぱり意地悪な人だった。レイナさんは見た目通り優しい人だったから、今度からレイナさんを頼りにしよう。
「もーなんでバラしちゃうのよー」
「そんなこと言われても、ギルマスが女の子を騙して冒険者にしたなんて広まったら信用問題になりますよ」
レイナさんの言葉にぶーぶーと文句をいうリズさん。
しばらくして、外からなにかの鳴き声が聞こえてきた。
外の様子を隙間から覗くとゴブリンが5匹ほど現れた。
そして、冒険者候補達も出てきて戦闘が始まる。
流石に候補者というだけあって、動きがぎこちない。
剣士は動きが遅く、魔法使いの魔法は小さくて致命傷にならない。
「他の人の動きはどう?」
「んーあの人とあの人はちょっとダメだと思う」
私は1番前に立っている剣士とその後ろにいる盾を持っている人を指差す。
「あら、どうして?」
「前の剣士の人は前に出すぎてる。あの距離じゃ魔法使いの人が苦労する。あの盾の人はむしろ剣士より前に出なきゃダメ。でも後ろにいる女のほうの魔法使いの子はいいと思う」
魔法の規模は小さいにしても、女性の魔法使いは剣士の横から近づこうとするゴブリンに牽制するように魔法を放っている。
私はゲームをしているときは基本的にソロなのでよくわからないが、パーティなのだから協力が必要ではないだろうか。
「なるほどね。たしかにそれも一理あるわ。でもあの子達にそこまでを求めるのは少し厳しいわね。それにしてもカンナちゃんは小さいのに戦闘の基本がわかっているのね」
「子ども扱いしないで。私はもう16よ」
「え!?」
リズさんがけっこう本気で驚いているようだった。
そんなに私は子供っぽいキャラメイクはしていない。
にしてもなんでそんなに驚いているのかが気になる。
「リズさん。鏡とか持ってない?」
「え?えぇ、あるわよ」
リズさんが手鏡を私に渡す。
「な…」
鏡に映るのは私が作ったキャラではなく、間違いなく私の顔だった。しかも10歳くらいの時の。
10歳…?どこかで…あ。
・
・
・
・
・
[あなたはもし、好きな年齢になれるなら何歳がいいですか?」
なにこの質問。そうね…まぁ、10歳くらいかしら。なんとなく。
・
・
・
・
・
あの質問かぁ!
そりゃ驚くしおかしいよね!だって10歳の女の子がゴブリン5体を瞬殺して、16歳だっていうんだもん!
「え、えっと…カンナちゃん大丈夫?」
「は、はい…ありがと」
私は鏡を返して椅子に座った。
くそぅ…これじゃまるで私がコスプレしてるみたいじゃない…。
私が落ち込んでる頃にはゴブリンも討伐され、本日の訓練は終了となった。
女性は私の姿を見ると、さっきまで襲われていたとは思えない呑気な声が聞こえた。
「えっと、大丈夫?」
一応無事か確認をしてみる。
もし、怪我をしていても私のせいではない。
「えぇ、大丈夫よ。ギルマスも大丈夫ですよね?」
女性は馬車の中にいる人に話しかけた。
「大丈夫よ」
返事が聞こえると、馬車の中から髪の長い女性が出てきた。
「おやおや、私達を助けてくれたのがこんな可愛いお嬢さんだなんて」
ギルマスと呼ばれた女性はふふふと笑いながらこちらへ近づいてきた。
「レイナ、このお嬢さんの名前は?」
「えっと…あれ?この子は候補者ではないです」
「そうなの?では、どこのお嬢さんなのかしら」
名簿のようなものをペラペラとめくるレイナさんをよそにギルマスさんは私に尋ねるように視線を向ける。
「武器の試し切りをしたかっただけだから。結果的に助ける形になっただけ」
私はギルマスさんから目を背けて言った。
「答えになっていませんよ。どこからきたというのは、答えられないのかしら」
う…なかなか鋭い…。
さて、どうしたものか。ゲームであれば選択肢のウィンドウが出るが、それが出ない。
あのメッセージが本当で、ほんとのほんとに異世界なんだとしたら、どう答えるのがいいのか…。
「…思い出せないの」
「思い出せない?」
ここは都合がいいように記憶を無かったことにするのが一番だ。
後から探られることもないと思うし。
「気がついたらここの近くの草原にいたの。私の記憶に残っていたのは戦い方と自分の名前、それから身につけた技術や道具の使い方だけ」
「そうなの…ごめんなさいね。辛いことを聞いて」
「気にしないで、それより襲われていたのに全然焦ってないのはなんで?」
「あぁ、それなら…あなたたち、出てきなさい」
ギルマスさんが呼ぶと周りの木の後ろから剣や杖を持った人が7人ほど出てきた。
私は反射的に刀を構える。
もしかしたら盗賊かもしれない。
「大丈夫よ。実は今、冒険者の試験中でね。この子達はその冒険者候補」
なるほど…じゃあ私試験の邪魔しちゃったんじゃ…。
「気にしなくても大丈夫よ。ゴブリンなんてすぐに集まってくるし、試験は今日1日だけじゃないもの」
それならよかった。試験を中断したせいで不合格者に逆恨みされても困るからね。
「ほら、試験を再開するわよ。あなたたちは当初の予定とおりゴブリンが現れたら討伐。それまでは馬車の近くを隠れながら待機」
冒険者候補達はギルマスさんの指示を聞くとそれぞれ散っていった。
「さて、そういえばまだ自己紹介していなかったわね。私はリズ。近くのサイベルトという街のギルドマスターをしているわ。それでこっちが」
「そのギルドで受付をしています。レイナです」
「えっと…カンナ…です」
なんか久し振りに人と話すと段々と気恥ずかしくなって顔を伏せてしまった。
「まぁ、記憶がないなら行くあてもないでしょう?少し試験に付き合ってくれればサイベルトまで送りましょうか?」
「いいの?」
「いいわよ。ちょうど話し相手が欲しかったの。馬車の中に1人は退屈だもの」
「もう…しっかりと採点してください」
「わかってるわよ」
レイナさんがため息をつきながら言うと、リズさんがわかったのかわかってないのか「はいはい」といって私の手を引っ張って馬車へ乗り込む。
馬車の中はイメージ通りの内装で、対面で座るような形で私はリズさんの前に座る。
「それじゃ、試験再開よーレイナ、よろしくね」
「もーわかりましたよ」
レイナさんがまた御者として馬車を動かし始めた。
それにしても、よくよく見るとリズさんは美人さんだ。
長い金髪に整った顔立ち、それに…大きいものをお持ちだ。何歳なんだろう。
それに、レイナさんも可愛い顔立ちの人だ。
私の視線に気がついたのかリズさんは微笑む。笑うとさらに美人さんだ。
「カンナちゃんはこの後どうするか決めているのかしら?」
「この後?」
「街に帰ってからよ」
「うーん…特に決めてない…そもそも行くあてもない…」
「それじゃ、私に雇われない?」
「え?」
雇うって…話からすると冒険者を斡旋しているギルドのマスターなのだから護衛に不自由はしていないだろう。
「今、うちの冒険者ギルドはちょっと人手不足でね。実力がある人は是非とも欲しいのよ。さっきのゴブリンとの戦闘は見事だったわ。ランク3ってところね」
「ランク?」
「冒険者にはランクがあってね、1から始まって9まであるわ。そのランクに応じて受ける依頼も難易度と報酬も変わるわ。どうかしら?今なら私の推薦でちょっとした試験でランク2から始められるわよ?」
うーん…どうなんだろう。この世界の冒険者という立場がどう言うものかわからないからなんとも言えない。
「ちなみに街へ入るには身分証が必要だけど、冒険者になれば身分証代わりになるライセンスを発行してあげられるわよ?」
あ、それはちょっと欲しいかも。
ん?でも待てよ。身分証がないと入れない…ということは。
「断ったら私、街へ入れないの?」
「そう言うことになるわね」
笑顔で答えるリズさん。
この人、絶対意地悪な人だ…。
「もう、ギルマス意地悪ですよ。大丈夫よ、もしカンナちゃんが断っても身分証を持っている誰かが保証人として一緒なら街へは入れるから、そこの意地悪ギルマスが身分証を出さなくても私が保証人になってあげるから」
御者の席からレイナさんが言う。
やっぱり意地悪な人だった。レイナさんは見た目通り優しい人だったから、今度からレイナさんを頼りにしよう。
「もーなんでバラしちゃうのよー」
「そんなこと言われても、ギルマスが女の子を騙して冒険者にしたなんて広まったら信用問題になりますよ」
レイナさんの言葉にぶーぶーと文句をいうリズさん。
しばらくして、外からなにかの鳴き声が聞こえてきた。
外の様子を隙間から覗くとゴブリンが5匹ほど現れた。
そして、冒険者候補達も出てきて戦闘が始まる。
流石に候補者というだけあって、動きがぎこちない。
剣士は動きが遅く、魔法使いの魔法は小さくて致命傷にならない。
「他の人の動きはどう?」
「んーあの人とあの人はちょっとダメだと思う」
私は1番前に立っている剣士とその後ろにいる盾を持っている人を指差す。
「あら、どうして?」
「前の剣士の人は前に出すぎてる。あの距離じゃ魔法使いの人が苦労する。あの盾の人はむしろ剣士より前に出なきゃダメ。でも後ろにいる女のほうの魔法使いの子はいいと思う」
魔法の規模は小さいにしても、女性の魔法使いは剣士の横から近づこうとするゴブリンに牽制するように魔法を放っている。
私はゲームをしているときは基本的にソロなのでよくわからないが、パーティなのだから協力が必要ではないだろうか。
「なるほどね。たしかにそれも一理あるわ。でもあの子達にそこまでを求めるのは少し厳しいわね。それにしてもカンナちゃんは小さいのに戦闘の基本がわかっているのね」
「子ども扱いしないで。私はもう16よ」
「え!?」
リズさんがけっこう本気で驚いているようだった。
そんなに私は子供っぽいキャラメイクはしていない。
にしてもなんでそんなに驚いているのかが気になる。
「リズさん。鏡とか持ってない?」
「え?えぇ、あるわよ」
リズさんが手鏡を私に渡す。
「な…」
鏡に映るのは私が作ったキャラではなく、間違いなく私の顔だった。しかも10歳くらいの時の。
10歳…?どこかで…あ。
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[あなたはもし、好きな年齢になれるなら何歳がいいですか?」
なにこの質問。そうね…まぁ、10歳くらいかしら。なんとなく。
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あの質問かぁ!
そりゃ驚くしおかしいよね!だって10歳の女の子がゴブリン5体を瞬殺して、16歳だっていうんだもん!
「え、えっと…カンナちゃん大丈夫?」
「は、はい…ありがと」
私は鏡を返して椅子に座った。
くそぅ…これじゃまるで私がコスプレしてるみたいじゃない…。
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