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2章:学園生活
他の組から見た1組
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私が部屋に帰るとベッドにはまだルナちゃんが横になっていて、ハナちゃんとレインの姿はなかった。
とりあえず私は自分のベッドの上に腰を下ろして、もう一度手鏡で自分の顔を見る。
普段見てる自分の姿とは違うので、客観的に見れている気がする。
たしかに目元とかママに似てるかも…。でも口元はパパかな…。
しばらく自分の顔を観察しているとドアがノックされた。
「ひゃっ…」
私は自分の顔に夢中だったのもあり、急なノックで驚いてベッドに手鏡を落としてしまった。
床じゃなくてよかった…。
「リンー朝食持ってきたわよー」
「さぁ!リンちゃん!観念してこの扉を開けるにゃ!」
「あなたは少し黙っててください」
ハナちゃんとレインの他にクレアちゃんの声が聞こえ、私は扉を開ける。
ハナちゃんとレインはおぼんを持っており、そこにはパンとジャムとまだあったかいミルクが乗っていた。
「リン、制服似合ってるわね」
「ほんとに…?」
「はい、とっても素敵だと思います」
「リンちゃん可愛いにゃー!」
そう言ってクレアちゃんが私に抱きついてくる。
「ちょっとクレア!リンがご飯食べれないでしょ!」
そう言ってハナちゃんがクレアちゃんをズルズルと引き剥がした。
その隙に私はベッドに座って持ってきてくれた朝食を食べる。
「それより、これからどうします?そこの自称科学者が目を覚まさないと薬の効果時間なんかも聞けませんし…」
「そうね…まぁ、そのうち戻るんじゃないかしら?さすがに明日も学校なのに効果の長い薬を飲ませるほどルナは馬鹿じゃないでしょう?」
「それもそうですね…」
引き剥がされたクレアちゃんがガバっと起き上がって私に寄ってきた。
「あ、馬鹿で思いついたにゃ!男子寮に行って、この姿をクロくんとゴウに見せてやるにゃ!」
「えぇ…男子寮…?嫌な予感しかしないんだけど」
「たしかに…リン様ほど美しい人にハイエナのような者が寄ってきても困りますし…」
「にゃにゃー?まさかリンちゃんの一番の友達と騎士様は、リンちゃんをそんなハイエナ達から守ってあげられる自信もないのかにゃー?」
クレアちゃんがニヤニヤと2人を煽るような口調で言う。
そんなわかりやすい挑発に2人が引っかかるとも思えないけど…。
「はぁ!?そんなわけないじゃない!そんなやつが寄ってきたら私の正拳でぶっとばしてあげるわよ!」
「リン様の騎士として、そんな者達に遅れをとるわけないでしょう?なんですか?なめてるんですか?」
なんだろう…嬉しいような、私の信用を返してほしいような微妙な気持ち。
「リン!食器返したら男子寮に行くわよ!リンの可愛い姿を男共に見せつけて、寄ってきたやつをぶっとばすわ!」
「私も、そんなハイエナ共は切り刻んで池の魚の餌にしてあげます」
「2人とも…主旨が…ズレてる…」
(これは面白くなってきたにゃー!)
2人が燃え上がっている中、イタズラを企てるような悪い笑みを作るクレアちゃんを見て、私は1つため息をついて残りのパンを口に入れた。
私達は食器を食堂に返して男子寮にきていた。
「さぁ、来るなら来なさいハイエナ共め」
「半径1mに入った瞬間、細切れです」
「2人とも…怖い…」
とりあえず私達は男子寮の寮長さんに友人に用があると伝えて男子寮の中へ入った。
ちなみにクロくんとゴウくんは一緒の部屋らしい。
2人の部屋へ向かっている最中に男の人達が私をすごく見ていたけど、ハナちゃんとレインを見たとたんに目をそらしていた。
やっと2人の部屋に到着して、私は扉をノックした。
ちなみに他のみんなは離れたところでクロくん達の反応を見ると言って、遠くからこちらを見ていた。
「はい」
クロくんの返事が聞こえて扉が開いた。
しかし、出てきたクロくんが明らかに戸惑っていた。
「えっと…誰でしょうか?」
「まぁ…そうだよ…ね」
「え?その話し方、リンか?」
「みんなして…話し方で…判断しない…で」
「クロー誰がきたんだ?って誰だその姉ちゃん」
後ろからゴウくんが出たがクロくんと似たような反応をしていた。
「もうちょっとおもしろい反応をしろにゃー!!」
「グヘッ!?」
そう叫びながらクレアちゃんが走ってきてゴウくんを殴り飛ばした。
「まぁ、そう言う反応しか取れないわよね…」
ハナちゃんとレインも出てきて、みんなでとりあえず部屋の中に入りネタばらし。
「なるほどな…それで、そのルナはどうしたんだ?」
「たぶん…まだ…ベッドの上…」
「あぁ…そうか…」
クロくんはなんとも言えない表情をしてそれ以上は聞こうとしなかった。
「それでそれで!男の子の2人からしてリンちゃんはどうにゃ?可愛いにゃ?」
クレアちゃんの質問で何故か逆に私の方が緊張してしまう。
「まぁ…綺麗なんじゃないか?よくわかんないが」
「胸はほとんど変わんな…ぐふっ」
ゴウくんの感想がよく聞こえなかったが、言い終わる前にハナちゃんの神速の拳に飛ばされて壁にめり込んだ。
「リンはこれでいいのよ!」
「まったくです。リン様らしいお姿が一番です」
「……?」
「あの2人はリンちゃんならなんでもいいんにゃ…」
「クレア、何か言った?」
「なんでもないにゃー」
その後はみんなでしばらく話をして、私達は女子寮に戻ることにした。
「まったく…あの男どもはリンの魅力を全然わかってないわ!」
「その通りですね。この美しさの前に押し倒してもいいものです」
「それほんとにすると2人はどうするにゃ?」
「「……消す」」
「あの2人は命拾いしたんにゃー」
3人が話してる中で、私は何やら揉めているような声が聞こえ足を止めた。
「リン?どうしたの?」
「んー…ちょっと3人とも…先に行ってて」
「あ、リン!」
私はその声の方へ行くと何やら男の子3人が1人をいじめているようだった。
「お前のせいで俺ら2組がなめられんだろ!」
「お前みたいなやつはさっさと3組に落ちろよな」
なんだろう…私は全然関係ないことだけど…こういう場面は見ていて気分のいいものじゃない…。
「あなた達…」
私はたまらずその3人を止めに入る。
するとその3人はいじめを見られてバツが悪くなったのか少したじろいだが、リーダーのような少年が前に出た。
「な、なんだよあんた。ここは男子寮だぞ。女はさっさと出ていけよな」
「寮長さんの…許可は…もらってる…。それより…恥ずかしく…ないの?そんなこと…して」
「はぁ?あんたには関係ないだろ?高等部の人が口を出すなよ」
あ…そっか…。私、今16歳なんだった…。
「あなた達…さっき2組って…言ってたよね…?」
「それがなんだよ?」
「そんなことしてるから…1組に…なれないんじゃない?」
「はぁ?ケンカ売ってんのか?」
「1組の…人は…上の人しか見てない…よ?あなた達…1学年…よね?1組のトップの…リンちゃんは…少なくとも…そんなくだらない…ことしない…」
ここは話がややこしくなるから小さい私とは別人ということにしておく。
「トップになるようなヤツらとは俺らみたいなのは生まれもったセンスが違うんだよ。そういうやつらは俺らみたいなのは眼中にもないから上しか見ない。自分より下のヤツらのことなんとも思ってないからな」
「そんなこと…ない」
「そうに決まってるだろ?1組のヤツらは自分のセンスだけで努力せずトップに立てる天才しかいないんだからな」
「そんなことない!」
私の大声に3人はビクっと少し驚いたようだった。かく言う私も自分の声にびっくりしたけど…。
「たしかに…才能は…あるかもしれないけど…でも…努力してない人なんて…いない!」
「それでも…下のヤツを見下すヤツだっていんだろ…」
「いるかもしれないけど…でも…こんな大人数で…1人を責めるような…ことしない…。ゴウくんは…勝てないってわかってても…まっすぐ勝負をする…。クロくんは…知らないところで…努力をしてる…レインも…ハナちゃんもルナちゃんも…みんなみんな頑張ってる…。上を見て…あんな風になれないなんて…いう人いない」
私は何を言ってるんだろう…。ただイジメを止めたいだけだったのに、なんでこんなこと…。
「ちっ…お前ら、行くぞ…」
そう言ってそのリーダーの子と他の2人もどこかへ歩いて行った。
とりあえず私は自分のベッドの上に腰を下ろして、もう一度手鏡で自分の顔を見る。
普段見てる自分の姿とは違うので、客観的に見れている気がする。
たしかに目元とかママに似てるかも…。でも口元はパパかな…。
しばらく自分の顔を観察しているとドアがノックされた。
「ひゃっ…」
私は自分の顔に夢中だったのもあり、急なノックで驚いてベッドに手鏡を落としてしまった。
床じゃなくてよかった…。
「リンー朝食持ってきたわよー」
「さぁ!リンちゃん!観念してこの扉を開けるにゃ!」
「あなたは少し黙っててください」
ハナちゃんとレインの他にクレアちゃんの声が聞こえ、私は扉を開ける。
ハナちゃんとレインはおぼんを持っており、そこにはパンとジャムとまだあったかいミルクが乗っていた。
「リン、制服似合ってるわね」
「ほんとに…?」
「はい、とっても素敵だと思います」
「リンちゃん可愛いにゃー!」
そう言ってクレアちゃんが私に抱きついてくる。
「ちょっとクレア!リンがご飯食べれないでしょ!」
そう言ってハナちゃんがクレアちゃんをズルズルと引き剥がした。
その隙に私はベッドに座って持ってきてくれた朝食を食べる。
「それより、これからどうします?そこの自称科学者が目を覚まさないと薬の効果時間なんかも聞けませんし…」
「そうね…まぁ、そのうち戻るんじゃないかしら?さすがに明日も学校なのに効果の長い薬を飲ませるほどルナは馬鹿じゃないでしょう?」
「それもそうですね…」
引き剥がされたクレアちゃんがガバっと起き上がって私に寄ってきた。
「あ、馬鹿で思いついたにゃ!男子寮に行って、この姿をクロくんとゴウに見せてやるにゃ!」
「えぇ…男子寮…?嫌な予感しかしないんだけど」
「たしかに…リン様ほど美しい人にハイエナのような者が寄ってきても困りますし…」
「にゃにゃー?まさかリンちゃんの一番の友達と騎士様は、リンちゃんをそんなハイエナ達から守ってあげられる自信もないのかにゃー?」
クレアちゃんがニヤニヤと2人を煽るような口調で言う。
そんなわかりやすい挑発に2人が引っかかるとも思えないけど…。
「はぁ!?そんなわけないじゃない!そんなやつが寄ってきたら私の正拳でぶっとばしてあげるわよ!」
「リン様の騎士として、そんな者達に遅れをとるわけないでしょう?なんですか?なめてるんですか?」
なんだろう…嬉しいような、私の信用を返してほしいような微妙な気持ち。
「リン!食器返したら男子寮に行くわよ!リンの可愛い姿を男共に見せつけて、寄ってきたやつをぶっとばすわ!」
「私も、そんなハイエナ共は切り刻んで池の魚の餌にしてあげます」
「2人とも…主旨が…ズレてる…」
(これは面白くなってきたにゃー!)
2人が燃え上がっている中、イタズラを企てるような悪い笑みを作るクレアちゃんを見て、私は1つため息をついて残りのパンを口に入れた。
私達は食器を食堂に返して男子寮にきていた。
「さぁ、来るなら来なさいハイエナ共め」
「半径1mに入った瞬間、細切れです」
「2人とも…怖い…」
とりあえず私達は男子寮の寮長さんに友人に用があると伝えて男子寮の中へ入った。
ちなみにクロくんとゴウくんは一緒の部屋らしい。
2人の部屋へ向かっている最中に男の人達が私をすごく見ていたけど、ハナちゃんとレインを見たとたんに目をそらしていた。
やっと2人の部屋に到着して、私は扉をノックした。
ちなみに他のみんなは離れたところでクロくん達の反応を見ると言って、遠くからこちらを見ていた。
「はい」
クロくんの返事が聞こえて扉が開いた。
しかし、出てきたクロくんが明らかに戸惑っていた。
「えっと…誰でしょうか?」
「まぁ…そうだよ…ね」
「え?その話し方、リンか?」
「みんなして…話し方で…判断しない…で」
「クロー誰がきたんだ?って誰だその姉ちゃん」
後ろからゴウくんが出たがクロくんと似たような反応をしていた。
「もうちょっとおもしろい反応をしろにゃー!!」
「グヘッ!?」
そう叫びながらクレアちゃんが走ってきてゴウくんを殴り飛ばした。
「まぁ、そう言う反応しか取れないわよね…」
ハナちゃんとレインも出てきて、みんなでとりあえず部屋の中に入りネタばらし。
「なるほどな…それで、そのルナはどうしたんだ?」
「たぶん…まだ…ベッドの上…」
「あぁ…そうか…」
クロくんはなんとも言えない表情をしてそれ以上は聞こうとしなかった。
「それでそれで!男の子の2人からしてリンちゃんはどうにゃ?可愛いにゃ?」
クレアちゃんの質問で何故か逆に私の方が緊張してしまう。
「まぁ…綺麗なんじゃないか?よくわかんないが」
「胸はほとんど変わんな…ぐふっ」
ゴウくんの感想がよく聞こえなかったが、言い終わる前にハナちゃんの神速の拳に飛ばされて壁にめり込んだ。
「リンはこれでいいのよ!」
「まったくです。リン様らしいお姿が一番です」
「……?」
「あの2人はリンちゃんならなんでもいいんにゃ…」
「クレア、何か言った?」
「なんでもないにゃー」
その後はみんなでしばらく話をして、私達は女子寮に戻ることにした。
「まったく…あの男どもはリンの魅力を全然わかってないわ!」
「その通りですね。この美しさの前に押し倒してもいいものです」
「それほんとにすると2人はどうするにゃ?」
「「……消す」」
「あの2人は命拾いしたんにゃー」
3人が話してる中で、私は何やら揉めているような声が聞こえ足を止めた。
「リン?どうしたの?」
「んー…ちょっと3人とも…先に行ってて」
「あ、リン!」
私はその声の方へ行くと何やら男の子3人が1人をいじめているようだった。
「お前のせいで俺ら2組がなめられんだろ!」
「お前みたいなやつはさっさと3組に落ちろよな」
なんだろう…私は全然関係ないことだけど…こういう場面は見ていて気分のいいものじゃない…。
「あなた達…」
私はたまらずその3人を止めに入る。
するとその3人はいじめを見られてバツが悪くなったのか少したじろいだが、リーダーのような少年が前に出た。
「な、なんだよあんた。ここは男子寮だぞ。女はさっさと出ていけよな」
「寮長さんの…許可は…もらってる…。それより…恥ずかしく…ないの?そんなこと…して」
「はぁ?あんたには関係ないだろ?高等部の人が口を出すなよ」
あ…そっか…。私、今16歳なんだった…。
「あなた達…さっき2組って…言ってたよね…?」
「それがなんだよ?」
「そんなことしてるから…1組に…なれないんじゃない?」
「はぁ?ケンカ売ってんのか?」
「1組の…人は…上の人しか見てない…よ?あなた達…1学年…よね?1組のトップの…リンちゃんは…少なくとも…そんなくだらない…ことしない…」
ここは話がややこしくなるから小さい私とは別人ということにしておく。
「トップになるようなヤツらとは俺らみたいなのは生まれもったセンスが違うんだよ。そういうやつらは俺らみたいなのは眼中にもないから上しか見ない。自分より下のヤツらのことなんとも思ってないからな」
「そんなこと…ない」
「そうに決まってるだろ?1組のヤツらは自分のセンスだけで努力せずトップに立てる天才しかいないんだからな」
「そんなことない!」
私の大声に3人はビクっと少し驚いたようだった。かく言う私も自分の声にびっくりしたけど…。
「たしかに…才能は…あるかもしれないけど…でも…努力してない人なんて…いない!」
「それでも…下のヤツを見下すヤツだっていんだろ…」
「いるかもしれないけど…でも…こんな大人数で…1人を責めるような…ことしない…。ゴウくんは…勝てないってわかってても…まっすぐ勝負をする…。クロくんは…知らないところで…努力をしてる…レインも…ハナちゃんもルナちゃんも…みんなみんな頑張ってる…。上を見て…あんな風になれないなんて…いう人いない」
私は何を言ってるんだろう…。ただイジメを止めたいだけだったのに、なんでこんなこと…。
「ちっ…お前ら、行くぞ…」
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