143 / 424
眩暈する秋涼編
新発田城(日本100名城 No.31)
しおりを挟む
翌朝、いつもより少し遅い7時起き。
その後、駅近くのドトールで朝食セットを皆で食べて、新潟から移動を開始する。今日の目的地は、新発田《しばた》城。最寄り駅は新発田駅。
昨日通ったルートを一旦逆戻りする形になるが、“秋の乗り放題きっぷ”なので、それを利用すれば追加料金は無し。
新潟~新発田間は9駅、約30分と少し。
新発田駅からは、循環バスの“おやゆびひめ号”に乗って新発田城址公園停留所まで。新発田城は平地にあるので楽チンだ。ありがたい。
新発田城は、溝口秀勝が1598年に築城。
城の門の前に赤穂浪士で有名な堀部安兵衛の像が立っていた。彼は新発田出身という事らしい。
お堀に架かる橋を渡って表門をくぐる。
近年、三階櫓と辰巳櫓が復元されている。辰巳櫓の中は見学できるようになっており、当時の新発田城の復元模型などが展示してあった。
敷地の多くが陸上自衛隊の駐屯地(新発田駐屯地)となっている。辰巳櫓の出入り口あたりから、駐屯地の中が見えた。ジープ? 装甲車? が、たくさん並んでいるのが見えた。
自衛隊と言えばふと、生徒会に届いた怪文書を思い出した。
それには、F14=戦闘機? について書いてあるようだったな、確か。
しかし、その場で考えても、怪文書の謎は簡単に解けそうにないので、考えるのを止めた。
僕らは新発田城を堪能したので、ここを後にする。
新発田城址公園停留所からの帰りも、循環バスの“いっすんぼうし号”に乗って新発田駅まで。
ここからは乗り継ぎで新発田~新潟~長岡~水上~高崎~赤羽と乗り継いで最後の池袋まで。8時間以上かかかった。
電車の移動中に羽柴部長に彼のツイッターのアカウント聞いて、そのつぶやきを見た。
つぶやきを少し遡って学園祭の頃のものを見ると、僕が主役をやった“白雪姫”の写真も上がっていた。やはり僕の事もつぶやいていたか。
写真は小さくてわかりにくいが、見る人が見れば僕とすぐにわかるだろう。いやはや。
さらに遡って、生徒会長選挙の頃のつぶやきを見る。
やはり、エロマンガ伯爵の件が書いてあった。
名前こそ出してはいないが、“1年B組の歴史研究部員”とあって、これは実名書いてあるのとほとんど変わらない。校内にすぐ広まるわけだ。
読んでいて、ちょっと腹が立ってきたので、読むのを止めた。
そうこうしているうちに、長い旅が終わり池袋に到着。そこで解散して今回の旅は終了。
皆、疲労困憊だ。特に長旅に慣れていない新聞部の二人は、特にキツそうにしていた。多分、もう二度と歴史研の城巡りには付いてこないだろう。
=========================
新発田城の情報
https://shibata-info.jp/archives/sightseeing/%E6%96%B0%E7%99%BA%E7%94%B0%E5%9F%8E%EF%BC%88%E5%9B%BD%E6%8C%87%E5%AE%9A%E9%87%8D%E8%A6%81%E6%96%87%E5%8C%96%E8%B2%A1%EF%BC%89
その後、駅近くのドトールで朝食セットを皆で食べて、新潟から移動を開始する。今日の目的地は、新発田《しばた》城。最寄り駅は新発田駅。
昨日通ったルートを一旦逆戻りする形になるが、“秋の乗り放題きっぷ”なので、それを利用すれば追加料金は無し。
新潟~新発田間は9駅、約30分と少し。
新発田駅からは、循環バスの“おやゆびひめ号”に乗って新発田城址公園停留所まで。新発田城は平地にあるので楽チンだ。ありがたい。
新発田城は、溝口秀勝が1598年に築城。
城の門の前に赤穂浪士で有名な堀部安兵衛の像が立っていた。彼は新発田出身という事らしい。
お堀に架かる橋を渡って表門をくぐる。
近年、三階櫓と辰巳櫓が復元されている。辰巳櫓の中は見学できるようになっており、当時の新発田城の復元模型などが展示してあった。
敷地の多くが陸上自衛隊の駐屯地(新発田駐屯地)となっている。辰巳櫓の出入り口あたりから、駐屯地の中が見えた。ジープ? 装甲車? が、たくさん並んでいるのが見えた。
自衛隊と言えばふと、生徒会に届いた怪文書を思い出した。
それには、F14=戦闘機? について書いてあるようだったな、確か。
しかし、その場で考えても、怪文書の謎は簡単に解けそうにないので、考えるのを止めた。
僕らは新発田城を堪能したので、ここを後にする。
新発田城址公園停留所からの帰りも、循環バスの“いっすんぼうし号”に乗って新発田駅まで。
ここからは乗り継ぎで新発田~新潟~長岡~水上~高崎~赤羽と乗り継いで最後の池袋まで。8時間以上かかかった。
電車の移動中に羽柴部長に彼のツイッターのアカウント聞いて、そのつぶやきを見た。
つぶやきを少し遡って学園祭の頃のものを見ると、僕が主役をやった“白雪姫”の写真も上がっていた。やはり僕の事もつぶやいていたか。
写真は小さくてわかりにくいが、見る人が見れば僕とすぐにわかるだろう。いやはや。
さらに遡って、生徒会長選挙の頃のつぶやきを見る。
やはり、エロマンガ伯爵の件が書いてあった。
名前こそ出してはいないが、“1年B組の歴史研究部員”とあって、これは実名書いてあるのとほとんど変わらない。校内にすぐ広まるわけだ。
読んでいて、ちょっと腹が立ってきたので、読むのを止めた。
そうこうしているうちに、長い旅が終わり池袋に到着。そこで解散して今回の旅は終了。
皆、疲労困憊だ。特に長旅に慣れていない新聞部の二人は、特にキツそうにしていた。多分、もう二度と歴史研の城巡りには付いてこないだろう。
=========================
新発田城の情報
https://shibata-info.jp/archives/sightseeing/%E6%96%B0%E7%99%BA%E7%94%B0%E5%9F%8E%EF%BC%88%E5%9B%BD%E6%8C%87%E5%AE%9A%E9%87%8D%E8%A6%81%E6%96%87%E5%8C%96%E8%B2%A1%EF%BC%89
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる