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放浪編

13話 狂乱に狂う町

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ルート町のレストランではコスプレ会場のように写真撮影に勤しんでいた

エクスラ
「あいつら何なの?」

デデリオン
「さぁ?」


「なんだお前ら、EDか?それともホモっすか?(笑)」

流石に脈が切れたエクスラはそのまま拳特化にしてテーブルを叩きテーブルをぶっ壊す


「ひぃっ!怖いよおラブゼリカちゃあああん!!」

客は怖がってラブゼリカの尻に隠れる
ラブゼリカは怖がって後ろに隠れた客の頭を撫でる

ラブゼリカ
「おうおう怖かったな でも大丈夫だからな
俺が守ってやっから!俺の尻に隠れてろ!」

ラブゼリカは戦闘態勢に入る
エクスラも戦闘態勢に入ろうとするがデデリオンに止められる

戦闘態勢に入らないエクスラに痺れを切らしたラブゼリカが向かおうとしたその時

「うわあああああああ!」

と人の悲鳴が二人がびっくりするが
他はそうでもなかった


「またみたいだねラブゼリカちゃん」
「最近ほんと物騒だねー」
「この前はいきなり100人が自殺と殺人起きたからねー」
「犯人は精神に異常でも来しているのかね」

聞いた話では、
殺人、自殺など色々事件が起きているらしい
しかし完全犯罪のように証拠が出ない
自らやったように見えているが、やった本人には意識が無かったらしい

エクスラ
「兵器くせえな」

エクスラはそのまま町を出歩く



町を出歩き、絶叫した方向へと向かう
聴覚特化で、絶叫と発狂していた者の方へと向かった

「俺は何もしてねぇんだよおおお!」
「けどねー それじゃ証明にはならんでしょ」

そこには逮捕されていて弁明している会話があった
そこには包丁でめった刺しにされて、
頭の骨と皮膚以外全て抉り取られていて
それを灰皿代わりにタバコの吸い殻があった

身体はその辺に放置されていた
血生臭さだけが蔓延っている

一般人は全く関与していない光景で通りがかっただけで吐く者もいた

エクスラ
「意識が無いって本当なの?」

「無いです 何も覚えてないんですぅ」

エクスラは抱き着きそうになったのを回避する
血が付いても犯人と間違われるだけだからだ
可愛そうだとは思ったが、このままの状態を逃してはならないと思った

エクスラ
「すまねぇ 俺はあんたの力にはなれねぇ
けども、俺が真犯人をとっつかまえてやるよ
犯人は兵器者だろう」

それだけ残してエクスラはジャンピングして上空に飛ぶ



エクスラは脚力特化で上空へと飛んでから
瞬時に聴覚特化で耳を音だけに預ける

「うわあああああああ!」

絶叫が聞こえる
しかしエクスラはそれを拒否

エクスラ
(ちげぇよ…それじゃねぇよ…それじゃおせぇんだ…)

エクスラはある一つの答えを示していた
そして、金属音が聞こえた

エクスラ
「これが最大の瞬間だ…!」

エクスラは上空から降りて直ぐに、脚力特化で全速力で向かう



「やめてくれ!」
「………」
「お、おれがなにしたんだよ!」

エクスラが向かった所では
今まさに意識の無い人間が人を殺そうとしていた瞬間だった

エクスラはそのまま握力特化で凶器を持った腕を締め上げる
そして力を無くした手から落ちる凶器を直ぐにどこかへ蹴り飛ばす

「ありがとうございます!」

助かった人間に礼を言われる
そして意識の無かった人間が意識を取り戻す

エクスラ
「おい何があったんだ」

「それは…その、覚えてないんですよ
突然凶器が見えたなと思ったら、今に至るので」




エクスラは考えてはみたものの何も浮かばなかったので
とりあえず全てを聴覚特化して止めるループを繰り返した

8時間は経過しただろうか

エクスラ
「8時間もやってはみたものの…まるで現さねぇな」

エクスラは声帯特化で大声を出す

エクスラ
「いるなら出てこーい!兵器野郎!」

デビル
「やれやれ、仕方ない人間だなぁ」

そこに現れたのは悪魔デビル

エクスラ
「今すぐ止めろ」

デビル
「僕がやってる訳じゃないんだ
僕はゲームソフト兵器だからプレイヤーがいるよ
プレイヤーは自宅マンションから操作してるんだ

そして僕のプレイヤーのライフは残り1つ
これまで1か月毎日24回の合計720回も人を殺してきて
正気ではいられなくなったプレイヤーが
残り1つとなったライフが無くなりそうな場合

果たしてどんな行為をするのか
いやー、楽しみだねー♪」

エクスラ
「こいつ…くるってやがる…!」

デビル
「けども僕がやった訳じゃなくてプレイヤーがやったんだ

じゃあ期待してるよ、透さん♪」

デビルは消えていった
エクスラは全力でこの戦いに挑むこととなる
プレイヤーである彼の寿命は残り1時間しか無いのだから
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