6 / 6
『魔法隊サイド』
3話 この中に裏切者がいる
しおりを挟む
『この中に裏切者がいる』
思わずスフィアはハッとした
しかし瞬間で制御した
魔法隊としての訓練をしていたので助かった
「拷問魔法の対象にされる生徒が幾らかいた
拒否はするものの攻撃魔法で捻じ伏せられる」
拷問魔法って人体実験みたいな事されるんだろ?
地獄みたいになっても悪い事をする者もいるのだな
俺達には分からないな 既にここが地獄みたいなものだからな
スフィアはそれは同意的だった
何故ならスパルタ魔法学園は死に物狂いの授業訓練だからだ
そもそも魔法訓練中に死ぬ者が続出しても
それを栄養源とする魔法生物が地中からやってきて食う習性があるくらいだ
「ここは戦時中の船かよ
…ま、魔法戦争はいつ起きてもおかしくはないからな」
「ここいらでは魔法戦争が鳴り止まない
誘惑魔法学園がそういや手玉にとったっけな」
誘惑魔法学園による誘惑で手玉に取られた魔法長老
その魔法長老を使役してしまう事で、完全に乗っ取ったという
「じゃあ次魔法戦争する時は誘惑魔法学園って事でFA?」
「そうだね FAだね」
~魔法学園 室内前~
スフィアは魔法学園にいるクラスメイトを洗い浚い調べていた
それは魔法学園生徒との魔法訓練時にだった
「これも違う」
「これも違うな」
「こいつは似た魔法性質があるが違う」
そうして探した末に見つけていた
その生徒に対してスフィアは設置魔法で確認していた
スフィア
「魔法裁判の否定論を唱える俺からすれば
魔法裁判の調停へ至らせる伏線が必要だ
その調停に至る為の記憶源を使っている」
記憶源が微かに触れていた
それは幾つもの記憶体験と共にやってきた
魔法裁判で繰り出されている裁判そしてその元凶を作る魔法隊
スフィア
「これらの魔法隊の隊長を務めている
だが…それらが決して消え去る事は無い
魔法戦争の功労者である裏側のスポンサーだからな
奴らも飛んで喜ぶのだろう」
魔法隊長と言うからには武器の一つや二つあるだろう
スフィアは最初から速攻で使える魔法を使用していた
スフィア
「拳に銃撃を詰めた魔法弾を
左右に攻撃 そして設置していた魔法陣を使用」
拳に貯め込まれている魔法源を駆使して
魔法弾と飛ばす 左右に飛ばしているであろう拳をそのままに
魔法陣へとそのまま走ると魔法起動で
スフィアを回転しながら部屋の一面を上り下りする
魔法陣とは見えない魔法源の事なので目印のようなものは付けられる事は無い
スフィア
「設置されてた魔法陣によって
魔法隊長であるアナザーは倒された」
と思えなかった 回転しながら見ているがどこにもその景色は存在しない
確かにこの部屋に入っていったのを目撃したはずだった
しかしそこにいない
スフィア
「トラップか?いや、設置魔法?
霧状の魔法源は見当たらない
では一体いつから?」
何かしらの魔法によって
攻撃される手段前に回避していると推測するスフィア
しかし自身が室内に入る前から直前から知っていたとするならば
どこで設置魔法を仕掛けたのだろうか?
スフィア
「そもそも設置魔法なのか?
いや、観測魔法か?
だとすれば…」
スフィアが考えられたのは
魔法学園生徒の目色だった
色の違う目は魔法源や脳回路によって複雑に違っていた
ただ、そこにもし魔法源を追加していたとすれば
スフィア
「カラコンに追加魔法をしていたのか
だが…その魔法隊員はどこにいるのだ?」
スフィアはアナザーの情報を突き止める前の過去情報を
ロジクト上で展開する
【ロジクト】
≪ロジカル・コネクト・インターフェース
脳型デバイス機器 これによってクラウド情報の交流全てやり取り可能≫
こんな時の為に観測履歴として残してあった
ロジクトには自身の視覚情報を履歴化していた
スフィア
「カラコンに対して魔法源は設置されていない
多分魔法源を別の座標で組み込んであり
そこから魔法を最小限に留めて使用していたんだな」
魔法隊員は恐らく使役魔法による傀儡化されている
傀儡化された魔法隊に勝てるだろうか
スフィアは少しだけ歯ごたえのある焦りを感じていた
スフィア
「まあ…それ以上に俺は魔法裁判を利用していた
その肯定派閥を粉砕する為に入隊したのだからな
しっかりと個人的裁定を行ってやるよ」
カラコンから接続されている別の魔法源の方角へと目指していく
自動的な探索による加速に次ぐ追跡
魔法力をフルに駆使してスフィアは駆けだした
思わずスフィアはハッとした
しかし瞬間で制御した
魔法隊としての訓練をしていたので助かった
「拷問魔法の対象にされる生徒が幾らかいた
拒否はするものの攻撃魔法で捻じ伏せられる」
拷問魔法って人体実験みたいな事されるんだろ?
地獄みたいになっても悪い事をする者もいるのだな
俺達には分からないな 既にここが地獄みたいなものだからな
スフィアはそれは同意的だった
何故ならスパルタ魔法学園は死に物狂いの授業訓練だからだ
そもそも魔法訓練中に死ぬ者が続出しても
それを栄養源とする魔法生物が地中からやってきて食う習性があるくらいだ
「ここは戦時中の船かよ
…ま、魔法戦争はいつ起きてもおかしくはないからな」
「ここいらでは魔法戦争が鳴り止まない
誘惑魔法学園がそういや手玉にとったっけな」
誘惑魔法学園による誘惑で手玉に取られた魔法長老
その魔法長老を使役してしまう事で、完全に乗っ取ったという
「じゃあ次魔法戦争する時は誘惑魔法学園って事でFA?」
「そうだね FAだね」
~魔法学園 室内前~
スフィアは魔法学園にいるクラスメイトを洗い浚い調べていた
それは魔法学園生徒との魔法訓練時にだった
「これも違う」
「これも違うな」
「こいつは似た魔法性質があるが違う」
そうして探した末に見つけていた
その生徒に対してスフィアは設置魔法で確認していた
スフィア
「魔法裁判の否定論を唱える俺からすれば
魔法裁判の調停へ至らせる伏線が必要だ
その調停に至る為の記憶源を使っている」
記憶源が微かに触れていた
それは幾つもの記憶体験と共にやってきた
魔法裁判で繰り出されている裁判そしてその元凶を作る魔法隊
スフィア
「これらの魔法隊の隊長を務めている
だが…それらが決して消え去る事は無い
魔法戦争の功労者である裏側のスポンサーだからな
奴らも飛んで喜ぶのだろう」
魔法隊長と言うからには武器の一つや二つあるだろう
スフィアは最初から速攻で使える魔法を使用していた
スフィア
「拳に銃撃を詰めた魔法弾を
左右に攻撃 そして設置していた魔法陣を使用」
拳に貯め込まれている魔法源を駆使して
魔法弾と飛ばす 左右に飛ばしているであろう拳をそのままに
魔法陣へとそのまま走ると魔法起動で
スフィアを回転しながら部屋の一面を上り下りする
魔法陣とは見えない魔法源の事なので目印のようなものは付けられる事は無い
スフィア
「設置されてた魔法陣によって
魔法隊長であるアナザーは倒された」
と思えなかった 回転しながら見ているがどこにもその景色は存在しない
確かにこの部屋に入っていったのを目撃したはずだった
しかしそこにいない
スフィア
「トラップか?いや、設置魔法?
霧状の魔法源は見当たらない
では一体いつから?」
何かしらの魔法によって
攻撃される手段前に回避していると推測するスフィア
しかし自身が室内に入る前から直前から知っていたとするならば
どこで設置魔法を仕掛けたのだろうか?
スフィア
「そもそも設置魔法なのか?
いや、観測魔法か?
だとすれば…」
スフィアが考えられたのは
魔法学園生徒の目色だった
色の違う目は魔法源や脳回路によって複雑に違っていた
ただ、そこにもし魔法源を追加していたとすれば
スフィア
「カラコンに追加魔法をしていたのか
だが…その魔法隊員はどこにいるのだ?」
スフィアはアナザーの情報を突き止める前の過去情報を
ロジクト上で展開する
【ロジクト】
≪ロジカル・コネクト・インターフェース
脳型デバイス機器 これによってクラウド情報の交流全てやり取り可能≫
こんな時の為に観測履歴として残してあった
ロジクトには自身の視覚情報を履歴化していた
スフィア
「カラコンに対して魔法源は設置されていない
多分魔法源を別の座標で組み込んであり
そこから魔法を最小限に留めて使用していたんだな」
魔法隊員は恐らく使役魔法による傀儡化されている
傀儡化された魔法隊に勝てるだろうか
スフィアは少しだけ歯ごたえのある焦りを感じていた
スフィア
「まあ…それ以上に俺は魔法裁判を利用していた
その肯定派閥を粉砕する為に入隊したのだからな
しっかりと個人的裁定を行ってやるよ」
カラコンから接続されている別の魔法源の方角へと目指していく
自動的な探索による加速に次ぐ追跡
魔法力をフルに駆使してスフィアは駆けだした
0
お気に入りに追加
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
幼女からスタートした侯爵令嬢は騎士団参謀に溺愛される~神獣は私を選んだようです~
桜もふ
恋愛
家族を事故で亡くしたルルナ・エメルロ侯爵令嬢は男爵家である叔父家族に引き取られたが、何をするにも平手打ちやムチ打ち、物を投げつけられる暴力・暴言の【虐待】だ。衣服も与えて貰えず、食事は食べ残しの少ないスープと一欠片のパンだけだった。私の味方はお兄様の従魔であった女神様の眷属の【マロン】だけだが、そのマロンは私の従魔に。
そして5歳になり、スキル鑑定でゴミ以下のスキルだと判断された私は王宮の広間で大勢の貴族連中に笑われ罵倒の嵐の中、男爵家の叔父夫婦に【侯爵家】を乗っ取られ私は、縁切りされ平民へと堕とされた。
頭空っぽアホ第2王子には婚約破棄された挙句に、国王に【無一文】で国外追放を命じられ、放り出された後、頭を打った衝撃で前世(地球)の記憶が蘇り【賢者】【草集め】【特殊想像生成】のスキルを使い国境を目指すが、ある日たどり着いた街で、優しい人達に出会い。ギルマスの養女になり、私が3人組に誘拐された時に神獣のスオウに再開することに! そして、今日も周りのみんなから溺愛されながら、日銭を稼ぐ為に頑張ります!
エメルロ一族には重大な秘密があり……。
そして、隣国の騎士団参謀(元ローバル国の第1王子)との甘々な恋愛は至福のひとときなのです。ギルマス(パパ)に邪魔されながら楽しい日々を過ごします。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる