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輪廻転生編

19話 魔女の出した解答

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~魔女のいる場所~

レース
「魔女!僕は魔女になったぞ!扉を開けろ!」

魔女の声
「それは見習いを志願する声かえ?呆れて物も言えないぞえ」

レースは魔女のいる場所で扉を叩いて志願していた

レース
「こんなに魔女になれたのにどうして…!」

ジェニス
「いや、貴様のそれはどうみても魔女じゃないだろ…」

ジェニスはそのダメージファッション崩れの魔女ルックスを来た筋肉質の男に対して返事をした

レース
「開けろよ!」

レースは拒否されまくって怒って扉を粉砕しようとする

魔女の声
「無駄ぞえ その扉は魔女の魔法で封印されているぞえ」

そんな声もレースの力の前には無意味だった

ジェニス
「レースの力が強すぎて扉が開いたぞ…」

魔女の声
「…」

魔女の声は聞こえなかった さすがにドン引きしていたからだ
レースが魔女のいる場所へとそのまま入っていった



そこに待っていたのは骸骨の白骨体だった
レースは驚愕した

魔女の声
「無駄ぞえ…無駄ぞえ…」

魔女の声は録音機だった
カセットから流れているだけの光景

ジェニス
「ここは呪刑が張ってある
長年、ここはこのままだったらしい」

本当の魔女狩りがあってから、
今までずっと魔女はここで隠れ住んでいた


レース
「魔女は…楽しく無かったのか…?」

ジェニス
「いや、そんな事もないぞ
ほら、見てみろ

楽しんでいる光景もあるだろ?」

紅茶をカップを持っては談笑していたであろう白骨体が横たわって椅子に座ってる
そういう場面が数々存在した

レース
「魔女は死んでいたのに、僕はそれを崇拝していたのか…ずっと」

ジェニス
「それでも、これで魔女狩りは無くならせるだろ
証拠になる」



レース
「僕らは魔女狩りをしていたんだ…
魔女を狩っていたんだ…人間を…僕らを…!」

笑いながらレースはそのまま町へと戻る

ジェニス
「まずいな…魔女狩りをしていたのが自分達で
魔女自身も自分達だったからな…

悪魔は人間自身と考えて今度は人間狩りを始めるようだ」

ジェニスは魔女らしく終わらせる為に
魔女の空間の呪刑を吸収して力を得た

ジェニスは魔女の衣装に着替えて町へと繰り出した



~町~

町ではレースによる人間狩りが始まっていた

レース
「悪魔である魔女は殺さなければならないな

あははははは!」

人間狩りをする悪魔となっていた
悪魔だと思う人間を肉体言語で殺しまくる

レース
「魔女の魔法は肉体で塗り固められたこの体
悪魔は魔女が制裁を下す!」

ジェニスは呆れた
魔女の箒に乗って登場していた

ジェニス
「貴様は魔女と名乗ってはいたが、魔女を崇拝していた一人のファンだった
しかしそのファンは魔女が死んでいた事で発狂

呪刑の魔女崇拝の結晶が強すぎて貴様は悪魔と化しているぞ」

レースは聞きながらも
人間の腸を抉りだして
人間の骸骨をゴリゴリと噛みついていた

ジェニス
「今、貴様が噛みついているのは何だ?」

レース
「え?魔女だろ?」

魔女狩りを楽しんでいる最中という奴だ

ジェニス
「狂気となった悪魔よ
魔女の魔法によって浄化されよ」

ジェニスは魔女らしく
カボチャをバックにして火炎を放った
火炎はレースの身体に巻き付いて

身体を焼き尽くしていく
巻き付いた火炎によって皮膚が爛れてそのまま皮膚が無くなっていき骸骨となっていく

ジェニス
「愚かな呪刑者よ…我の幻想箱庭で理想を過ごすが良い」



ジェニスはその時に直後に理解した

ジェニス
「核爆弾を発射したな」

ジェニスはそのまま核爆弾の衝撃の被害にあった
そこで人々は死んでいった

伯爵の単なる気まぐれで作られていた模型品であったはずが
それは核を搭載していた爆弾だった
そうとも知らずに、伯爵はコレクションのように毎日見とれていた

その隙に他の国に移住した作成者は
その日を待ち構えていた
その日こそが魔女狩りで混乱していた国の終わりであった

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