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10話 世界命運(デスティニア)ルート
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世界の命運がそこでは歯車のように旋律していた
楽譜に彩られたページを掴むように周り巡っている
ギア
「旋律を狂わせたのは君かね?」
エース
「そうだ」
空中バイクのままギアへと向かって右ストレートを殴りつける
ギアは吹っ飛んだ
エース
「感触が…ねぇ…」
感触が無かった
ギアはそのまま動き治す
エース
「何でお前怪我一つしてねぇんだ」
ギアは何一つとして怪我をしていない
右ストレートの損傷すら無い
ギア
「世界命運の作り手だからね
ノアの箱舟も一つのシナリオとして刻まれている」
ここだ という所は楽譜として完成されていた
そして楽譜も消滅へのモノローグへと
エース
「俺は、俺達は
ただ終わりを迎えたモノローグにだけ向かっていたのか…」
ギア
「そうだ 作り手の僕は世界命運に沿ってるだけに過ぎない
つまり、ぼくは作り手ではあるが
僕自身でどうにか出来る代物では無いのだよ」
世界命運とはあくまで歯車楽譜だ
その歯車楽譜を変える為に必要なものは、
世界命運の在り方を変える為の楽譜だった
エース
「それは…確かにあるかもしれない…」
それは電子ポケット空間の全てが詰まったものだ
それをぶつける事で世界は変えられる
ギア
「それには君らの仲間が犠牲になるのだが…それはいいのかい?」
電子ポケット空間
「大丈夫」
「元々電子ポケット空間に1000年いたんだ」
「別にもう生きたから 悔いはない」
エース
「世界命運とは
俺にとって希望だ
しかしこれは悲しみだ
嘆くだけの悲しみのモノローグだ
モノローグの無い世界だ」
エースは幻想庭園を起動した
世界命運が書き換えられだす
ギア
「僕もここまでだな
僕の居ない世界で
作り手のいない世界で
世界命運は刻まれるのかな?」
ギアは消失していく
エース
「大丈夫だよ
世界命運は死者区域だったデストピアにこそある
ギアは最後に笑った
電子ポケットの空間は世界命運と同化した
電子ポケット空間
「さらばだ 世界」
「ギアとなった我々は時と共に生きる」
「モノローグの無い世界へと帰るのだ」
エース
「俺はモノローグの無い世界で生きる
希望をデストピアで作り出す」
エースは空中バイクへと乗った
空中バイクとしての機能が無くなる前に乗って加速していった
楽譜に彩られたページを掴むように周り巡っている
ギア
「旋律を狂わせたのは君かね?」
エース
「そうだ」
空中バイクのままギアへと向かって右ストレートを殴りつける
ギアは吹っ飛んだ
エース
「感触が…ねぇ…」
感触が無かった
ギアはそのまま動き治す
エース
「何でお前怪我一つしてねぇんだ」
ギアは何一つとして怪我をしていない
右ストレートの損傷すら無い
ギア
「世界命運の作り手だからね
ノアの箱舟も一つのシナリオとして刻まれている」
ここだ という所は楽譜として完成されていた
そして楽譜も消滅へのモノローグへと
エース
「俺は、俺達は
ただ終わりを迎えたモノローグにだけ向かっていたのか…」
ギア
「そうだ 作り手の僕は世界命運に沿ってるだけに過ぎない
つまり、ぼくは作り手ではあるが
僕自身でどうにか出来る代物では無いのだよ」
世界命運とはあくまで歯車楽譜だ
その歯車楽譜を変える為に必要なものは、
世界命運の在り方を変える為の楽譜だった
エース
「それは…確かにあるかもしれない…」
それは電子ポケット空間の全てが詰まったものだ
それをぶつける事で世界は変えられる
ギア
「それには君らの仲間が犠牲になるのだが…それはいいのかい?」
電子ポケット空間
「大丈夫」
「元々電子ポケット空間に1000年いたんだ」
「別にもう生きたから 悔いはない」
エース
「世界命運とは
俺にとって希望だ
しかしこれは悲しみだ
嘆くだけの悲しみのモノローグだ
モノローグの無い世界だ」
エースは幻想庭園を起動した
世界命運が書き換えられだす
ギア
「僕もここまでだな
僕の居ない世界で
作り手のいない世界で
世界命運は刻まれるのかな?」
ギアは消失していく
エース
「大丈夫だよ
世界命運は死者区域だったデストピアにこそある
ギアは最後に笑った
電子ポケットの空間は世界命運と同化した
電子ポケット空間
「さらばだ 世界」
「ギアとなった我々は時と共に生きる」
「モノローグの無い世界へと帰るのだ」
エース
「俺はモノローグの無い世界で生きる
希望をデストピアで作り出す」
エースは空中バイクへと乗った
空中バイクとしての機能が無くなる前に乗って加速していった
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