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悪夢迷宮庭園(ナイトメアラビリンス)編

110話 記憶脳の再現

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≪過去の記憶がラウドは蘇りつつあった
それがナイトメアラビリンスだ

ナイトメアラビリンスにいたであろうその時
ラウドは夢我状態になっていた

そして全てを忘れる事となった

過去 彼らと巡った時を忘れない≫


ナイトメアラビリンスは迷宮みたいな所だった
迷路のような状態をしており
歩いて向かうたびに行き止まりに出くわしていた



ナイトメアラビリンスの迷宮を歩いていると
そこには肉食植物メイズ生物がいた

ラウド
「これは…エミナ町で見たチェスが操っていた生物では無いか
小さな植物のままだと操りやすいのだろうな」


放っておいてそのまま歩く
しかし後ろについてきているのが分かる

ラウド
「こいつ…俺を親だと思っているのか
通りでチェスに飼い殺される訳だ」

シフォン
「ラウドさん
その植物は危険ですよ
心話がそう言っています」


そこにいたのはシフォンだった
しかしラウドにとってシフォンはナイトメアラビリンス出身者では無い
記憶脳に再現されないからだ

シフォンが言うのは
この植物の言葉だった


『獲物』
『対象物』
『光合成』


そうした生物本能に基づく羅列だらけだったからだ
そこから導き出されるのは最後の顛末だ
顛末は最後に刈り取られる

それだけは分かっていた
植物メイズ生物はどこかへと逃げていくように
そしてラウドに追いかけるように仕向けていた

ラウド
「まあ、どちらにしても行くしかないか
シフォンは、危ないから俺の後ろにでも隠れてろよ」


ラウドはそれを追いかける
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