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操撃部隊編
93話 絶対の脅威者
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~戦艦内~
天罰メイズの天命攻撃を受けて被害を被った戦艦の跡地に来ていた
そこは爆撃を食らったかのように死骸と壊れたユニットでごった返していた
戦艦内に入ると
そこに命の安否があった
学園生徒がそちらへと出向く
戦艦内で所々音が聞こえる
すかさずラウドは真空攻撃で学園生徒を攻撃した
ラウド
「真空の察知能力で
この生存者がメイズ能力者だと確認した…!」
学園生徒を攻撃して学園生徒を遠くに飛ばしていった
その場所にはその生存者とラウドしかいない
リンネメイデン
「ふふふ…
上手く隠したようね」
リンネメイデンはラウドの気遣いを笑っていた
どうせすぐ死ぬことになるから無駄だと
学園生徒が遠くで発狂している声がこだましていた
リンネメイデンを触ったからだ
リンネメイデン
「不死メイズ生物 それが私
私はこうして自分の肉体を傷つけて実験を繰り広げた
時間は無駄にあったから
同時に私はこの不死メイズは無限に続くのかという不安すらあった
だけど死と隣り合わせになってからはそんな不安は消えたわ」
リンネメイデンは不死メイズとして生きて
不死という単体能力から
やがて自分の肉体の損傷から攻撃を繰り出せるようになっていった
天命攻撃を受けても大丈夫だったのは不死者だからだ
そしてリンネメイデン以外生存者がいない事だけ分かった
ラウドはリンネメイデンを攻撃していた
真空メイズでいくら攻撃しても
リンネメイデンは死ぬことは無かった
リンネメイデン
「傷つけた分だけあんたにあげる」
リンネメイデンに攻撃されてから
しばらくたつとラウドの身体に異常が来す
ラウド
「なんだ俺にダメージが入って来る
これがお前の強さか だが真空メイズで――」
リンネメイデンが再度攻撃する
真空メイズでぶっ飛ばすものの
不死から出てきた血をつけられていた
リンネメイデン
「かかったな」
ラウド
「何を笑っている
何だ 俺の身体が…構造が変わるのを感じる
俺の身体が壊死しているぞ」
リンネメイデン
「不死メイズはやがて私にしか免疫が出来なくなった
だから他人に触れられると免疫が出ない
不死メイズは人にとっては即効性ウイルスとなっている
だからもうすぐあなたは麻痺を起こして死んでいく」
ラウド
「嫌だぞ ゾンビになって死んでいくなんて
俺はまだやらなきゃいけない事がある」
真空メイズで細胞を真空から抜き出す
しかし無駄だった
「無駄よ
細胞に深く入り込んでいる
ウイルスは増殖している
如何に真空メイズでも超神経を使うような真似は出来ないでしょ」
細胞の深くからウイルスだけを取り除く事は不可能だった
例え医者だろうと何だろうと無理難題だからだ
リンネメイデン
「この不死メイズになってから
私以外には即効性ウイルスと分かったから
免疫のない動物達をいつでも呼び出せるようにしといたわ」
戦艦内に入ってからずっと音が出ていた正体を見つける
その正体は壁と思っていた場所の壊死化による損壊により
その中の檻にいた動物の姿だった
ラウドは少しばかり目を開けられずにいた
牙を尖らせて何かを求めている
それをリンネメイデンは笑う
そしてラウドは目を覚ました
ラウド
「俺の身体を蝕んでいる壊死した体に噛みついている
俺の身体が死ぬ…!」
ラウドはそのまま動物にかじりつかれて
そのまま壊死した腕をもっていかれそうになる
真空メイズで隙間風を利用してはそこから難を逃れる
ラウド
「あぶねぇ
俺の身体が無くなる所だった
しかし俺の身体は壊死している
行動範囲が鈍る
一体何故奴らは俺を狙う
俺がウイルスを持っているから食欲対象になっているのか」
ウイルスによって
おかしくなっている動物
狂暴モードと化しているそれは
仮想ポータルに居たベルゼクトと同等の力を持っていた
ラウド
「あと少し俺が目を覚ますのが遅かったら
死んでいただろうな」
リンネメイデンは余裕の様子で見ていた
それだけラウドは弱い者だと認識しているのだろう
リンネメイデン
「そうだね
それが分かってどうする」
ラウド
「いや
目を覚ましただけで俺は勝てるよ
もう弱点は見つけた」
リンネメイデンは哀れに思う
自身が不死なのにどうすれば死ぬことになるのか意味不明だったからだ
しかしリンネメイデンの中で何かが弾ける
何がどうなっているのか分からなかった
ラウド
「お前は不死である為に
攻撃に対する痛覚が無くなっていた
だから痛覚の無いお前の身体に細工を施した」
リンネメイデン
「そんな事出来ないだろ…
私はお前から体を斬られても復元するまでは痛められていない」
ラウド
「だろうな」
ラウドのその返事は一つだけ隙間があった
それはリンネメイデンが出す発声場所である口の中だった
ラウド
「真空風を忍ばせていた
そしてリンネメイデンの中でずっと風力を回転させていた
勿論俺の力も遮られる事になるが…」
だからこそリンネメイデンの力で
もう少しの所で目を開けないまま殺されていた訳だ
そしてラウドの真空メイズによって放たれていた風力回転が
リンネメイデンの中身を抉った
リンネメイデン
「だが…それでも私は復元出来るぞ…」
ラウド
「まあそのロスをなくすためにも俺がいるし
この動物がいるんだろうよ」
不死メイズ生物も食欲を満たす者だ
だから動物は狂暴モード状態で
リンネメイデンを襲う
どちらが捕食しやすいかは
動物の視覚情報だけに促される
ラウド
「狂暴モードになった動物は
視覚が敏感になる
だから人がいれば見境なく襲うのだ
それが今この瞬間という奴だ」
リンネメイデンは食われる前に復元しようとするものの
ラウドが真空加速で上空まで来ては
リンネメイデンに対して操縦風で操った檻をぶつけていた
その重量によって更にリンネメイデンの復元速度は遅くなる
ラウド
「材料が集まるまで…俺は倒す事が難しかった
だからそこまで役柄を演じた
お前は強かった
だから俺も知恵を使った
罪に裁かれよリンネメイデン」
リンネメイデンは捕食されていった
そして捕食されて復元は適わない
だからラウドは勝利した
そしてラウドは戦艦を後にした
そしてラウドは振り向いた
飛ばされていた学園生徒が魔法メイズ道具の準備をしながら
ラウド
「そうそう
捕食されたとしてもその肉体の綻びから再生する事は知っているから
戦艦そのものを燃やす事にしたんだ
これならいくら不死メイズ生物でも一瞬たりとも生命が朽ちる時までは頼るものも無くなるだろう」
学園生徒の力を使い魔法メイズによって
戦艦の導火線となる部分を破壊
そしてラウドの真空円化と共に真空加速で緊急移動する
大爆発が起こりながらリンネメイデンは駆逐された
ラウド
「ハイルドの気配が近くなっている
あと一人を倒せば恐らくハイルドに着くだろう」
天罰メイズの天命攻撃を受けて被害を被った戦艦の跡地に来ていた
そこは爆撃を食らったかのように死骸と壊れたユニットでごった返していた
戦艦内に入ると
そこに命の安否があった
学園生徒がそちらへと出向く
戦艦内で所々音が聞こえる
すかさずラウドは真空攻撃で学園生徒を攻撃した
ラウド
「真空の察知能力で
この生存者がメイズ能力者だと確認した…!」
学園生徒を攻撃して学園生徒を遠くに飛ばしていった
その場所にはその生存者とラウドしかいない
リンネメイデン
「ふふふ…
上手く隠したようね」
リンネメイデンはラウドの気遣いを笑っていた
どうせすぐ死ぬことになるから無駄だと
学園生徒が遠くで発狂している声がこだましていた
リンネメイデンを触ったからだ
リンネメイデン
「不死メイズ生物 それが私
私はこうして自分の肉体を傷つけて実験を繰り広げた
時間は無駄にあったから
同時に私はこの不死メイズは無限に続くのかという不安すらあった
だけど死と隣り合わせになってからはそんな不安は消えたわ」
リンネメイデンは不死メイズとして生きて
不死という単体能力から
やがて自分の肉体の損傷から攻撃を繰り出せるようになっていった
天命攻撃を受けても大丈夫だったのは不死者だからだ
そしてリンネメイデン以外生存者がいない事だけ分かった
ラウドはリンネメイデンを攻撃していた
真空メイズでいくら攻撃しても
リンネメイデンは死ぬことは無かった
リンネメイデン
「傷つけた分だけあんたにあげる」
リンネメイデンに攻撃されてから
しばらくたつとラウドの身体に異常が来す
ラウド
「なんだ俺にダメージが入って来る
これがお前の強さか だが真空メイズで――」
リンネメイデンが再度攻撃する
真空メイズでぶっ飛ばすものの
不死から出てきた血をつけられていた
リンネメイデン
「かかったな」
ラウド
「何を笑っている
何だ 俺の身体が…構造が変わるのを感じる
俺の身体が壊死しているぞ」
リンネメイデン
「不死メイズはやがて私にしか免疫が出来なくなった
だから他人に触れられると免疫が出ない
不死メイズは人にとっては即効性ウイルスとなっている
だからもうすぐあなたは麻痺を起こして死んでいく」
ラウド
「嫌だぞ ゾンビになって死んでいくなんて
俺はまだやらなきゃいけない事がある」
真空メイズで細胞を真空から抜き出す
しかし無駄だった
「無駄よ
細胞に深く入り込んでいる
ウイルスは増殖している
如何に真空メイズでも超神経を使うような真似は出来ないでしょ」
細胞の深くからウイルスだけを取り除く事は不可能だった
例え医者だろうと何だろうと無理難題だからだ
リンネメイデン
「この不死メイズになってから
私以外には即効性ウイルスと分かったから
免疫のない動物達をいつでも呼び出せるようにしといたわ」
戦艦内に入ってからずっと音が出ていた正体を見つける
その正体は壁と思っていた場所の壊死化による損壊により
その中の檻にいた動物の姿だった
ラウドは少しばかり目を開けられずにいた
牙を尖らせて何かを求めている
それをリンネメイデンは笑う
そしてラウドは目を覚ました
ラウド
「俺の身体を蝕んでいる壊死した体に噛みついている
俺の身体が死ぬ…!」
ラウドはそのまま動物にかじりつかれて
そのまま壊死した腕をもっていかれそうになる
真空メイズで隙間風を利用してはそこから難を逃れる
ラウド
「あぶねぇ
俺の身体が無くなる所だった
しかし俺の身体は壊死している
行動範囲が鈍る
一体何故奴らは俺を狙う
俺がウイルスを持っているから食欲対象になっているのか」
ウイルスによって
おかしくなっている動物
狂暴モードと化しているそれは
仮想ポータルに居たベルゼクトと同等の力を持っていた
ラウド
「あと少し俺が目を覚ますのが遅かったら
死んでいただろうな」
リンネメイデンは余裕の様子で見ていた
それだけラウドは弱い者だと認識しているのだろう
リンネメイデン
「そうだね
それが分かってどうする」
ラウド
「いや
目を覚ましただけで俺は勝てるよ
もう弱点は見つけた」
リンネメイデンは哀れに思う
自身が不死なのにどうすれば死ぬことになるのか意味不明だったからだ
しかしリンネメイデンの中で何かが弾ける
何がどうなっているのか分からなかった
ラウド
「お前は不死である為に
攻撃に対する痛覚が無くなっていた
だから痛覚の無いお前の身体に細工を施した」
リンネメイデン
「そんな事出来ないだろ…
私はお前から体を斬られても復元するまでは痛められていない」
ラウド
「だろうな」
ラウドのその返事は一つだけ隙間があった
それはリンネメイデンが出す発声場所である口の中だった
ラウド
「真空風を忍ばせていた
そしてリンネメイデンの中でずっと風力を回転させていた
勿論俺の力も遮られる事になるが…」
だからこそリンネメイデンの力で
もう少しの所で目を開けないまま殺されていた訳だ
そしてラウドの真空メイズによって放たれていた風力回転が
リンネメイデンの中身を抉った
リンネメイデン
「だが…それでも私は復元出来るぞ…」
ラウド
「まあそのロスをなくすためにも俺がいるし
この動物がいるんだろうよ」
不死メイズ生物も食欲を満たす者だ
だから動物は狂暴モード状態で
リンネメイデンを襲う
どちらが捕食しやすいかは
動物の視覚情報だけに促される
ラウド
「狂暴モードになった動物は
視覚が敏感になる
だから人がいれば見境なく襲うのだ
それが今この瞬間という奴だ」
リンネメイデンは食われる前に復元しようとするものの
ラウドが真空加速で上空まで来ては
リンネメイデンに対して操縦風で操った檻をぶつけていた
その重量によって更にリンネメイデンの復元速度は遅くなる
ラウド
「材料が集まるまで…俺は倒す事が難しかった
だからそこまで役柄を演じた
お前は強かった
だから俺も知恵を使った
罪に裁かれよリンネメイデン」
リンネメイデンは捕食されていった
そして捕食されて復元は適わない
だからラウドは勝利した
そしてラウドは戦艦を後にした
そしてラウドは振り向いた
飛ばされていた学園生徒が魔法メイズ道具の準備をしながら
ラウド
「そうそう
捕食されたとしてもその肉体の綻びから再生する事は知っているから
戦艦そのものを燃やす事にしたんだ
これならいくら不死メイズ生物でも一瞬たりとも生命が朽ちる時までは頼るものも無くなるだろう」
学園生徒の力を使い魔法メイズによって
戦艦の導火線となる部分を破壊
そしてラウドの真空円化と共に真空加速で緊急移動する
大爆発が起こりながらリンネメイデンは駆逐された
ラウド
「ハイルドの気配が近くなっている
あと一人を倒せば恐らくハイルドに着くだろう」
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