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墓場編

67話 楽園メイズの真相

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~楽園メイズのアリス~

アリス
「おっはラウドぉ~」


ラウドは詰め所へと入る前
その場所が空間がどうなるか粗方予想は付いていた

そうした場所には必ずそのメイズが備わっているからだ

アリス
「ちょっと待って
まだ私の楽園は――」


ラウドは最初からその楽園を払っていた

アリス
「答えは…まだ言われていないのに…」


最初から答えは分かっていた
完全攻略されていた楽園メイズはもうラウドには適わなかった







~楽園メイズ 出口前~

楽園メイズのゴールをクリアして楽園から抜け出せる場所で
ラウドはそこで止まっていた
途方に暮れていたアリスに対して手を差し伸べていた

アリス
「え…どうして…」


アリスの声がそこに聞こえた
アリスを楽園を抜け出す為に殺したというのに聞こえたのだ

ラウド
「俺は楽園メイズに入る前にそこが楽園メイズだと気付いていた
その気付きが少しばかりあったからな」


ラウドは楽園メイズへと入る手前
気付きになるものを見つけていた
だからラウドはアリスが訪れるのを知っていた




ラウド
「だから、俺はそこに真空メイズを設置した
ゴールの手前に真空の隙間を設置した

だから少しばかりの内容が挟めるのだ
アリス…お前のしたい事は本当は何なのだ?」


アリスの本体の影が少し映る

アリス
「したい事…?そんなの無いよ…
ううん…それはきっと楽園を訪れる者へ提供する事」

ラウド
「本当にそうなのか?
それは誰かの戒めじゃないのか?」

アリス
「戒め…?何に苦しめられるの?
私にそんなの…いない…っ!」


そこからはアリスの影から血がドバドバと流れ出る
そしてラウド目掛けて、復元される幾つもの機関銃

機関銃から撃たれる光景にラウドは真空メイズを身にまとって
真空の動きを捉えては銃を一心不乱にバラバラにさせる
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