ナイトメアメイズ２ ～悪夢迷宮庭園（ナイトメアラビリンス）～

仮想メイズ１０人斬り編

４７話 自然と共に生きる感応メイズ

～自然の草木～

そこは自然の形態をしていた
自然の草木がある場所で寝ていた者が起きた

感応メイズによって
人の歩く音・虫の知らせ・ノイズを走る音
全てが研ぎ澄まされて分かった

その先にある心音を彼は聞いていた

ノイザー
「ラウド
お前には見えるか？
音色の数々を…」

ラウド
「シフォンの心話メイズで見聞きしたが…
それでも分からねぇな
人の良し悪しは変わるのだから」


真空攻撃をするが
虫の知らせを聞いて回避していた

そして木から落ちてきた果物を蹴飛ばしてくる
ラウドは防御しようとするがどうやらその果物は果物では無かった
爆発する果物

ノイザー
「それは果物では無くダミー果物と呼ばれているもの
毒キノコみたいなもんだ
自然に生きる者が良く知っている危険物」


危険物を扱いながら戦うノイザー
ラウドは爆発によって焦げ散らかして
咳をしながらも真空風で取り払う

木を破壊していくラウド
ノイザーの姿が無くなっていた





ラウド
「どこだ…？どこにいるノイザー…！」

ノイザー
「言われなくても俺は生き残るよ」


ノイザーがいたのは力点作用点の促せる場所
そこで気を片手で止めていた
ちょうどよい場所だったからだ
力を少し添えるだけでドミノのように倒れていく木々

そしてそれはラウドの周囲全体を包み込んで倒れていった

下敷きになったラウドにノイザーはダミー果物を蹴飛ばして爆発攻撃する
ダミー果物を連続的に蹴飛ばして攻撃




ノイザー
「黒い霧に包まれまくってるな
どれどれ…」


気になって見てみるとそこにラウドはいない
ラウドはダミー果物が爆発してからノイザーから見えなくなった事で細工をしていた
真空円化によってダミー果物をフィルタリングしてから
爆発場所をラウドの背後の下敷きにしている木へと変更していた

虫の知らせも感応も爆発による煙には対応出来なかった

ラウド
「そして俺の真空に対応する直前に倒せばいい」


真空滅多切りによってノイザーの肉体はバラバラになった