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地下施設編
25話 牢獄の中で生きた生命
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能力者を倒したはいいが
ラウドは牢獄から抜け出せない事に気付いた
ラウドは牢屋へと押し込められた
その牢屋は硬かった
ラウドは真空メイズを利用して隙間風から真空攻撃をしようとするが
隙間風となる程の隙間が無い
そう、この完璧に詰まれた壁にラウドは万事休すだった
牢獄人
「もしもし
そこに誰かおられますか?
ここに連れてこられる奴は生半可な奴では無い」
ラウド
「では、連れてこられた面々は凄い人物だったのか?」
牢獄人
「そうですね
連れてこられた人間は
悪魔の蕾を咲かせた人物であったり
機械繊維を作ったメイズ者であったり
そうした問題児ばかりですね」
ラウド
「ここにいねぇって事は…つまり脱獄したって事だろ?
だったらどうやって…つうかお前は何で牢から出ねぇんだ?」
牢獄人
「ふふふ、それは私が私で在り続けられる理由があるからですよ」
ラウド
「よく分からねぇな
それはつまりお前が牢から出ない事を自ら望んでいる自殺志願者として見て取られるぞ」
牢獄人
「そのように感じているのなら侵害ですね
私はそんなふうには日々生きておりませんのでな」
その受け答えにラウドは全く訳が分からなかった
そのような日々を送ってるようにしかラウドには思えなかったからだ
しかしラウドはその後悩みにもがく
しかしラウドの攻撃ではびくともしなかった
ラウド
「何故だ?
俺は幾つものメイズ所持者に打ち勝った実績があるというのにだ」
牢獄人
「それは貴方にとってメイズが
上手くメイズ協会員とマッチングしていたからですよ
メイズ協会はその名の通り
メイズについて深く関与する協会なのです
メイズ協会はラウドが思っている通りの業界では無いのです
それはマリアさんなどを見れば分かるでしょう?」
ラウドと違って
裏を知っているメイズ能力者
ラウドは裏を知っていない
知らない事が多すぎる
ラウド
「情報を勝ち取れというのか俺に
俺の正義はそれでも揺るがない
いや、俺の正義は
ローズの殺害時や機械祭殿やメビウスシステムやリリーナとの再会で核心していったんだ
俺は何が何でも正義で生きようってな」
夢我としての存在である自分が事を成すとすれば
それは正義くらいだと思った
牢獄人
「そうですか
しかしね、それはラウドの意思では無いのですよ
だから私は天災メイズに巻き込まれないように
こうして刻一刻と電子世界になった場所を生きているのです」
牢獄の中は密室なので聞こえたとして
そこまでの世界の様子を分からないはずだった
ラウド
「それはお前のメイズ能力で聞いているのか?」
牢獄人
「はい
私は音波メイズですから
音波を上手くコントロールして聞いています
生きるという事は情報を受け取る事です
ですから私はその情報を受け取るだけで満足なのです
洗脳された人間
それが辿るのがメイズ協会員なのですよ」
ラウド
「俺が洗脳?そんなのは嘘だ
俺は自分が殺害した事を深く反省しているのだ
だから俺は…」
考えるラウドに対して
溜息を出す囚人
牢獄人
「いえいえ
私は音波メイズで周囲の情報を聴き取れます
だからこそ分かるのです
そして私は天の災害を招くメイズ
天災メイズを知りました
それらの存在する世界
それは偽りなのですよ」
そしてラウドの牢獄の扉が壊れるように開けられる
ラウドはその扉を見た
鍵の場所が捩じられている
しかしそこに誰もいない
牢獄人
「私の音波メイズで
重圧音波を加えた事で強制的に扉を開けました
私はいつでも逃げられます
あなたはメイズ協会員として外の世界で見てください
天災メイズにも会えましょう」
ラウドは地下施設の牢獄を抜け出して地上へと上がろうと考えた
ラウドは牢獄から抜け出せない事に気付いた
ラウドは牢屋へと押し込められた
その牢屋は硬かった
ラウドは真空メイズを利用して隙間風から真空攻撃をしようとするが
隙間風となる程の隙間が無い
そう、この完璧に詰まれた壁にラウドは万事休すだった
牢獄人
「もしもし
そこに誰かおられますか?
ここに連れてこられる奴は生半可な奴では無い」
ラウド
「では、連れてこられた面々は凄い人物だったのか?」
牢獄人
「そうですね
連れてこられた人間は
悪魔の蕾を咲かせた人物であったり
機械繊維を作ったメイズ者であったり
そうした問題児ばかりですね」
ラウド
「ここにいねぇって事は…つまり脱獄したって事だろ?
だったらどうやって…つうかお前は何で牢から出ねぇんだ?」
牢獄人
「ふふふ、それは私が私で在り続けられる理由があるからですよ」
ラウド
「よく分からねぇな
それはつまりお前が牢から出ない事を自ら望んでいる自殺志願者として見て取られるぞ」
牢獄人
「そのように感じているのなら侵害ですね
私はそんなふうには日々生きておりませんのでな」
その受け答えにラウドは全く訳が分からなかった
そのような日々を送ってるようにしかラウドには思えなかったからだ
しかしラウドはその後悩みにもがく
しかしラウドの攻撃ではびくともしなかった
ラウド
「何故だ?
俺は幾つものメイズ所持者に打ち勝った実績があるというのにだ」
牢獄人
「それは貴方にとってメイズが
上手くメイズ協会員とマッチングしていたからですよ
メイズ協会はその名の通り
メイズについて深く関与する協会なのです
メイズ協会はラウドが思っている通りの業界では無いのです
それはマリアさんなどを見れば分かるでしょう?」
ラウドと違って
裏を知っているメイズ能力者
ラウドは裏を知っていない
知らない事が多すぎる
ラウド
「情報を勝ち取れというのか俺に
俺の正義はそれでも揺るがない
いや、俺の正義は
ローズの殺害時や機械祭殿やメビウスシステムやリリーナとの再会で核心していったんだ
俺は何が何でも正義で生きようってな」
夢我としての存在である自分が事を成すとすれば
それは正義くらいだと思った
牢獄人
「そうですか
しかしね、それはラウドの意思では無いのですよ
だから私は天災メイズに巻き込まれないように
こうして刻一刻と電子世界になった場所を生きているのです」
牢獄の中は密室なので聞こえたとして
そこまでの世界の様子を分からないはずだった
ラウド
「それはお前のメイズ能力で聞いているのか?」
牢獄人
「はい
私は音波メイズですから
音波を上手くコントロールして聞いています
生きるという事は情報を受け取る事です
ですから私はその情報を受け取るだけで満足なのです
洗脳された人間
それが辿るのがメイズ協会員なのですよ」
ラウド
「俺が洗脳?そんなのは嘘だ
俺は自分が殺害した事を深く反省しているのだ
だから俺は…」
考えるラウドに対して
溜息を出す囚人
牢獄人
「いえいえ
私は音波メイズで周囲の情報を聴き取れます
だからこそ分かるのです
そして私は天の災害を招くメイズ
天災メイズを知りました
それらの存在する世界
それは偽りなのですよ」
そしてラウドの牢獄の扉が壊れるように開けられる
ラウドはその扉を見た
鍵の場所が捩じられている
しかしそこに誰もいない
牢獄人
「私の音波メイズで
重圧音波を加えた事で強制的に扉を開けました
私はいつでも逃げられます
あなたはメイズ協会員として外の世界で見てください
天災メイズにも会えましょう」
ラウドは地下施設の牢獄を抜け出して地上へと上がろうと考えた
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