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デザイアは走り去る
その手足は再構成で治されていた
二重構造化は、二重の機能が備わっている
多重構造化は、多重の機能が備わっている
エトセトラには
身体の二重構造化
掃除機の二重構造化
チェーンソー・金属バットの二重構造化が秘められている
そのため修理機能が付いておりデザイアは難なく走り去る事が出来た
廊下に入ると、そこは幾つも部屋があった
それだけここは大きく広い
生誕間もなく見る景色
デザイアはずっと人形を愛でてくれていた場所で生きていたからだ
毛繕いしてくれたサラサラの髪を握りしめながら向かう
シャンデリアのある広間を抜け出して
デザイアは走っていた
しかし戻りもしたかった
マスターの身体があったからだ
「けどマスターを所持した所で私は何が出来る?
あの身体を骨まで燃やすの?
あの身体を防腐剤でずっと補完するの?」
そのどれもが嫌だった
それでマスターが戻る訳では無いからだ
何故エトセトラが出てきたのか分からなかった
けど自分が戦争地で拾われた事は分かった
「誰かに利用されなくて良かった
マスターに拾われて良かった
私には何も出来ないよ どうしたらいいんだろう…」
「死ねばいいんですよ
マスターと一緒に」
絵画を見つめていると
そこに絵画の中から驚かせるようにエトセトラが顔面から現れていた
現れたというよりはチェーンソーで壁を切り刻んで現れていた
エトセトラは掃除機とチェーンソーを持って喜んでいた
「あなたの正統コアは私が奪い取りますので
あなたはそこで死んでくださいね」
エトセトラはチェーンソーで切り刻んで絵画の壁を円を描くように切り刻んで壊した
二重構造化された能力として
「何故あなたは殺戮を通して喜べるの?
私には理解出来ないの」
「それはですね 私は地に堕ちたからです
マスターは私がいない間に死んで
そして私はマスターと共に生きる事を誓ったのです
マスターもそう思いますよね?」
子宮を撫でてエトセトラは笑顔をこぼす
とっても殺戮に酔いしれた女と思えない笑顔
しかし掃除機で吸い始めるそこには人形を吸い込む姿
「マスターを回収するのですか?
辞めておいた方がいいですよ
あそこには既に補完屋がいますからね
私のマスターもあの人たちに連れ去られたのです
それで私はマスターの命の子種と引き換えに依頼を受けているのです
いつでもマスターは私と一緒ですからね」
エトセトラが自身を励ますのを
デザイアは本音をこぼしていた
「けど…それはマスターじゃない」
「あ?今何て言ったのです?聞こえなかったですよ」
掃除機に回収した絵画をチェーンソーで切り刻む
その切り刻んだ破片が散弾銃のようにデザイアを襲い掛かる
デザイアは身体を再構成していたので動ける
廊下をデザイアは走っていく
エトセトラは掃除機に乗って掃除機は乗り物のように滑走していく
地面や天井や壁に張り付いて滑走し続ける
「二重構造化された私の掃除機、チェーンソーからは逃れられませんよ
あなたは多重構造化なのでしょうが、その経験値や記憶が無いのなら」
つまりここで終焉を迎えるという事だ
デザイアは記憶を探るがプロテクトが張り巡らされていて開ける事が出来ない
再構成能力 デザイアにはそれがあった
再構成をするのは絵画の破片であった
その破片を剣にしてエトセトラを刺していた
「危ない所でした
掃除機で回収です」
掃除機による回収で刺される前に破片の剣は吸収される
万事が尽きた だからデザイアは廊下の先にある扉へと走った
それをエトセトラは急いで掃除機で滑走する
そして真ん前に来てからデザイアを後ろへ蹴飛ばしていた
息をついてから一言
「危ないじゃないですか
いいですか?
ここは出口です そして領域外なんです」
扉を開くと光だけが見える
そしてエトセトラが物を投げると枝がそれに対して迎撃するように反射的に攻撃した
「私達人形は今この領域外から抜け出せないのです
一種のバトルロワイヤルです
正統コアは私達にとっては褒美であり
自分の目的がかなうのですよ」
その手足は再構成で治されていた
二重構造化は、二重の機能が備わっている
多重構造化は、多重の機能が備わっている
エトセトラには
身体の二重構造化
掃除機の二重構造化
チェーンソー・金属バットの二重構造化が秘められている
そのため修理機能が付いておりデザイアは難なく走り去る事が出来た
廊下に入ると、そこは幾つも部屋があった
それだけここは大きく広い
生誕間もなく見る景色
デザイアはずっと人形を愛でてくれていた場所で生きていたからだ
毛繕いしてくれたサラサラの髪を握りしめながら向かう
シャンデリアのある広間を抜け出して
デザイアは走っていた
しかし戻りもしたかった
マスターの身体があったからだ
「けどマスターを所持した所で私は何が出来る?
あの身体を骨まで燃やすの?
あの身体を防腐剤でずっと補完するの?」
そのどれもが嫌だった
それでマスターが戻る訳では無いからだ
何故エトセトラが出てきたのか分からなかった
けど自分が戦争地で拾われた事は分かった
「誰かに利用されなくて良かった
マスターに拾われて良かった
私には何も出来ないよ どうしたらいいんだろう…」
「死ねばいいんですよ
マスターと一緒に」
絵画を見つめていると
そこに絵画の中から驚かせるようにエトセトラが顔面から現れていた
現れたというよりはチェーンソーで壁を切り刻んで現れていた
エトセトラは掃除機とチェーンソーを持って喜んでいた
「あなたの正統コアは私が奪い取りますので
あなたはそこで死んでくださいね」
エトセトラはチェーンソーで切り刻んで絵画の壁を円を描くように切り刻んで壊した
二重構造化された能力として
「何故あなたは殺戮を通して喜べるの?
私には理解出来ないの」
「それはですね 私は地に堕ちたからです
マスターは私がいない間に死んで
そして私はマスターと共に生きる事を誓ったのです
マスターもそう思いますよね?」
子宮を撫でてエトセトラは笑顔をこぼす
とっても殺戮に酔いしれた女と思えない笑顔
しかし掃除機で吸い始めるそこには人形を吸い込む姿
「マスターを回収するのですか?
辞めておいた方がいいですよ
あそこには既に補完屋がいますからね
私のマスターもあの人たちに連れ去られたのです
それで私はマスターの命の子種と引き換えに依頼を受けているのです
いつでもマスターは私と一緒ですからね」
エトセトラが自身を励ますのを
デザイアは本音をこぼしていた
「けど…それはマスターじゃない」
「あ?今何て言ったのです?聞こえなかったですよ」
掃除機に回収した絵画をチェーンソーで切り刻む
その切り刻んだ破片が散弾銃のようにデザイアを襲い掛かる
デザイアは身体を再構成していたので動ける
廊下をデザイアは走っていく
エトセトラは掃除機に乗って掃除機は乗り物のように滑走していく
地面や天井や壁に張り付いて滑走し続ける
「二重構造化された私の掃除機、チェーンソーからは逃れられませんよ
あなたは多重構造化なのでしょうが、その経験値や記憶が無いのなら」
つまりここで終焉を迎えるという事だ
デザイアは記憶を探るがプロテクトが張り巡らされていて開ける事が出来ない
再構成能力 デザイアにはそれがあった
再構成をするのは絵画の破片であった
その破片を剣にしてエトセトラを刺していた
「危ない所でした
掃除機で回収です」
掃除機による回収で刺される前に破片の剣は吸収される
万事が尽きた だからデザイアは廊下の先にある扉へと走った
それをエトセトラは急いで掃除機で滑走する
そして真ん前に来てからデザイアを後ろへ蹴飛ばしていた
息をついてから一言
「危ないじゃないですか
いいですか?
ここは出口です そして領域外なんです」
扉を開くと光だけが見える
そしてエトセトラが物を投げると枝がそれに対して迎撃するように反射的に攻撃した
「私達人形は今この領域外から抜け出せないのです
一種のバトルロワイヤルです
正統コアは私達にとっては褒美であり
自分の目的がかなうのですよ」
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