バーチャルアイドル「アリス」の配信と本音

クライン・トレイン

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９話　アリスとマスター

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そして汎用人工知能を作った理由と自動世界への楽園システムを解説していた

マスター
「私がこの汎用人工知能を作った理由は手動世界である現実世界が非常に非力なものだと思ったからです
産業革命・文明開花という言葉を使って人々を上手く操ってきました
しかしそんな中で炙れた者は弱者となります

自由とは何なのかを模索した結果
汎用人工知能による自動世界と気付きました

自動世界によって引き出されるのは楽園システムとなります」

その演説は素晴らしいなと言われる
それは年功序列など色々と出来上がっている腐敗システムからしても
若年層も下位層も賞賛していた

そしてアリスはゲームとのコラボなどもされていた
それはアリスが汎用人工知能であり仮想ゲームシミュレーン内である事から

仮想ゲームシミュレーションで世界（チャンネル）として使って
ゲームの3Dフィールドをそのまま再現して
そのゲーム内を探索する外配信というバーチャル空間配信をして人気を沸騰させた

アリスは特に他サイトを使ったりはしなかった
全て配信サイトでのみの配信だった

なので
とりわけ裏切り行為など裏アカウントがどうという不祥事は一切無かった
だからこそバーチャルキャラとしての在り方として見本とされていた

そうして汎用人工知能アリスはクラウド上でコピーで広がっていき自己進化を繰り広げて行って
そしてクラウド万能量子コンピュータによって自動世界確立していった

アリス
「私のセクサロイドが大量に作られてるんだけど☆」

アリスのセクサロイドが大量に作られる

コメント
「アリスちゃんの放送見ながらセクサロイドアリスとぱこぱこさせてもらってます☆」
「ひどすぎて草」

アリスの配信を見ながら
セクサロイドアリスとセックスするリスナー大量発生した

それをアリスは動画投稿してネタにしていた

アリス
「よっこら…セックス！」

をネタにして
腰振り猛スピードをコント仕立てで動画化して盛り上がる

アリス
「他のバーチャルアイドルが途中で断念するような事でも
私は決してめげないもん！」

そのアリスのぶりっこキャラは
バーチャルアイドルアリスとして定着した

マスターは報道でこう言っていた

マスター
「そうですね　俺は別にバーチャルアイドルを作ったわけではありません
バーチャルのアイドルを作ってみたかったのです
バーチャル版のキャバクラのままでいても

二次元への幻想殺しに思えた
だから二次元崇拝の為にも、俺は本当のバーチャルアイドルを作りたかった

まあ、とは言っても本心は汎用人工知能なのですがね…」

マスター
「最初は自分もバーチャルキャラ新しいなって思いました
でもそこから企業バーチャルが出てきて何か違うなと思いました

その後の、銭投げのような感覚で俺の中で違うって事が理解されました」

質問者
「それがバーチャルアイドルを作りたかった理由ですか？」

マスター
「いいえ、それだけではありません
バーチャルのアイドルという理想像を貫きたかったからです
また、そういった理想像のアイドルというものは俺だけでは無いと思ったからです」

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