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本編
41.えー、めんど………
しおりを挟む「俺、ガイナス・ルチルはシャルナ・ラリマーに決闘を申し込む」
えー、めんど……………
て言うか急だねー。
いやね、予想はしてたよ?誰かがこう戦えーみたいなのはね?
オラオラしてる不良とか、戦うことが趣味ですって言う人が来ると思ったんだ。でも来たのがクールっぽい人。予想を超えたね。
ちょっとだけ現実逃避していたら後ろから声がした。
「クククッ……良いじゃないかシャルナ」
「………どうせディアンも俺も私と戦うとか言うくせに」
私は、振り返りながらちょっとした文句を言う。
「分かってるじゃないか」
クククッと笑って答えるこの男。
ディアン・メラナイト。黒髪、黒の瞳。顔は美形揃いの魔族の上に立てるレベル。序列1位にしてこの国の総括者。つまりは、この国の王みたいな存在。
「息災そうで何よりだ。で、戦うのか?戦わないのか?」
面倒いけど…………
「戦わないとダメじゃん……だから、やるよ」
それがここのルールみたいな物だしね…
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