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響の会
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「そうだ。事実は別としてだが、中距離弾道弾を配備した、と露呈した時点で、大陸の国々は『軍国主義国家日本の核武装』と、大いに声を上げるだろう。そして国内でも、反戦派の野党や護憲派の運動家たちに大きく批判されることになる。一般国民は、核武装や戦争に対する忌避感は強い。下手をすれば政権をひっくり返しかねない問題となるだろう」
「それで……この中距離弾道弾を秘密裡に配備しようとしている江波政権は、西村殺しを追ううちにこの事実が露見してはまずいと、捜査に圧力をかけてきた?」
「それも可能性の一つだ。そもそも、この動きが政権の意図かどうかは不明だし、自衛隊全域に知れている作戦かどうかも不明だからね。もしかしたらだが……宗方弦の暴走の可能性もある」
「宗方の暴走? そんな事が可能なんですか?」
佑一は首を傾げながら、土本を見た。土本が口を開く。
「あ、こいつは極秘配備で、宗方団長の肝入りの連中しか参加してないっすね、そういえば」
土本の答えに、矢崎は軽く笑みを浮かべる。佑一はさらに問うてみた。
「その場合、圧力は?」
「宗方になんらかのツテがあるのかもね。考えてみなよ。配備したミサイルを撃つのは、敵国とは限らないんだぜ?」
矢崎の真意を覗き込むように、佑一は矢崎の眼鏡の奥を見つめた。しかし矢崎は、その表情を変えない。
「それは……国内にミサイルを向ける、という事ですか? 脅しを元にした…クーデターの可能性もあると?」
佑一の言葉に、矢崎はうっすらと笑った。
「どうして公安警察にマル自がいると思う? その昔、5.15事件や2.26事件といった軍のクーデター未遂事件が起きた時、首相官邸を警備していた警官なんかが6名殺されてる。理想を言えば、警察は軍も監視下におきたいのさ」
矢崎の言葉を聞きながら、佑一は考えを振り出しに戻した。
「……いずれにせよ、西村は新型中距離弾道弾の開発に関わってたけど、その秘密を中国の工作員に漏らしていた。しかし途中で思い直し、その機密を渡すのを躊躇うようになった。それで痕跡を残さない方法で口封じされた」
佑一の話に、土本が噛んできた。
「それくらいヤバいネタだってことっすかね。極秘配備だったらしいんすけど、指揮してたのは宗方団長で、運転してたのも、そのシンパの連中に限定されてたんすよ」
「……宗方陸佐は、シンパがいるような人物なんですか?」
佑一の問いに、土本は躊躇う様子もなく答える。
「宗方団長は影響力あるんすよ。『国防はいかにあるべきか』みたいな話をよくしてるっす。で、感銘うけた奴はすっかり宗方団長の個人部隊みたくなるんす。『響の会』とか、名前があるらしいんすけどね。黒岩って奴を筆頭にした、ちょっと堅いグループで、おれは近寄らないけど」
「黒岩?」
「そう、黒岩謙吾。もうデカくて、マッチョな身体してて、見るからに軍人って感じすよ。なんか、フランスの外人部隊に入って何年か経験した後、敢えて自衛隊に入隊したらしいんす。『日章旗の下で戦う』みたいのが好きらしいっす。梶教官も、『素でやったら、あいつの方が強い』って言ってましたね。まあ、おれは梶教官の方が好きだけど」
「梶教官というと、オレの相手をした人?」
佑一はナイフディザームを見せた時の事を想い出した。
「そうそう、あの人っす。分け隔てがなくて、いい人なんすよね。そうだ、梶教官はこの前死んだ、井口さんと仲良かったんすよ。井口さん、いい人だったんすけどねえ」
「なるほど……そういう人物か」
佑一がそう呟いた時、土本が急に真顔になった。
「実はおれ、だいぶ前の夜に、宗方団長と井口さんがちょっと言い争いみたいのをしてるのを見たんすよ」
「何だって?」
佑一はただならぬ話に、身を乗り出した。
「どんな状況だったんです?」
「いや、もう話の途中だったんすけど。井口さんが、『自分はオペレーションI(アイ)には賛同できません』って言ったんす。そしたら団長が『オペレーションIは既に了承済みの決定事項だ。君が賛同しようとしまいと関係はない。しかし、賛同しないというのなら、君は不参加でいい』って言ったんす。それで井口さんはしばらく団長を見つめてたんすけど、無言でその場を立ち去ったんです。で、おれも見つからないようにその場を離れた」
「オペレーションI?」
「ええ、二回聞いたから間違いないすね。そう言ってたっす」
(オペレーションI――つまり『I計画』)
佑一は心中で、その言葉を反芻した。
(やはり、何かが動いている)
佑一は、そう確信した。
以降は事件に関わるような話はなく、雑談しながら飲み食いにいそしんだ。すっかり遅くなってから店を出ると、土本は『それじゃ、お休みなさい』と言って一人去っていく。それを見送ると、矢崎が佑一に言った。
「遅くなったから、うちで泊まるといいよ。此処からなら近い」
「……」
返答に迷っていた佑一を見て、矢崎が笑った。
「大丈夫、君を襲ったりしないよ。僕にはそういう趣味はない。君はさ、しばらく自宅に戻らない方がいい」
「秘匿任務を、阻害される?」
佑一の言葉に、矢崎が頷いた。
「今のところ、君に張り付いてる者はいない。けど、一端特定されたら、君は監視対象になる可能性がある。僕も危ないから、君と接触できるのは今日が最後だ。そして僕は、今後はもう動かない」
「それも……桜木課長の指示ですか?」
「そうだ。まあ、君が何か探ったら、その動きはバレるだろうけどね」
「探らない方がいいってことですか?」
佑一の問いに、矢崎は首を傾けた。
「判らないな、なんとも言えない。探ってみて収穫があるかもしれないし、ないかもしれない。それも含めて、君に一任してるんだろう、桜木課長は」
矢崎の言葉に、佑一は重さを感じた。
小さなちゃぶ台を挟んで、佑一は矢崎と朝食を食べていた。
ご飯に味噌汁、焼き鮭に納豆、海苔、くるみと小女子の佃煮といったものが並んでいる。味噌汁の具は豆腐とネギであった。
「……美味いですね」
妙な気分を味わいながら、佑一は味噌汁をすすった後に率直に述べた。矢崎が軽く笑う。
「こんな仕事してると独身生活が長くなるからね。自炊も、もう慣れたもんだよ」
鮭をほぐしながら、佑一はふと思いついたことを口にした。
「土本を、どうやって協力者になるように説得したんですか?」
「説得なんかしないよ」
矢崎はなんでもないように、納豆飯を頬張った。
「仲良くなって、練習の後に呑みに行くようになったら、なんか話してくれるようになったんだよ」
(本当か?)
佑一は話半分で聞くことにした。その表情を見てか、矢崎がさらに話を続けた。
「彼はね、十二年前の津波で両親を亡くしたんだ」
佑一は手を止めて、矢崎を見た。
「東北の出身なんだよ。で、その時、災害復興に来てる自衛隊を見た。瓦礫の中から両親の遺体を見つけ出して、炊き出しをして、後片付けをしていった自衛隊に、心から救われたそうだ。そして自分も、大きくなったら自衛隊に入る、と決心したらしい」
「そう…でしたか」
「けど、入ってみたら戦闘訓練ばかりで、ビックリしたそうだよ」
矢崎は面白そうに笑った。
「彼、自衛隊が軍隊だと知らなかったらしい。そんな事あるかと思うよね。まあけど、その後は軍事知識もそれなりに詳しくなった、という事だよ」
「はあ…」
佑一は生返事をしながら、食後のコーヒーを呑んだ。同じ独り身の生活でも、随分と違う…などと感慨を深めていた時、電話が鳴った。着信を見ると、『和真』と表示が入る。
(和真?)
「はい」
「あ、あの、国枝警部補ですか?」
電話口に聞こえるのは、女性の声であった。
「そう…だけど」
「わたし、和真先輩と一緒にいた中条です! あの、連絡したい事があってお電話させていただきました!」
(ああ、あのキャリアの)
うっすらと思い出しながら、佑一は口を開いた。
「それで、どうしたんですか?」
「和真先輩が…負傷しました!」
悲痛な声を出す今日子の声に、佑一の胸がどくんと音をたてた。
「それで――容体は?」
「手術が終わって病院で寝ています。先生の話では、手術自体は上手く行ったそうですが……まだ、目覚めてません」
(和真)
高鳴る動機を抑え込むように、佑一は努めて冷静な声を出した。
「一体、何があったんです?」
佑一の問いに、今日子は昨日のガサ入れからの経緯を話した。
「――和真先輩は、李蓮花さんを庇って、負傷したんです」
「そうでしたか…和真らしい」
思わず漏らした佑一に、今日子は勢い込んで言った。
「それで、和真先輩は蓮花さんから、西村さんのPCのパスワードを聞いたんです。連絡をしたのは、そのためもあります」
「パスワード? 西村のパソコンの?」
「はい」
驚きの中で問うた佑一に、今日子は答えた。
「厳密には判らないんですが、西村さんが『君の名前にした』と、言っていたそうです。」
「つまり和真は、李蓮花からパスワードは『自分の名前』だと聞いたんですね?」
「はい、そう言ってました」
佑一は少し考えた後で、今日子に言った。
「中条警部、和真の部屋の鍵を持って、和真の部屋に行ってください。私もそこで合流します」
「え? わたしが鍵を持って?」
「和真の荷物があるでしょう、そこから持ってきてください。和真の部屋に西村のPCがあるんです。開いて中を確認します」
「わ、判りました!」
今日子はそう返事をすると、電話を切った。佑一はすぐに席を立った。
「それで……この中距離弾道弾を秘密裡に配備しようとしている江波政権は、西村殺しを追ううちにこの事実が露見してはまずいと、捜査に圧力をかけてきた?」
「それも可能性の一つだ。そもそも、この動きが政権の意図かどうかは不明だし、自衛隊全域に知れている作戦かどうかも不明だからね。もしかしたらだが……宗方弦の暴走の可能性もある」
「宗方の暴走? そんな事が可能なんですか?」
佑一は首を傾げながら、土本を見た。土本が口を開く。
「あ、こいつは極秘配備で、宗方団長の肝入りの連中しか参加してないっすね、そういえば」
土本の答えに、矢崎は軽く笑みを浮かべる。佑一はさらに問うてみた。
「その場合、圧力は?」
「宗方になんらかのツテがあるのかもね。考えてみなよ。配備したミサイルを撃つのは、敵国とは限らないんだぜ?」
矢崎の真意を覗き込むように、佑一は矢崎の眼鏡の奥を見つめた。しかし矢崎は、その表情を変えない。
「それは……国内にミサイルを向ける、という事ですか? 脅しを元にした…クーデターの可能性もあると?」
佑一の言葉に、矢崎はうっすらと笑った。
「どうして公安警察にマル自がいると思う? その昔、5.15事件や2.26事件といった軍のクーデター未遂事件が起きた時、首相官邸を警備していた警官なんかが6名殺されてる。理想を言えば、警察は軍も監視下におきたいのさ」
矢崎の言葉を聞きながら、佑一は考えを振り出しに戻した。
「……いずれにせよ、西村は新型中距離弾道弾の開発に関わってたけど、その秘密を中国の工作員に漏らしていた。しかし途中で思い直し、その機密を渡すのを躊躇うようになった。それで痕跡を残さない方法で口封じされた」
佑一の話に、土本が噛んできた。
「それくらいヤバいネタだってことっすかね。極秘配備だったらしいんすけど、指揮してたのは宗方団長で、運転してたのも、そのシンパの連中に限定されてたんすよ」
「……宗方陸佐は、シンパがいるような人物なんですか?」
佑一の問いに、土本は躊躇う様子もなく答える。
「宗方団長は影響力あるんすよ。『国防はいかにあるべきか』みたいな話をよくしてるっす。で、感銘うけた奴はすっかり宗方団長の個人部隊みたくなるんす。『響の会』とか、名前があるらしいんすけどね。黒岩って奴を筆頭にした、ちょっと堅いグループで、おれは近寄らないけど」
「黒岩?」
「そう、黒岩謙吾。もうデカくて、マッチョな身体してて、見るからに軍人って感じすよ。なんか、フランスの外人部隊に入って何年か経験した後、敢えて自衛隊に入隊したらしいんす。『日章旗の下で戦う』みたいのが好きらしいっす。梶教官も、『素でやったら、あいつの方が強い』って言ってましたね。まあ、おれは梶教官の方が好きだけど」
「梶教官というと、オレの相手をした人?」
佑一はナイフディザームを見せた時の事を想い出した。
「そうそう、あの人っす。分け隔てがなくて、いい人なんすよね。そうだ、梶教官はこの前死んだ、井口さんと仲良かったんすよ。井口さん、いい人だったんすけどねえ」
「なるほど……そういう人物か」
佑一がそう呟いた時、土本が急に真顔になった。
「実はおれ、だいぶ前の夜に、宗方団長と井口さんがちょっと言い争いみたいのをしてるのを見たんすよ」
「何だって?」
佑一はただならぬ話に、身を乗り出した。
「どんな状況だったんです?」
「いや、もう話の途中だったんすけど。井口さんが、『自分はオペレーションI(アイ)には賛同できません』って言ったんす。そしたら団長が『オペレーションIは既に了承済みの決定事項だ。君が賛同しようとしまいと関係はない。しかし、賛同しないというのなら、君は不参加でいい』って言ったんす。それで井口さんはしばらく団長を見つめてたんすけど、無言でその場を立ち去ったんです。で、おれも見つからないようにその場を離れた」
「オペレーションI?」
「ええ、二回聞いたから間違いないすね。そう言ってたっす」
(オペレーションI――つまり『I計画』)
佑一は心中で、その言葉を反芻した。
(やはり、何かが動いている)
佑一は、そう確信した。
以降は事件に関わるような話はなく、雑談しながら飲み食いにいそしんだ。すっかり遅くなってから店を出ると、土本は『それじゃ、お休みなさい』と言って一人去っていく。それを見送ると、矢崎が佑一に言った。
「遅くなったから、うちで泊まるといいよ。此処からなら近い」
「……」
返答に迷っていた佑一を見て、矢崎が笑った。
「大丈夫、君を襲ったりしないよ。僕にはそういう趣味はない。君はさ、しばらく自宅に戻らない方がいい」
「秘匿任務を、阻害される?」
佑一の言葉に、矢崎が頷いた。
「今のところ、君に張り付いてる者はいない。けど、一端特定されたら、君は監視対象になる可能性がある。僕も危ないから、君と接触できるのは今日が最後だ。そして僕は、今後はもう動かない」
「それも……桜木課長の指示ですか?」
「そうだ。まあ、君が何か探ったら、その動きはバレるだろうけどね」
「探らない方がいいってことですか?」
佑一の問いに、矢崎は首を傾けた。
「判らないな、なんとも言えない。探ってみて収穫があるかもしれないし、ないかもしれない。それも含めて、君に一任してるんだろう、桜木課長は」
矢崎の言葉に、佑一は重さを感じた。
小さなちゃぶ台を挟んで、佑一は矢崎と朝食を食べていた。
ご飯に味噌汁、焼き鮭に納豆、海苔、くるみと小女子の佃煮といったものが並んでいる。味噌汁の具は豆腐とネギであった。
「……美味いですね」
妙な気分を味わいながら、佑一は味噌汁をすすった後に率直に述べた。矢崎が軽く笑う。
「こんな仕事してると独身生活が長くなるからね。自炊も、もう慣れたもんだよ」
鮭をほぐしながら、佑一はふと思いついたことを口にした。
「土本を、どうやって協力者になるように説得したんですか?」
「説得なんかしないよ」
矢崎はなんでもないように、納豆飯を頬張った。
「仲良くなって、練習の後に呑みに行くようになったら、なんか話してくれるようになったんだよ」
(本当か?)
佑一は話半分で聞くことにした。その表情を見てか、矢崎がさらに話を続けた。
「彼はね、十二年前の津波で両親を亡くしたんだ」
佑一は手を止めて、矢崎を見た。
「東北の出身なんだよ。で、その時、災害復興に来てる自衛隊を見た。瓦礫の中から両親の遺体を見つけ出して、炊き出しをして、後片付けをしていった自衛隊に、心から救われたそうだ。そして自分も、大きくなったら自衛隊に入る、と決心したらしい」
「そう…でしたか」
「けど、入ってみたら戦闘訓練ばかりで、ビックリしたそうだよ」
矢崎は面白そうに笑った。
「彼、自衛隊が軍隊だと知らなかったらしい。そんな事あるかと思うよね。まあけど、その後は軍事知識もそれなりに詳しくなった、という事だよ」
「はあ…」
佑一は生返事をしながら、食後のコーヒーを呑んだ。同じ独り身の生活でも、随分と違う…などと感慨を深めていた時、電話が鳴った。着信を見ると、『和真』と表示が入る。
(和真?)
「はい」
「あ、あの、国枝警部補ですか?」
電話口に聞こえるのは、女性の声であった。
「そう…だけど」
「わたし、和真先輩と一緒にいた中条です! あの、連絡したい事があってお電話させていただきました!」
(ああ、あのキャリアの)
うっすらと思い出しながら、佑一は口を開いた。
「それで、どうしたんですか?」
「和真先輩が…負傷しました!」
悲痛な声を出す今日子の声に、佑一の胸がどくんと音をたてた。
「それで――容体は?」
「手術が終わって病院で寝ています。先生の話では、手術自体は上手く行ったそうですが……まだ、目覚めてません」
(和真)
高鳴る動機を抑え込むように、佑一は努めて冷静な声を出した。
「一体、何があったんです?」
佑一の問いに、今日子は昨日のガサ入れからの経緯を話した。
「――和真先輩は、李蓮花さんを庇って、負傷したんです」
「そうでしたか…和真らしい」
思わず漏らした佑一に、今日子は勢い込んで言った。
「それで、和真先輩は蓮花さんから、西村さんのPCのパスワードを聞いたんです。連絡をしたのは、そのためもあります」
「パスワード? 西村のパソコンの?」
「はい」
驚きの中で問うた佑一に、今日子は答えた。
「厳密には判らないんですが、西村さんが『君の名前にした』と、言っていたそうです。」
「つまり和真は、李蓮花からパスワードは『自分の名前』だと聞いたんですね?」
「はい、そう言ってました」
佑一は少し考えた後で、今日子に言った。
「中条警部、和真の部屋の鍵を持って、和真の部屋に行ってください。私もそこで合流します」
「え? わたしが鍵を持って?」
「和真の荷物があるでしょう、そこから持ってきてください。和真の部屋に西村のPCがあるんです。開いて中を確認します」
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