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真田真希
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「アキラ、飯食いにいこうぜ」
昼休憩に入ると、キヨシが僕に声をかけてきた。
「あ、いいけど。学食?」
「おう。購買部もそこにあるしな」
キヨシの傍にいた黒縁眼鏡が補足説明をした。黒縁眼鏡をくいと上げると、彼は名乗った。
「演劇部の佐渡川慶介だ。キミも一緒に、演劇をやらないか?」
「あ、面白そうだけど…部活は決めてるから」
僕がそう答えると、佐渡川慶介は大げさにがくりとうなだれて見せた。
「う…またしても勧誘失敗」
「これで何人目だ? 25人目?」
「24人目だ! いや、けどボクは諦めないぞ。この学園に演劇の風を吹き込むのだ!」
慶介は拳を握って、高らかに宣言した。……冷静に考えると、みんな演技してるみたいなもんなんじゃ? そこでわざわざ演劇するかな。勧誘が失敗するのも、無理はない。
「馬鹿は放っといて飯だよ、飯。おい、和樹も行こうぜ!」
「あ、うん。待って」
和樹、と呼ばれた男子生徒が、慌ててやってくる。そういえばスローモーション・ボクシングの時に、レフリー役をやってたような。
「滝川和樹、クラスで一番おとなしい奴」
キヨシが笑いながら、和樹と肩を組む。和樹は薄笑いを浮かべながら、口を開いた。
「君たちみたいに、個性豊かじゃないだけだよ」
「慶介はともかく、オレは普通だろ?」
「ともかくとは何だ!」
こんな賑やかな連中とつるむのか。……うん、まあ悪くないかも。そんな事を想いながら、彼らと学食へ行った。
学食のメニューは有料である。というか、『プラトニック学園』は基本、無料で転入できるのだが、例えばオリジナル学生服とか、体操服、学食のメニューなどは課金制なのだ。そういう処で収益を上げるシステムになっている。まあ、学食のメニューはそれほど高くない、まさに学食価格だった。
僕は親子丼を食べながら、皆に訊いてみた。
「僕は転校生だけど、みんなは学園長いの?」
一瞬、妙な雰囲気が広まる。ゲームのメタ的質問は禁句だったか? けどキヨシは笑いながら、その問いにすぐに答えてくれた。
「まあ、オレは入学組だから長いって言えるかな。と言っても、この学園は三枠あるから、時間が三倍の速度で流れてる。つまりーー」
「つまり、一ヶ月も10日ほどで来るのだ!」
キヨシの後を受けて、慶介が口を挟んだ。
「一学年も四ヶ月くらいで終わる。その間に運動会や文化祭などのイベントも、どんどんやって来るのだ!」
「ま、そういう流れで学園生活を満喫するわけだな。ちなみに、和樹は最近転校してきたばっかだよ」
「あははは…。だからまだイベントはやってないんだ」
和樹が薄い笑いを見せる。と、突然、慶介が立ち上がって大声を上げた。
「ーーあ~っ! ボクの服に、カレーの汁がぁっ!」
慶介が食べていたのはカレーうどんだったが、その汁が見事にシャツに跳ねていた。キヨシがゲラゲラ笑い出した。
「だから、『悪魔の』カレーうどんはよせって言ってんのに」
「何を言う! これを汚さずに食べる事こそ、ボクの使命!」
「その使命、誰が下したんだよ」
僕もキヨシも和樹も、笑いながら食事をとった。こんなに楽しい昼食は、本当の学生時代にはなかったかもしれない。
授業が終わり放課後になる。慶介がやってきて、僕に言った。
「考え直して、ボクと一緒に演劇をやらないか?」
こいつ、どうして始終芝居がかってるんだろ? 面白いけど。
「いや、それは丁重にお断りを……」
「く~っ! なんたる残念!」
「じゃあ、サッカーは?」
横からキヨシが口を出す。僕は笑いながら首を振った。キヨシも苦笑しながら、口を開く。
「ま、そうだよな。じゃあ、オレは部活に行くから。じゃあな」
そう言うと、キヨシは教室を出ていく。
「じゃあ、ボクも誰もいない演劇部室へ行かねば。では!」
慶介が去り、残った和樹に僕は訊ねる。
「和樹は?」
「あ…ぼくはログアウトするから。じゃあ」
皆がいなくなると、教室の中も人数も大分減っていた。
不意に、あのポニーテールの女子が僕に近づいてくる。今度はその大きな瞳で、真っすぐに僕を見つめている。真っすぐに伸びた背筋は、凛とした印象だ。
「倉坂くん」
「は、はい」
近くまで来た女子に、僕は妙にどきまぎした。
「剣道部に行くの?」
「あ…そのつもりだけど……」
ふっ…と、それまでになかった笑みがこぼれた。
「一緒に来て」
彼女はそう言うと、ポニーテールを翻した。
慌てて後を追い、教室を出る。隣に並んだ彼女に、話しかけた。
「あの…君は?」
彼女がちらと横目で僕を見た。微かに、悪戯っぽい笑みを浮かべている。
「真田真希」
そう名乗った後には、もう笑みは消えている。気のせいだったのか? けど、少し彼女は上機嫌に見えた。
体育館の隣に武道館がある。贅沢な設備だ。そこに入ると、彼女は中にいた数人に声をあげた。
「新入部員を連れてきました!」
おお、とどよめきがあがる。その中から、上背のある男前がやってきた。
「ようこそ剣道部へ。ぼくは部長の葛城正也、よろしく」
その隣に、ロングヘアーの美女が並び立つ。
「わたしは副部長の千堂瑞樹。来てくれて嬉しいわ。歓迎します」
と言って微笑んだ顔が、また美女だ。清楚で美しい。
「それじゃあ、早速、やりましょ」
そう言って、真田真希は僕を部長の方に押し込んだ。着替えて来い、という意味らしい。
「ははは、真田さんは熱心だなあ」
部長は笑いながら、僕を男子更衣室まで連れて行った。そこでは剣道着、防具一式が置いてある。
「課金制だけど大丈夫? 最初はレンタルもできるけど?」
「あ、大丈夫です」
ケイトに言ったら、経費で落ちないかな。そんな事を考えながら、剣道具一式を購入した。
「此処ではね、リアルに着替えるんだよ」
部長はそう言いながら、自分も服を脱ぎ始めた。そうか。アバターは本来、一瞬で服装を変えられる。けど、この学園では着替えは敢えてその過程をリアルに再現しているのだ。
「部長と言ってもね、此処で一番強いのは真田さんなんだ。彼女は相手になる人を求めてたんだよ」
「ああ、そうなんですか」
教室で僕を見つめる眼は、そういう好敵手を求める眼だったわけか。そんな期待に添えるとは思えないが。
道場に出て、防具を着ける。実に、久しぶりの感触だ。
基本打ちを少しやると、地稽古の時間になった。真田真希が眼の前にやって来る。
「お願いします」
礼をされる。僕も「お願いします」と答えて、向き合った。
「キアァァァァッ!」
彼女の鋭い発声が響く。凛としたあの眼だけが面金の向うに見える。
「トオォォォッ!」
応えるように僕も気勢をあげた。彼女の構えが鋭い。切先で素早く中心を取って来る。僕はそれに少し回りながら応じる。互いに中心を取りながら、探り合うやりとりを続ける。
強い。これは強敵だ。すぐに判った。彼女はリアルでも相当の有段者だ。恐らく、僕より格上だ。
ツ…と、前に出て入って来る。危ない。この間合いで入られると、後は打たれるだけだ。僕は打ちに行った。
「面ッ!」
しかし、僕の面が届く前に、彼女の竹刀が僕の面に当たる。
「メンッ!」
見事に、華麗な出ばな面が入れられた。完全に格上だ。相手の攻めに堪えきれず、出ていった僕は完全に誘導されていた。駄目だ。剣道が久しぶりな事もあるが、完全に掌で踊らされている。
僕は戦い方を変える事にした。
すっ…と間合いを取る。剣道的な戦い方をしたら、まず彼女に勝てない。僕は脇構えに構える。
「!」
彼女の顔に、驚きの表情が浮かぶ。それはそうだろう。これは剣術の戦い方であって、剣道ではやらない構えだ。けど、彼女はすぐに笑みを浮かべた。
中段と脇構えで向かい合う。じりじりと回りながら間合いを詰める。竹刀が前にないので、彼女には中心が取りにくく、間合いも判りづらいはずだ。
彼女が出てくるにはまだ遠い。だが横に廻りながら、僕は少しずつ間を詰めていた。一瞬、こちらの気を敢えて抜く。と、彼女がつられて一瞬、気の張りが抜ける。ここだ!
「面ッ!」
側面を打ち込む。いきなり来た竹刀を避けられずに、彼女の側面を見事に捉えた。彼女が面の奥で笑っているのが見えた。
それからは一進一退、打ったり打ち込まれたり、時間を忘れて彼女と剣道をやっていた。やがて声がかかって、稽古の終わり時間が告げられた。
「今日はここまで」
並んで座り、面を外した。汗だくになって彼女を見ると、真田真希も汗だくだった。不意に、真希が僕の方を見て微笑んだ。
「アキラくん、強いね。楽しかった」
「いや…真…真希さんこそ」
彼女が無言で微笑んだ。その微笑みに、どきんと胸の奥が鳴った気がした。
昼休憩に入ると、キヨシが僕に声をかけてきた。
「あ、いいけど。学食?」
「おう。購買部もそこにあるしな」
キヨシの傍にいた黒縁眼鏡が補足説明をした。黒縁眼鏡をくいと上げると、彼は名乗った。
「演劇部の佐渡川慶介だ。キミも一緒に、演劇をやらないか?」
「あ、面白そうだけど…部活は決めてるから」
僕がそう答えると、佐渡川慶介は大げさにがくりとうなだれて見せた。
「う…またしても勧誘失敗」
「これで何人目だ? 25人目?」
「24人目だ! いや、けどボクは諦めないぞ。この学園に演劇の風を吹き込むのだ!」
慶介は拳を握って、高らかに宣言した。……冷静に考えると、みんな演技してるみたいなもんなんじゃ? そこでわざわざ演劇するかな。勧誘が失敗するのも、無理はない。
「馬鹿は放っといて飯だよ、飯。おい、和樹も行こうぜ!」
「あ、うん。待って」
和樹、と呼ばれた男子生徒が、慌ててやってくる。そういえばスローモーション・ボクシングの時に、レフリー役をやってたような。
「滝川和樹、クラスで一番おとなしい奴」
キヨシが笑いながら、和樹と肩を組む。和樹は薄笑いを浮かべながら、口を開いた。
「君たちみたいに、個性豊かじゃないだけだよ」
「慶介はともかく、オレは普通だろ?」
「ともかくとは何だ!」
こんな賑やかな連中とつるむのか。……うん、まあ悪くないかも。そんな事を想いながら、彼らと学食へ行った。
学食のメニューは有料である。というか、『プラトニック学園』は基本、無料で転入できるのだが、例えばオリジナル学生服とか、体操服、学食のメニューなどは課金制なのだ。そういう処で収益を上げるシステムになっている。まあ、学食のメニューはそれほど高くない、まさに学食価格だった。
僕は親子丼を食べながら、皆に訊いてみた。
「僕は転校生だけど、みんなは学園長いの?」
一瞬、妙な雰囲気が広まる。ゲームのメタ的質問は禁句だったか? けどキヨシは笑いながら、その問いにすぐに答えてくれた。
「まあ、オレは入学組だから長いって言えるかな。と言っても、この学園は三枠あるから、時間が三倍の速度で流れてる。つまりーー」
「つまり、一ヶ月も10日ほどで来るのだ!」
キヨシの後を受けて、慶介が口を挟んだ。
「一学年も四ヶ月くらいで終わる。その間に運動会や文化祭などのイベントも、どんどんやって来るのだ!」
「ま、そういう流れで学園生活を満喫するわけだな。ちなみに、和樹は最近転校してきたばっかだよ」
「あははは…。だからまだイベントはやってないんだ」
和樹が薄い笑いを見せる。と、突然、慶介が立ち上がって大声を上げた。
「ーーあ~っ! ボクの服に、カレーの汁がぁっ!」
慶介が食べていたのはカレーうどんだったが、その汁が見事にシャツに跳ねていた。キヨシがゲラゲラ笑い出した。
「だから、『悪魔の』カレーうどんはよせって言ってんのに」
「何を言う! これを汚さずに食べる事こそ、ボクの使命!」
「その使命、誰が下したんだよ」
僕もキヨシも和樹も、笑いながら食事をとった。こんなに楽しい昼食は、本当の学生時代にはなかったかもしれない。
授業が終わり放課後になる。慶介がやってきて、僕に言った。
「考え直して、ボクと一緒に演劇をやらないか?」
こいつ、どうして始終芝居がかってるんだろ? 面白いけど。
「いや、それは丁重にお断りを……」
「く~っ! なんたる残念!」
「じゃあ、サッカーは?」
横からキヨシが口を出す。僕は笑いながら首を振った。キヨシも苦笑しながら、口を開く。
「ま、そうだよな。じゃあ、オレは部活に行くから。じゃあな」
そう言うと、キヨシは教室を出ていく。
「じゃあ、ボクも誰もいない演劇部室へ行かねば。では!」
慶介が去り、残った和樹に僕は訊ねる。
「和樹は?」
「あ…ぼくはログアウトするから。じゃあ」
皆がいなくなると、教室の中も人数も大分減っていた。
不意に、あのポニーテールの女子が僕に近づいてくる。今度はその大きな瞳で、真っすぐに僕を見つめている。真っすぐに伸びた背筋は、凛とした印象だ。
「倉坂くん」
「は、はい」
近くまで来た女子に、僕は妙にどきまぎした。
「剣道部に行くの?」
「あ…そのつもりだけど……」
ふっ…と、それまでになかった笑みがこぼれた。
「一緒に来て」
彼女はそう言うと、ポニーテールを翻した。
慌てて後を追い、教室を出る。隣に並んだ彼女に、話しかけた。
「あの…君は?」
彼女がちらと横目で僕を見た。微かに、悪戯っぽい笑みを浮かべている。
「真田真希」
そう名乗った後には、もう笑みは消えている。気のせいだったのか? けど、少し彼女は上機嫌に見えた。
体育館の隣に武道館がある。贅沢な設備だ。そこに入ると、彼女は中にいた数人に声をあげた。
「新入部員を連れてきました!」
おお、とどよめきがあがる。その中から、上背のある男前がやってきた。
「ようこそ剣道部へ。ぼくは部長の葛城正也、よろしく」
その隣に、ロングヘアーの美女が並び立つ。
「わたしは副部長の千堂瑞樹。来てくれて嬉しいわ。歓迎します」
と言って微笑んだ顔が、また美女だ。清楚で美しい。
「それじゃあ、早速、やりましょ」
そう言って、真田真希は僕を部長の方に押し込んだ。着替えて来い、という意味らしい。
「ははは、真田さんは熱心だなあ」
部長は笑いながら、僕を男子更衣室まで連れて行った。そこでは剣道着、防具一式が置いてある。
「課金制だけど大丈夫? 最初はレンタルもできるけど?」
「あ、大丈夫です」
ケイトに言ったら、経費で落ちないかな。そんな事を考えながら、剣道具一式を購入した。
「此処ではね、リアルに着替えるんだよ」
部長はそう言いながら、自分も服を脱ぎ始めた。そうか。アバターは本来、一瞬で服装を変えられる。けど、この学園では着替えは敢えてその過程をリアルに再現しているのだ。
「部長と言ってもね、此処で一番強いのは真田さんなんだ。彼女は相手になる人を求めてたんだよ」
「ああ、そうなんですか」
教室で僕を見つめる眼は、そういう好敵手を求める眼だったわけか。そんな期待に添えるとは思えないが。
道場に出て、防具を着ける。実に、久しぶりの感触だ。
基本打ちを少しやると、地稽古の時間になった。真田真希が眼の前にやって来る。
「お願いします」
礼をされる。僕も「お願いします」と答えて、向き合った。
「キアァァァァッ!」
彼女の鋭い発声が響く。凛としたあの眼だけが面金の向うに見える。
「トオォォォッ!」
応えるように僕も気勢をあげた。彼女の構えが鋭い。切先で素早く中心を取って来る。僕はそれに少し回りながら応じる。互いに中心を取りながら、探り合うやりとりを続ける。
強い。これは強敵だ。すぐに判った。彼女はリアルでも相当の有段者だ。恐らく、僕より格上だ。
ツ…と、前に出て入って来る。危ない。この間合いで入られると、後は打たれるだけだ。僕は打ちに行った。
「面ッ!」
しかし、僕の面が届く前に、彼女の竹刀が僕の面に当たる。
「メンッ!」
見事に、華麗な出ばな面が入れられた。完全に格上だ。相手の攻めに堪えきれず、出ていった僕は完全に誘導されていた。駄目だ。剣道が久しぶりな事もあるが、完全に掌で踊らされている。
僕は戦い方を変える事にした。
すっ…と間合いを取る。剣道的な戦い方をしたら、まず彼女に勝てない。僕は脇構えに構える。
「!」
彼女の顔に、驚きの表情が浮かぶ。それはそうだろう。これは剣術の戦い方であって、剣道ではやらない構えだ。けど、彼女はすぐに笑みを浮かべた。
中段と脇構えで向かい合う。じりじりと回りながら間合いを詰める。竹刀が前にないので、彼女には中心が取りにくく、間合いも判りづらいはずだ。
彼女が出てくるにはまだ遠い。だが横に廻りながら、僕は少しずつ間を詰めていた。一瞬、こちらの気を敢えて抜く。と、彼女がつられて一瞬、気の張りが抜ける。ここだ!
「面ッ!」
側面を打ち込む。いきなり来た竹刀を避けられずに、彼女の側面を見事に捉えた。彼女が面の奥で笑っているのが見えた。
それからは一進一退、打ったり打ち込まれたり、時間を忘れて彼女と剣道をやっていた。やがて声がかかって、稽古の終わり時間が告げられた。
「今日はここまで」
並んで座り、面を外した。汗だくになって彼女を見ると、真田真希も汗だくだった。不意に、真希が僕の方を見て微笑んだ。
「アキラくん、強いね。楽しかった」
「いや…真…真希さんこそ」
彼女が無言で微笑んだ。その微笑みに、どきんと胸の奥が鳴った気がした。
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