81 / 95
2章 ダンジョンと刀
第81話 目覚め
しおりを挟む
師匠が目を覚ましてから、数時間後、オレたちの仲間が全員、病院に揃ったころ、医者から呼び出される。
診察室に集まって、師匠抜きの5人で話を聞いて、オレは涙が自然と出た。
『あんなにすごい人がどうしてこんな目に』そう考えるが、鈴がいる手前、迂闊なことを言えず、ただただ、涙を流した。
30分くらいして、落ち着いてから、師匠の病室へと向かう。
病室の扉を開けると、ベッドのリクライニング機能で上半身を起こした師匠と目があった。
「よぉ、おまえら」
いつもの調子で話しかけられ、泣きそうになる。でも、堪えた。
「師匠!鈴を助けてくれてありがとうございます!!それにオレたちのことも!!」
オレは病室に入ることができず、その場で頭を下げた。床に水滴がポタポタと落ちている。
「うるせーやつだな。場所を考えろ。とにかく中に入れ」
「りっくん……」
「はい……」
オレはゆあちゃんに肩を押されて中に入り、師匠のすぐそばに腰掛ける。
みんなで師匠のことを囲うように着席した。オレと鈴が師匠の両脇にいて、1番近い位置だ。2人とも下を向いていたと思う。
「なんだおまえら?お通夜でもやってんのか?誰も死んでねぇじゃねーか」
「……」
「ま、オレは死ぬ気で行ったからよ。命があって、儲けもんってやつだな」
「……」
「……はぁ、なに泣いてんだ。咲守」
「だって……師匠……足が……」
「動かなくなったって?」
「……はい」
師匠の診断結果は、〈長時間の酸素欠乏による下半身付随〉だった。
「これまで、師匠が積み上げてきたものを……オレたちのせいで……」
ガタっ!鈴が勢いよく立ち上がっていた。
「ちがうわ!わたしのせい!陸人たちは悪くない!わたしが欲をかいて神器なんかに手を出したから!」
鈴もポロポロと泣いていた。あいつも、なんだかんだ言って、師匠のことは尊敬していたんだ。
「なんだ、双葉まで。意外だな、おっさんおっさんとかバカにしてたくせによ」
「ごめんなさい……荻堂せんせ……」
「はぁ……双葉」
師匠が鈴の方に右手を伸ばす。
鈴はビクッとした。ぶたれることを覚悟したのかもしれない。しかし、そんな予想は当たるはずもなかった。
ポフっと師匠の掌が鈴の頭にのる。
「双葉、おまえが無事で良かった。弟子を守るのが師匠の務めってやつだ。おまえが気に病むことを何もない」
「でも……」
「おまえらは、俺のエゴに付き合って、池袋駅ダンジョンに挑んで、あのクソヤローを倒してくれた。感謝こそすれ、恨みなんかしない」
「だって……あんたの足が……」
「俺の足?俺なら、足くらい動かなくたって最強だ。ははは」
はじめてみる。師匠の愛想笑い、冗談だった。
「……うぅぅ……ご、ごめんなさい……ごめんなさい……」
鈴は師匠に撫でられるがまま、涙が止まらなくなってしまった。
「あぁもう……なんだこいつ……調子狂うな。的場、なんとかしてくれ」
「は、はい。ぐすっ……鈴ちゃん、おいで?」
ゆあちゃんが鈴を抱きしめて椅子に座り直す。鈴はゆあちゃんの腕の中でポロポロと泣いていた。
「……ま、なんだ。おまえらが思ったより、俺のこと尊敬してたってやつだな!」
また、師匠がおちゃらけて見せる。
「シーン……」
「お、おい……」
「荻堂先生……滑ってます」
「そうですよ。さっきの鈴ちゃんに対する言葉はカッコよかったのに。台無しです」
桜先生と栞先輩は、笑いながら鋭いことを言ってみる。
「な、なんだよそれ……ああ!悪かったよ!俺は、こういう湿っぽいの苦手なんだよ!」
「……ぷっ」
「おい!咲守なに笑ってやがる!」
「だって……師匠……はは……」
師匠が、泣いているオレの頭をグジグジと鷲掴みにしてきた。大きな手、力強い手だ。オレが憧れた最強の男の手だった。
涙を拭いて、師匠のことを見る。
「オレ、師匠みたいに強くなります!」
「あ?俺みたいにだ?おまえには無理だ」
「なんでそんなこと言うんですか!?ひどい!」
「弟子は師匠に一生勝てねー。俺がそう決めた」
「絶対追いついてみせます!」
「寝言は寝て言え」
「……なんなのこいつら……マジでキモいんですけど……」
「お、泣き虫が調子を取り戻し始めたな」
「ノンデリおっさん、キモっ」
「荻堂先生だろうが!」
「うふふ、すっかり教師の顔になりましたね。荻堂先生」
「いや……これはだな……」
照れ臭そうに腕を組む師匠。その仕草を見て、オレたちはみんな、笑顔になることが出来た。
池袋駅ダンジョンを攻略して、大きな代償を払うことになったが、師匠の思いを無駄にしてはダメだ。やっとそう思うことができた。
その日、オレたちは、夜になるまで、くだらない話をし続けた。
♢
2週間後、驚異的な回復力を見せた師匠の退院の日がやってきた。医者曰く、「1週間昏睡状態だったやつとは思えない」とのことだ。
「師匠!車椅子押しましょうか!」
「あ?何時代の話だ。バカ弟子が」
空中にフワフワと浮く車椅子に乗った師匠が睨んでくる。すっかり、いつもの厳しい顔に戻っていた。
「あのときは、毒が抜けたみたいな顔してたくせに、あんたって、なんでいっつも怒った顔してんのよ」
「あ?」
「こわ~い。生意気言ってごめんなさーい。荻堂せんせー」
「このクソガキが……まぁいい。さっさと帰って次の作戦会議するぞ」
「作戦会議?」
「あ?おまえら、自分たちの目的忘れたわけじゃねぇだろーな?」
「えっと。でも、師匠は池袋駅ダンジョンを攻略するのが目的で……」
「あ?今更投げ出すかよ。おまえらが戦い続ける限り、サポートしてやる。それが師匠ってもんだろう」
「かっくい~」
「うんうん!ゆあもそう思う!そういうこともっと言って欲しいな!」
「ふふ、荻堂さんも丸くなりましたね」
「なんだこのガキども……」
師匠がオレたちから逃げるように車椅子を前進させる。
オレたちは笑い合ったあと、尊敬する偉大な男の背中を追いかけることにした。
診察室に集まって、師匠抜きの5人で話を聞いて、オレは涙が自然と出た。
『あんなにすごい人がどうしてこんな目に』そう考えるが、鈴がいる手前、迂闊なことを言えず、ただただ、涙を流した。
30分くらいして、落ち着いてから、師匠の病室へと向かう。
病室の扉を開けると、ベッドのリクライニング機能で上半身を起こした師匠と目があった。
「よぉ、おまえら」
いつもの調子で話しかけられ、泣きそうになる。でも、堪えた。
「師匠!鈴を助けてくれてありがとうございます!!それにオレたちのことも!!」
オレは病室に入ることができず、その場で頭を下げた。床に水滴がポタポタと落ちている。
「うるせーやつだな。場所を考えろ。とにかく中に入れ」
「りっくん……」
「はい……」
オレはゆあちゃんに肩を押されて中に入り、師匠のすぐそばに腰掛ける。
みんなで師匠のことを囲うように着席した。オレと鈴が師匠の両脇にいて、1番近い位置だ。2人とも下を向いていたと思う。
「なんだおまえら?お通夜でもやってんのか?誰も死んでねぇじゃねーか」
「……」
「ま、オレは死ぬ気で行ったからよ。命があって、儲けもんってやつだな」
「……」
「……はぁ、なに泣いてんだ。咲守」
「だって……師匠……足が……」
「動かなくなったって?」
「……はい」
師匠の診断結果は、〈長時間の酸素欠乏による下半身付随〉だった。
「これまで、師匠が積み上げてきたものを……オレたちのせいで……」
ガタっ!鈴が勢いよく立ち上がっていた。
「ちがうわ!わたしのせい!陸人たちは悪くない!わたしが欲をかいて神器なんかに手を出したから!」
鈴もポロポロと泣いていた。あいつも、なんだかんだ言って、師匠のことは尊敬していたんだ。
「なんだ、双葉まで。意外だな、おっさんおっさんとかバカにしてたくせによ」
「ごめんなさい……荻堂せんせ……」
「はぁ……双葉」
師匠が鈴の方に右手を伸ばす。
鈴はビクッとした。ぶたれることを覚悟したのかもしれない。しかし、そんな予想は当たるはずもなかった。
ポフっと師匠の掌が鈴の頭にのる。
「双葉、おまえが無事で良かった。弟子を守るのが師匠の務めってやつだ。おまえが気に病むことを何もない」
「でも……」
「おまえらは、俺のエゴに付き合って、池袋駅ダンジョンに挑んで、あのクソヤローを倒してくれた。感謝こそすれ、恨みなんかしない」
「だって……あんたの足が……」
「俺の足?俺なら、足くらい動かなくたって最強だ。ははは」
はじめてみる。師匠の愛想笑い、冗談だった。
「……うぅぅ……ご、ごめんなさい……ごめんなさい……」
鈴は師匠に撫でられるがまま、涙が止まらなくなってしまった。
「あぁもう……なんだこいつ……調子狂うな。的場、なんとかしてくれ」
「は、はい。ぐすっ……鈴ちゃん、おいで?」
ゆあちゃんが鈴を抱きしめて椅子に座り直す。鈴はゆあちゃんの腕の中でポロポロと泣いていた。
「……ま、なんだ。おまえらが思ったより、俺のこと尊敬してたってやつだな!」
また、師匠がおちゃらけて見せる。
「シーン……」
「お、おい……」
「荻堂先生……滑ってます」
「そうですよ。さっきの鈴ちゃんに対する言葉はカッコよかったのに。台無しです」
桜先生と栞先輩は、笑いながら鋭いことを言ってみる。
「な、なんだよそれ……ああ!悪かったよ!俺は、こういう湿っぽいの苦手なんだよ!」
「……ぷっ」
「おい!咲守なに笑ってやがる!」
「だって……師匠……はは……」
師匠が、泣いているオレの頭をグジグジと鷲掴みにしてきた。大きな手、力強い手だ。オレが憧れた最強の男の手だった。
涙を拭いて、師匠のことを見る。
「オレ、師匠みたいに強くなります!」
「あ?俺みたいにだ?おまえには無理だ」
「なんでそんなこと言うんですか!?ひどい!」
「弟子は師匠に一生勝てねー。俺がそう決めた」
「絶対追いついてみせます!」
「寝言は寝て言え」
「……なんなのこいつら……マジでキモいんですけど……」
「お、泣き虫が調子を取り戻し始めたな」
「ノンデリおっさん、キモっ」
「荻堂先生だろうが!」
「うふふ、すっかり教師の顔になりましたね。荻堂先生」
「いや……これはだな……」
照れ臭そうに腕を組む師匠。その仕草を見て、オレたちはみんな、笑顔になることが出来た。
池袋駅ダンジョンを攻略して、大きな代償を払うことになったが、師匠の思いを無駄にしてはダメだ。やっとそう思うことができた。
その日、オレたちは、夜になるまで、くだらない話をし続けた。
♢
2週間後、驚異的な回復力を見せた師匠の退院の日がやってきた。医者曰く、「1週間昏睡状態だったやつとは思えない」とのことだ。
「師匠!車椅子押しましょうか!」
「あ?何時代の話だ。バカ弟子が」
空中にフワフワと浮く車椅子に乗った師匠が睨んでくる。すっかり、いつもの厳しい顔に戻っていた。
「あのときは、毒が抜けたみたいな顔してたくせに、あんたって、なんでいっつも怒った顔してんのよ」
「あ?」
「こわ~い。生意気言ってごめんなさーい。荻堂せんせー」
「このクソガキが……まぁいい。さっさと帰って次の作戦会議するぞ」
「作戦会議?」
「あ?おまえら、自分たちの目的忘れたわけじゃねぇだろーな?」
「えっと。でも、師匠は池袋駅ダンジョンを攻略するのが目的で……」
「あ?今更投げ出すかよ。おまえらが戦い続ける限り、サポートしてやる。それが師匠ってもんだろう」
「かっくい~」
「うんうん!ゆあもそう思う!そういうこともっと言って欲しいな!」
「ふふ、荻堂さんも丸くなりましたね」
「なんだこのガキども……」
師匠がオレたちから逃げるように車椅子を前進させる。
オレたちは笑い合ったあと、尊敬する偉大な男の背中を追いかけることにした。
12
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説
無人島ほのぼのサバイバル ~最強の高校生、S級美少女達と無人島に遭難したので本気出す~
絢乃
ファンタジー
【ストレスフリーの無人島生活】
修学旅行中の事故により、無人島での生活を余儀なくされる俺。
仲間はスクールカースト最上位の美少女3人組。
俺たちの漂着した無人島は決してイージーモードではない。
巨大なイノシシやワニなど、獰猛な動物がたくさん棲息している。
普通の人間なら勝つのはまず不可能だろう。
だが、俺は普通の人間とはほんの少しだけ違っていて――。
キノコを焼き、皮をなめし、魚を捌いて、土器を作る。
過酷なはずの大自然を満喫しながら、日本へ戻る方法を模索する。
美少女たちと楽しく生き抜く無人島サバイバル物語。
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
転移ですか!? どうせなら、便利に楽させて! ~役立ち少女の異世界ライフ~
ままるり
ファンタジー
女子高生、美咲瑠璃(みさきるり)は、気がつくと泉の前にたたずんでいた。
あれ? 朝学校に行こうって玄関を出たはずなのに……。
現れた女神は言う。
「あなたは、異世界に飛んできました」
……え? 帰してください。私、勇者とか聖女とか興味ないですから……。
帰還の方法がないことを知り、女神に願う。
……分かりました。私はこの世界で生きていきます。
でも、戦いたくないからチカラとかいらない。
『どうせなら便利に楽させて!』
実はチートな自称普通の少女が、周りを幸せに、いや、巻き込みながら成長していく冒険ストーリー。
便利に生きるためなら自重しない。
令嬢の想いも、王女のわがままも、剣と魔法と、現代知識で無自覚に解決!!
「あなたのお役に立てましたか?」
「そうですわね。……でも、あなたやり過ぎですわ……」
※R15は保険です。
※小説家になろう様、カクヨム様でも連載しております。
ママチャリってドラゴンですか!? ~最強のミスリルドラゴンとして転生した愛車のママチャリの力を借りて異世界で無双冒険者に~
たっすー
ファンタジー
フードデリバリーをしていたオレは、仕事中の事故で死んでしまい、異世界に転生した。
だけど転生した後も日雇い仕事に精を出すだけのうだつのあがらない毎日は変わらなかった。
そんなある日、路地裏の揉め事に巻き込まれる。
手酷い暴行を受け意識を失ってしまったオレを宿まで運び傷を治してくれたのは、オレよりも遅れてこの世界に転生してきた、元の世界にいた頃の愛車(ママチャリ)シルバーチャリオッツ号だった。
シルバーチャリオッツ号はこの世界にドラゴンとして転生してきており(でも見た目は自転車のまんま)、思念伝達のスキルで会話ができる(でもちょっとウザい)オレの相棒となる。
転生にともなって思念伝達以外にも様々なスキルを獲得していたシルバーチャリオッツ号は、この世界では超つよのチートドラゴンだった(でも見た目は自転車)。
転生前の自炊生活で学んだオレの料理の知識と、シルバーチャリオッツ号のチート能力を駆使して、オレたちは様々な問題を解決していく。
最強ママチャリとちょっと料理ができるだけのオレの異世界活躍譚。
あれ、もしかしてオレってオマケ?
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
2年ぶりに家を出たら異世界に飛ばされた件
後藤蓮
ファンタジー
生まれてから12年間、東京にすんでいた如月零は中学に上がってすぐに、親の転勤で北海道の中高一貫高に学校に転入した。
転入してから直ぐにその学校でいじめられていた一人の女の子を助けた零は、次のいじめのターゲットにされ、やがて引きこもってしまう。
それから2年が過ぎ、零はいじめっ子に復讐をするため学校に行くことを決断する。久しぶりに家を出る決断をして家を出たまでは良かったが、学校にたどり着く前に零は突如謎の光に包まれてしまい気づいた時には森の中に転移していた。
これから零はどうなってしまうのか........。
お気に入り・感想等よろしくお願いします!!
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる