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会社でのヒミツ情事 ③

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 副島課長は立ち上がり、近くまで歩み寄りすっと私の腰を抱いた。そして私が持っていたピンクローターを奪った。片手でするするとスカートをめくり、秘裂に指を這わせる。


「なんだ、もうしっかり濡れてるじゃないですか?」

「あ……」

「力抜いて……入らないから」


 課長は指先に力を込めて、そのピンク色をしたローターを秘裂に埋めていく。ずちゅ……という重い水音を立てながら、ソレは秘部にきっちりと収まっていく。


「……はる、全部入ったよ」


 優しく囁く課長は、私の体の震えを一挙手一投足逃さず食い入るように見つめていた。その見つめられている部分も、熱く震え始めた。


「はあ……あ…」

「気持ちいいですか?」

 
 快感よりも、異物感が勝る。私が首を横に振ったら、私の様子を食い入るように見つめている課長は、スーツのポケットから同じピンク色をしたコントローラーを取り出した。ボタンを強く押した途端、ナカに埋まったローターが、ヴヴヴ……と静かな音を立てながら震え始める。


「あ…いやぁ……!」


 膝の力が抜け、ガクッと床に座り込む。そんな私の様子を見ながら、課長の指はコントローラー操作していく。その指が動くたびに、ソレは動きを変えていった。


「はる、どう? ……気持ちいい?」

「や、だめ、だめぇ……!」


 機械の無機質な動きは、じわりじわりと私の花芯の裏、感じやすいスポットを高めていく。もうだめ……と背を反らした時、ローターの動きは止まった。


「あ……っ」

「ごめんね、はる。もう会議が始まる時間だから……ほら、下着をはきなさい。もちろん、ソレが入ったままでね」

「でも、こんなもの入ったままじゃ……」


 副島課長は私と目線を合わせるようにしゃがみこんだ。課長の黒い瞳の中に、中途半端な快楽に震える私が映る。


「上役も集まる会議ですからね、この場ではるの『アルバイト』のことを報告してもいいですよ?」


 私が焦りの色を浮かべながら首を横に振ると、課長は手を伸ばし、私の頭を撫でた。温かい手のひらの温度よりも熱い……課長の目の奥には滾る熱情が見える。


「いい子。ちゃんと我慢するんですよ」

「……は、はい」


 私は下着を履きなおし、ストッキングも同様に腰まで引き上げた。ナカで存在感を主張し続けるソレを意識しないように、会議室の隅に置かれた椅子に座る。深く座ると、ナカに埋まったそれがさらに奥に入り込もうとした……その違和感から逃れるために、腰をもじもじと動かしていると、副島課長はそんな私の様子を見て口角をあげていた。普段なら、絶対会社では見ないような……誰も見たことのない、私しか見ることのできない表情だ。
 五分もしないうちに、他の課の課長や専務など……入社するときの面接で見た以来の顔ぶれがそろい、それぞれの席に座る。私の少し不自然な様子には、誰一人気づかない様子でほっと息をついた。
 会議は、営業部の実績から始まり、各課の連絡事項を報告が続く。副島課長がメモを取るのに倣って、私もポケットに入れていたメモ帳に……それっぽく書き込んでいく。会議が始まって四十分ほど経つと、ナカに埋められ、あれ以来じっとしているローターも体に馴染み始めた。副島課長も、コントローラーをいじる様子もなかった。
 専務が、「最後に……」と副島課長の名を呼んだ。もうすぐ終わるのだと、胸をなでおろす。副島課長はぺらぺらと資料をめくり、そして……ポケットの中に手を入れた。
 その途端、私のナカで眠っていたローターがプルプルと弱く震え始める。


「んっ!」


 思わず声が上がると、会議に参加している方が全員私を見た。私はあわてて頭を下げ、その場をとりなす。誰かが、『会議中に居眠りなんて、度胸あるな』と揶揄したけれど……もっと度胸があるのは、素知らぬ顔で朗々と資料を読み上げる副島課長の方だ。

 胎内で震えるローターに翻弄され始めた私は、きっと課長を睨んだ。今すぐに、誰かにばれてしまう前に早くこれを止めてほしい一心だ。その願いが届いたのか、課長は再びポケットの中に手を入れる。はあ……と溜まっていた息を吐き出し、私は体の力を抜いた。
 しかし、気が抜けた体をさらに強い振動が突き抜けていった。声を漏らさないように唇を噛み、快感に疼き始める秘部を落ち着かせるように、太ももを誰にも気づかれないように擦り合わせる。課長はそんな私の様子を尻目に資料の説明を続け、たまにローターの設定を変えていく。
 弱弱しい刺激が私を柔らかくくすぐるように肉壁をくすぐったと思えば、強い振動が私を快感の淵まで責め立てていく。落ちるまいと必死に耐えていると、気づかぬうちに副島課長の報告が終わって、皆さんそれぞれ席を立ち始めた。慌てて私も椅子から立ち上がり、ぎゅっと目をつぶりながら、会議室を出ていく偉い人たちに向かって頭を下げた。
誰にも、ばれていませんように。手を体の前で強く握ると、ヴヴヴという振動が私の手にまで伝わってきた。
最後の人が出て行ってドアが閉まると、私はその場に崩れ落ちていた。副島課長は私の肩を抱き、指を顎に添えて上を向かせた。


「はる、大丈夫?」


 首をぶんぶんと横に振る。噛みすぎて血が滲みそうな唇を、課長は親指で撫でた。


「かちょ……なんでこんなこと……」

「……物足りなさそうな顔をしていたから、意地悪してみたくなって」


子どもみたいな笑いながら、副島課長は静かにそう告げる。


「……ん、あ…ずるいです……」

「そろそろ辛いだろう? 今楽にしてあげるからね」


 課長は私の後ろに回り、スカートをめくった。下肢……脚の間に指を伸ばす。ストッキングと下着の上から、ぷっくりと勃ちあがり存在を主張する花芯に、人差し指と中指を当て、ぐっと押し付ける。


「んあぁ……っ!」

「はる、静かに」


 私の肩を抱いていた課長の手が、口元に回って強く塞ぐ。私の喘ぎ声は外で飛び出ることなく、喉のあたりに漂い体中に響き始めた。


「……誰かに聞こえますよ。こんないやらしい姿、誰かに見られるのは嫌でしょう?」


 何度も頷くと、口を塞いでいた手の力は少しだけ緩んだ。
 課長の指は花芯を強く押し、円を描くように指を回したと思えば……コリコリと指先ではじく。下着の布擦れがさらに強く快感を呼び寄せ……腰がびくびくと震え始めた。


「はる、イく?」


 課長はそう囁いて、私の淫核から指を離した。快楽を失い戸惑う私を見て、口角をあげながらポケットからコントローラーを取り出した。課長の意図することは、目を見なくてもわかる。「やめて」と伝えようにも、口を塞がれたままでは声は声にならない。
 課長の親指は、何度もコントローラーのボタンを押す。少しずつ、ボリュームを上げるように振動のレベルを上げていく。
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