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【ペット契約】始まります ⑦
しおりを挟む「手、よけて」
課長は私の胸もとをじっと見ながら、ゆっくりとした言葉で命じた。
その言葉にどうしても逆らうことができなかった私は……乳房がこぼれないように押さえていた手は、小さくバンザイをするように腕を広げる。課長は胸の谷間に指を差し込んで、ゆっくりと布を下ろしていき、何度か呼吸を繰り返す内に胸が露わになっていく。
すでに尖って姿を主張する乳首を、熱に浮かされた息を吐きながら課長はじっと見つめていた。
「課長、電気消してください……」
私の弱弱しい懇願も、課長は一言で一蹴する。
「嫌です」
「でも、恥ずかしい……」
「こんなに綺麗なのに?」
課長の指先がデコルテからアンダーバストまで、触れるか触れないか微妙なタッチでくすぐる。私は身をよじりながら、はあ、と息を漏らした。
「気持ちいいですか?」
「ふぁ……はい……」
「この前から思っていたのですが、木下さんはとても敏感なんですね。軽く触っているだけなのに」
「でも……」
こんな風に優しく触れられていたら、どんな女の子でも感じてしまう。課長の指は胸の輪郭をなぞったと思えば、乳輪をゆっくりと円を描くように触れていく。
「木下さん、鏡を見て」
左側の鏡を見ると、鏡の中の課長と目が合った。少し下に視線をずらすと、口を半開きにし、頬を赤く染め瞳を潤ませる私がいる。
「……触っているだけなのに、ずいぶんいやらしい表情だ」
「だって……」
「ここ、摘まむとどうなるかな?」
鏡の中の課長は、私の胸の頂をひねり上げる。私の体は跳ね、再び甘い嬌声が部屋に満ち始める。
人差し指と親指で乳首をこね、爪で柔らかく引っかく。時折、乳輪との境、根元から摘まんで中身を絞るようにコリコリと摘まむ。
「ん、あ、あぁ……あぁん!」
「どうですか?」
「き、きもちいい、です……」
「どこが?」
「……ちくび、きもちいい……」
「いい子だ。……それなら、これは?」
勃起した乳首を課長は口の中に引き込んだ、舌と唇に挟まれ……もう片方の乳首はゆっくり摘ままれる。でも、もうそんな柔らかな刺激ではもう物足りなくなっていた。
「ああん、あ……課長……」
「ん?」
「……もっと、つよくして?」
「ん? おねだりですか?」
こくん、とうなづくと課長は私の頭をなで、「かわいいうさぎさんですね」と囁いた。もじもじと擦りつけていた私の太ももを撫でおろし、膝を掴み、脚を広げられる。ぐっと大きく広げられた大事な部分に課長は鼻先を寄せて、深呼吸をする。
「におい嗅ぐの、だめぇ……」
「いい匂いですよ……かわいい、メスの匂いだ」
レオタードのクロッチの真下でぷっくりと目覚め始める肉芽を唇で食まれると、びりびりと体中に電気が走った。
「……もう、ここ切っちゃいますね」
「え?」
「大丈夫……どうせこれもう使い物にならないですし、大事なところは決して傷つけませんから」
ビジネスバックからペンケースを取り出し、その中から小さな鋏を手に取る。課長は少し強めにクロッチを引っ張り上げて、そこに刃をすっと入れた。ジョキンという音の後、ふっとした冷たい開放感が広がる。潤んだ秘部が、空気に触れたのだ。
「さっき綺麗にしたばかりなのに……もうこんなに濡れて」
課長の指が割れ目をゆっくりと這う。中指と人差し指で愛液を掬い取り、その上で刺激を待っていた花芯に指を滑らせた。
「ああぁっ……!」
課長の指は、さっきよりも優しくほぐすように指の間に挟む。震えながらゆっくり息を吐く私の姿を見ながら、課長は包皮を摘まんだ。
「もう少しで完全に剥けますね。思っていたよりも早いな」
「むける……?」
「ええ、ずっと皮が剥けたままにして……下着を履いただけでも感じるクリトリスになるんですよ。オフィスで仕事をしている間中、ずっと快感に震える君を見ることができるわけだ」
「や、やです……」
「どうして? 気持ちいいの、好きでしょう?」
「……え、えっちの、ときだけでいいです!」
「もったいないですよ? こんなに気持ちいいのを、ベッドの中だけでいいなんて」
課長はまた私の脚の間に顔を近づけて、ふっとクリトリスに息をかける。そして、舌の腹で包み込むように口づけた。
「あぁああ……! だめ、むけちゃう、だめぇ……!」
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