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141 入学?編入?
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体型と寸分狂わない衣装に靴擦れなんて起こさせないほどぴったりの靴。上質な生地で作られた売ってしまいたい程に意匠を凝らした物に袖を通して押し付けられるように家に届いた化粧品で化粧を整えられて学校に再入学?編入?準備を整える。有難いことに?私が何を準備するとはなく、日付が近付くと自動的にものが届く。分相応に見せつつも領収書の行先が王宮なので目を逸らしたくなる。ヘラルド様からは勝手に決めた人間の責任で私的に使えるお金から引いているから気にするなと…
私のノミのような心臓に気を使ってなのか…細かい裏事情はなく、私が気にする項目を全て書いてない手紙であった。
肝心な問題は爵位。諸々の紙の手続きだけ済ませて肝心の土地に関することは成績次第なので肩書きだけちゃんと子爵になってしまった。何でもアレックス様が子爵として認めるべきという証拠や評価の数字をドカドカと積み上げてこれだけしても子爵に相応しくないなら現在子爵以上の方はどれだけ優秀な成績を短期間で上げたのだろうか?と、ヘラルド様を使って理詰めで追い詰めて爵位だけは子爵になったが細かいことは成績次第で目も当てられない成績なら男爵に戻すということになったらしい。それよりは平民に戻して欲しいのだが、その願望は叶えられることはないらしい。いっそのこと平民に戻ってコツコツと王宮からの仕事と本業で一生食うに困らぬお金を稼いでのんびり暮らすという理想からはまた離れていったように思える。
ノートと筆記用具だけ持って用意された馬車に乗る。全て侯爵家手配なので私は本当に何もしないで勉強をしろという圧力にさらされて毎日頑張って勉強した。レオンハルト様からは仕方ないよね。と当日頑張れば多分なんとかなると言われた。何をどう頑張るかはわからないけれど同期になる教室のなかで困ったのは成人して領主候補生課程に入る人間がおらず、同期は元々いる後継者となるべくこのクラスに来た令息、令嬢ばかり…そして年齢も婚約者とかが決まりつつある
14・5歳なので遊びたい盛りで微妙に社交性なども身に付いて貴族の方々は狡猾になる年齢らしい。ここでおとなしくしてうまく立ち回れないと学園で立場がなくなって食われてしまう人もいるとかいないとか。それで家の勢力図も大きく変わったところもあるとかないとか。まぁ自分が大人になって夜会などが始まったりその他の家の人間とお茶会をする社交が始まるころに学園時代のいじめっ子がいたら将来的にうまく立ち回れないだろう。
「ミカエラは理由はどうあれ子爵です。親の権力しか知らない子供を相手にする必要はないですし、もれなく侯爵家に連絡が行くことを学園の教師たちは知っていますから笑顔で後で覚えていろよ。と思っているだけでいいですよ。」
「肩書き子爵ですよ???」
「肩書きだけでも子爵です。それは変わりません。誰かの子供だとしても当人にその爵位はありません。教師たちが有る程度守ってくれるでしょうが、最悪レオンハルト様やユーリ様が遊びに行く…様子を見に行って露骨に親しげにすればなんとかなると思いますよ。」
「なるべく自分でなんとかしますけれど。魔力勝負になると負けるので困ったものですが。」
「ミカエラはお守りという名の試験運用品を付けておけば最初はなんとかなるでしょう。物が足りなくなっても自給自足で石の予備を持っておけばいいですよ。」
「…拳が出そうになったらどうしましょう。」
「証拠を記録してから殴りましょう。」
「一番残酷なことを思いついて気軽に実践する年齢だからめんどくさそうですね。」
ため息しか出ない。ミカエラはそう思いながら学園に編入することにある。平民と貴族用は入り口から違う。豪華だ。馬車から降りるにしてもエスコートを受ける。ミカエラは手を取り馬車から降りる。身だしなみを整えられたけれど、小柄ではあるが成人女性だ。
「学園の中には騎士やメイドをつけることはできませんから終わる時刻に迎えに来ますので教室で待っていてください。」
「めんどくさいですね。貴族。」
「そういうものです。教師棟で勉強でも構いませんが。」
「最悪だ。疲れた時はモフが必要だと思うんです。」
「…わかりました。」
これで中に入るつもりなのだが、手をぎゅっと握られた。見上げると彼と目が合う。もちもちと頬を撫でられた。ミカエラはムゥと不満げな声を漏らす。周りには同期生になる学生もいるのだが、目立つ。持ち上がってきたのに1人増えているのだから目立つだろう。
そして中に入ろうとしたら当然のように口付けをされる。しないでほしい。外だ。
「外ではしないでください!」
「これから半日以上離れるのですからこれくらい良いでしょう?」
「せめて馬車の中で完結させてください!!!」
「わかりました。」
…言質とった。そんな顔をしている。イザークはニコッと微笑んで行ってしまった。どうしたものか。頭を抱えてしゃがみ込む。授業始まる前からこんなことになった…
私のノミのような心臓に気を使ってなのか…細かい裏事情はなく、私が気にする項目を全て書いてない手紙であった。
肝心な問題は爵位。諸々の紙の手続きだけ済ませて肝心の土地に関することは成績次第なので肩書きだけちゃんと子爵になってしまった。何でもアレックス様が子爵として認めるべきという証拠や評価の数字をドカドカと積み上げてこれだけしても子爵に相応しくないなら現在子爵以上の方はどれだけ優秀な成績を短期間で上げたのだろうか?と、ヘラルド様を使って理詰めで追い詰めて爵位だけは子爵になったが細かいことは成績次第で目も当てられない成績なら男爵に戻すということになったらしい。それよりは平民に戻して欲しいのだが、その願望は叶えられることはないらしい。いっそのこと平民に戻ってコツコツと王宮からの仕事と本業で一生食うに困らぬお金を稼いでのんびり暮らすという理想からはまた離れていったように思える。
ノートと筆記用具だけ持って用意された馬車に乗る。全て侯爵家手配なので私は本当に何もしないで勉強をしろという圧力にさらされて毎日頑張って勉強した。レオンハルト様からは仕方ないよね。と当日頑張れば多分なんとかなると言われた。何をどう頑張るかはわからないけれど同期になる教室のなかで困ったのは成人して領主候補生課程に入る人間がおらず、同期は元々いる後継者となるべくこのクラスに来た令息、令嬢ばかり…そして年齢も婚約者とかが決まりつつある
14・5歳なので遊びたい盛りで微妙に社交性なども身に付いて貴族の方々は狡猾になる年齢らしい。ここでおとなしくしてうまく立ち回れないと学園で立場がなくなって食われてしまう人もいるとかいないとか。それで家の勢力図も大きく変わったところもあるとかないとか。まぁ自分が大人になって夜会などが始まったりその他の家の人間とお茶会をする社交が始まるころに学園時代のいじめっ子がいたら将来的にうまく立ち回れないだろう。
「ミカエラは理由はどうあれ子爵です。親の権力しか知らない子供を相手にする必要はないですし、もれなく侯爵家に連絡が行くことを学園の教師たちは知っていますから笑顔で後で覚えていろよ。と思っているだけでいいですよ。」
「肩書き子爵ですよ???」
「肩書きだけでも子爵です。それは変わりません。誰かの子供だとしても当人にその爵位はありません。教師たちが有る程度守ってくれるでしょうが、最悪レオンハルト様やユーリ様が遊びに行く…様子を見に行って露骨に親しげにすればなんとかなると思いますよ。」
「なるべく自分でなんとかしますけれど。魔力勝負になると負けるので困ったものですが。」
「ミカエラはお守りという名の試験運用品を付けておけば最初はなんとかなるでしょう。物が足りなくなっても自給自足で石の予備を持っておけばいいですよ。」
「…拳が出そうになったらどうしましょう。」
「証拠を記録してから殴りましょう。」
「一番残酷なことを思いついて気軽に実践する年齢だからめんどくさそうですね。」
ため息しか出ない。ミカエラはそう思いながら学園に編入することにある。平民と貴族用は入り口から違う。豪華だ。馬車から降りるにしてもエスコートを受ける。ミカエラは手を取り馬車から降りる。身だしなみを整えられたけれど、小柄ではあるが成人女性だ。
「学園の中には騎士やメイドをつけることはできませんから終わる時刻に迎えに来ますので教室で待っていてください。」
「めんどくさいですね。貴族。」
「そういうものです。教師棟で勉強でも構いませんが。」
「最悪だ。疲れた時はモフが必要だと思うんです。」
「…わかりました。」
これで中に入るつもりなのだが、手をぎゅっと握られた。見上げると彼と目が合う。もちもちと頬を撫でられた。ミカエラはムゥと不満げな声を漏らす。周りには同期生になる学生もいるのだが、目立つ。持ち上がってきたのに1人増えているのだから目立つだろう。
そして中に入ろうとしたら当然のように口付けをされる。しないでほしい。外だ。
「外ではしないでください!」
「これから半日以上離れるのですからこれくらい良いでしょう?」
「せめて馬車の中で完結させてください!!!」
「わかりました。」
…言質とった。そんな顔をしている。イザークはニコッと微笑んで行ってしまった。どうしたものか。頭を抱えてしゃがみ込む。授業始まる前からこんなことになった…
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