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127 研究
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何故こんな格好なのだろうか。胸を揉まれている。もんではいない。寝ているから。片手がガッツリ胸にある。揉んでた???距離はほぼゼロ距離…揉むほどの胸はないけど。というか、私、胸揉まれて起きなかったのか…そっちの方が問題な気がする。ゴツゴツの手が触れてる…///////
「…ミカエラ?」
「……/////い、イザーク様……手を引っ込めてください……」
「…手ですか…あぁ、すみません。お腹の辺りを抱いていたのですが…揉んでません。」
聞いてないのに言わないで欲しい…足でげしげしと蹴って出てくれと追い出す。というか腹辺りでも嫌だ。食べる量減らすしかない。顔の赤面が落ち着いてからベルでアリアを呼ぶ。食べる量を減らすしかない。
「おはようございます、ミカエラ様。」
「おはよ…当面食べる量減らすのとお菓子も減らして…くれる?」
「どうしたのですか?食欲がないとか???」
「肉を付けたくない。」
「…ミカエラ様は元々肉がどこにも付いてない幼女体型なので食べないと着く所もつきませんよ?」
「筋肉はそこそこあるし!」
「男手あるのに筋肉自慢は要りませんよ。ですよね、イザーク様。」
「丸くなっても幼児体型でもどちらでも素敵ですよ。」
食べる量を減らすんだ。と、思いながら朝食を食べるが美味しすぎる。野菜中心に食べよう。野菜なら大丈夫なはず。
「ミカエラ様、後でお腹すいたと間食するかもしれないならご飯食べないと意味ないですよ。」
「う…せめて年相応の体付きになりたい。」
「じゃあ食べて下さい。ヘラルド様からのドレスが着れなくなったら危ないですが全体的にスカスカだから大丈夫ですよ。」
褒められているのだろうか。作業着なのにアリアが髪を整えてくれる。髪がツヤツヤになっているし肌もモチモチだ。もう少し肉が欲しい。けれども太りたくない。アリアが買い物に向かってしまい、2人だけになった。仕事もめどがついた。ある程度片付けた。
「ツーカーレーター」
大物を片付けた。納品は商業ギルドに運んでもらう。ソファーやクッションにだらんと垂れる。当たり前のように頭を撫でられた。クッションごともたれかかるとボスっと腕の中に収まる。
「甘えてくれるのですか?」
「んーじゃあそれで。これ以上貴族の面倒ごとに巻き込まれたくないんですけれどー」
「貴族になったのだから貴族の面倒ごとがやってくるものですよ。」
「えぇ…」
「もちろん巻き込んだ上の人たちがなるべくミカエラが対応しなくていいように動いていますよ。」
「それはそうですけれど。」
もちもちされて見上げると無表情ではあるが見慣れてきたらこれはご機嫌だとわかる。額に唇を寄せられてどうしたものか。いつもやってくる王城からの分がないからすごく楽だ。頭を撫でろ。と、姿勢を変える。頭を撫で回される。
「ミカエラは可愛いですね。」
「可愛くないですよ。呪いによる錯覚です。呪いが解けたらただの職人にしか見えなくなりますよ。」
「あの伯爵が手を尽くして解けなかった呪いですから個性ですよ。」
アリアが戻って来たのだが、手紙を持ってきた。イザーク様の膝枕を使いながら手紙を受け取る。
「ミカエラ様、すごい枕を使われてますね。」
「大物作ったから疲れたのー。アリア、明日のお使いの時に商業ギルドに引き取りの依頼も出しておいて。これはイザーク様のぶんです。対応致しません。」
渡すと頭をポンポン撫でられてうつ伏せになり足をバタバタとして少し不機嫌を見せる。アリアはお菓子より新しいお茶でも用意する。最初の頃はくっつくのも嫌だと拒否していたはずなのに随分ハードルが下がったものだと思っていた。
「ミカエラ、魔導士団がとりあえず自分たちで頑張ると書いていますよ。」
「そうなんですか…しばらく対応しませーん。」
アリアがタオルケットを持ってきてミカエラの胴体にかける。アリアが邪魔にならないように髪を解いて休めるように周りを整えていく。室温を整えたり食事の手配などをしたりと動き回る。イザークが暗号のように誤魔化された手紙を解読していって説明をする。議会での話題。技術提供する価格を書類で提示しただけでお金は払われたらしい。
「わーすごいお金。」
「作り方の提示だけで勿論すぐできませんからね。多分数日で苦情が来るでしょうね。楽しみですよね。」
「悪い顔してますね。」
「人の話を聞かない人間は困れば良いんですよ。」
悪いかおだ。頭を撫でられて目を閉じる。心地いい。一番はアリアのマッサージだけど。私抜きで研究やらなんやら頑張ってよ。
あぁ言う人のために私頑張っているわけじゃないんだし。それにしても素直に頭下げにきたり魔導士団に入って仕事を覚えて持ち替えればいいのに。材料費だけは安いんだし。調子乗って危ないことをしたら簡単に腕吹き飛ぶだろうけれど…私の知ったこっちゃないし、安全確認大事って書いているし。
もみもみと頬を揉まれる。子供扱いなのだろうか。ペットなのだろうか…
「ミカエラ、心地よいですか?」
「絆されてる…」
「そのまま絆されておいてください。」
「…ミカエラ?」
「……/////い、イザーク様……手を引っ込めてください……」
「…手ですか…あぁ、すみません。お腹の辺りを抱いていたのですが…揉んでません。」
聞いてないのに言わないで欲しい…足でげしげしと蹴って出てくれと追い出す。というか腹辺りでも嫌だ。食べる量減らすしかない。顔の赤面が落ち着いてからベルでアリアを呼ぶ。食べる量を減らすしかない。
「おはようございます、ミカエラ様。」
「おはよ…当面食べる量減らすのとお菓子も減らして…くれる?」
「どうしたのですか?食欲がないとか???」
「肉を付けたくない。」
「…ミカエラ様は元々肉がどこにも付いてない幼女体型なので食べないと着く所もつきませんよ?」
「筋肉はそこそこあるし!」
「男手あるのに筋肉自慢は要りませんよ。ですよね、イザーク様。」
「丸くなっても幼児体型でもどちらでも素敵ですよ。」
食べる量を減らすんだ。と、思いながら朝食を食べるが美味しすぎる。野菜中心に食べよう。野菜なら大丈夫なはず。
「ミカエラ様、後でお腹すいたと間食するかもしれないならご飯食べないと意味ないですよ。」
「う…せめて年相応の体付きになりたい。」
「じゃあ食べて下さい。ヘラルド様からのドレスが着れなくなったら危ないですが全体的にスカスカだから大丈夫ですよ。」
褒められているのだろうか。作業着なのにアリアが髪を整えてくれる。髪がツヤツヤになっているし肌もモチモチだ。もう少し肉が欲しい。けれども太りたくない。アリアが買い物に向かってしまい、2人だけになった。仕事もめどがついた。ある程度片付けた。
「ツーカーレーター」
大物を片付けた。納品は商業ギルドに運んでもらう。ソファーやクッションにだらんと垂れる。当たり前のように頭を撫でられた。クッションごともたれかかるとボスっと腕の中に収まる。
「甘えてくれるのですか?」
「んーじゃあそれで。これ以上貴族の面倒ごとに巻き込まれたくないんですけれどー」
「貴族になったのだから貴族の面倒ごとがやってくるものですよ。」
「えぇ…」
「もちろん巻き込んだ上の人たちがなるべくミカエラが対応しなくていいように動いていますよ。」
「それはそうですけれど。」
もちもちされて見上げると無表情ではあるが見慣れてきたらこれはご機嫌だとわかる。額に唇を寄せられてどうしたものか。いつもやってくる王城からの分がないからすごく楽だ。頭を撫でろ。と、姿勢を変える。頭を撫で回される。
「ミカエラは可愛いですね。」
「可愛くないですよ。呪いによる錯覚です。呪いが解けたらただの職人にしか見えなくなりますよ。」
「あの伯爵が手を尽くして解けなかった呪いですから個性ですよ。」
アリアが戻って来たのだが、手紙を持ってきた。イザーク様の膝枕を使いながら手紙を受け取る。
「ミカエラ様、すごい枕を使われてますね。」
「大物作ったから疲れたのー。アリア、明日のお使いの時に商業ギルドに引き取りの依頼も出しておいて。これはイザーク様のぶんです。対応致しません。」
渡すと頭をポンポン撫でられてうつ伏せになり足をバタバタとして少し不機嫌を見せる。アリアはお菓子より新しいお茶でも用意する。最初の頃はくっつくのも嫌だと拒否していたはずなのに随分ハードルが下がったものだと思っていた。
「ミカエラ、魔導士団がとりあえず自分たちで頑張ると書いていますよ。」
「そうなんですか…しばらく対応しませーん。」
アリアがタオルケットを持ってきてミカエラの胴体にかける。アリアが邪魔にならないように髪を解いて休めるように周りを整えていく。室温を整えたり食事の手配などをしたりと動き回る。イザークが暗号のように誤魔化された手紙を解読していって説明をする。議会での話題。技術提供する価格を書類で提示しただけでお金は払われたらしい。
「わーすごいお金。」
「作り方の提示だけで勿論すぐできませんからね。多分数日で苦情が来るでしょうね。楽しみですよね。」
「悪い顔してますね。」
「人の話を聞かない人間は困れば良いんですよ。」
悪いかおだ。頭を撫でられて目を閉じる。心地いい。一番はアリアのマッサージだけど。私抜きで研究やらなんやら頑張ってよ。
あぁ言う人のために私頑張っているわけじゃないんだし。それにしても素直に頭下げにきたり魔導士団に入って仕事を覚えて持ち替えればいいのに。材料費だけは安いんだし。調子乗って危ないことをしたら簡単に腕吹き飛ぶだろうけれど…私の知ったこっちゃないし、安全確認大事って書いているし。
もみもみと頬を揉まれる。子供扱いなのだろうか。ペットなのだろうか…
「ミカエラ、心地よいですか?」
「絆されてる…」
「そのまま絆されておいてください。」
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