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26嘘でしょ
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大量大量。色もエメラルド、サファイア、ルビー、ガーネット、クリスタル、ターコイズ、ラピスラズリ、ピンクやオレンジ色もあるから幅が増える。
帰りも2日かけて気分転換も出来た。ギルドに寄って発注書抱えて、材料買い揃えて続きしないと。クリスタルはそれなりの大きさもあるし、ちょっと趣向を凝らしてみよう。
ポニーを返して鍵は持っているからとりあえず荷物を置くために家に戻る。
「荷物置いたらギルドに…」
煤臭い…水溜まり、目の前には規制線…
「私の家…瓦礫と炭になってるんだけど…」
崩壊して炭になっている私の持ち家…え?何で???火の気なんてなかったし、冬が近い訳でも無いからスラムで火をたくわけも無い。乾燥もしてなければ家が燃えるなんて…
訳が分からない。放火?不審火??誰が??警備隊??商業ギルド…???やっと借金も返済してこれからだったのに。
「ミカエラさん!!!」
「ミカエラちゃん無事だったか!!」
ギルドに入ったら空いていて仮眠も出来そうな応接室に通された。お茶ではなく水だ。しっかりしないと…
「ミカエラ・フィル、不在で良かったが…家の方には寄ったのだな。」
「煤臭い瓦礫の山なら見てきました…幸いにも権利関係の書類移し、デザイン等の仕事ノート、原材料はこちらに預けていたので服や家財道具が灰になったのですが…火の不始末ですか?」
「…防犯の魔法陣が発動していた。」
有料の不審者の侵入があればギルドに連絡が行くもので、有料だけど、最近のことから気にしないでそのサービスを付けた。
ギルド長ファルハス伯はいつ火災が起きて炎魔法で付け火をしたのか水魔法でも消えずに消し炭となったようだ。
「宿ならギルドで数日は出すが、行く宛てはあるのか?」
「…ありません。」
現金、ギルド関係書類、素材は全て預けてあるから大丈夫…恨まれるようなことしてたのかな。王都から出るべき…???ちゃんと考えないと。
「お金はありますので宿で考えます。」
宿を紹介してもらう。付け火の犯人も分からない。私の家を狙って火をつけた。私何してた???えっと宿生活しながら探さないと…災難しかない。警備もしっかりしているのかキチンと個室。
それから仕事も出来る環境、心境でもないし、これからどうする。まず家を買うにしても立地を確認して工房の道具も買い揃えないと。これ、犯人捕まらないと賠償も何も出来ない…それにスラムの火の不始末だった場合お金の回収は出来ない。
今日はもう寝よう…起きてから考えよう。折角素材の石を集めていいものを作ろうと思ったのに。台無しだ。
寝て起きて風呂に入って…ローブを被って姿を隠して向かうのは燃えてゴミとなった我が家。撤去費用も私持ち…お金の問題じゃないというか。お金はあるんだけど…そういう問題ではない。
「ミカエラ!!」
手首を掴まれた。危ない!!と、殴って反撃。と、振り返って懐に入ろうとした。手首を掴んだのはレオンハルトだった。
「…レオン様。」
「うん。大丈夫…??」
「大丈夫じゃない…全然大丈夫じゃない…」
振り絞った気持ちがそれだ。大丈夫じゃない。作り笑顔を貼り付ける余裕すらない。
「でも…地下室の工房は無事…なはずだから。」
「俺一人じゃ流石に厳しいから人を集めるしちょっと待ってて。宿?それともウチ来る?安全だから。」
小さく頷く。こんなに早くまたお世話になるとは思わなかった。
侯爵家の馬車に乗せられて直ぐに侯爵家に戻ることになった。荷物は全てギルドだからいいけれど。
侯爵家にすぐに戻ってしまった。同じ部屋ではあるけれど私が使っていた痕跡は既に綺麗に片付けられていた。
「同じ部屋でいいの?」
「その方が落ち着きます…から。」
「分かった。1人で平気?」
頭を撫でられた。もう訳が分からない。
帰りも2日かけて気分転換も出来た。ギルドに寄って発注書抱えて、材料買い揃えて続きしないと。クリスタルはそれなりの大きさもあるし、ちょっと趣向を凝らしてみよう。
ポニーを返して鍵は持っているからとりあえず荷物を置くために家に戻る。
「荷物置いたらギルドに…」
煤臭い…水溜まり、目の前には規制線…
「私の家…瓦礫と炭になってるんだけど…」
崩壊して炭になっている私の持ち家…え?何で???火の気なんてなかったし、冬が近い訳でも無いからスラムで火をたくわけも無い。乾燥もしてなければ家が燃えるなんて…
訳が分からない。放火?不審火??誰が??警備隊??商業ギルド…???やっと借金も返済してこれからだったのに。
「ミカエラさん!!!」
「ミカエラちゃん無事だったか!!」
ギルドに入ったら空いていて仮眠も出来そうな応接室に通された。お茶ではなく水だ。しっかりしないと…
「ミカエラ・フィル、不在で良かったが…家の方には寄ったのだな。」
「煤臭い瓦礫の山なら見てきました…幸いにも権利関係の書類移し、デザイン等の仕事ノート、原材料はこちらに預けていたので服や家財道具が灰になったのですが…火の不始末ですか?」
「…防犯の魔法陣が発動していた。」
有料の不審者の侵入があればギルドに連絡が行くもので、有料だけど、最近のことから気にしないでそのサービスを付けた。
ギルド長ファルハス伯はいつ火災が起きて炎魔法で付け火をしたのか水魔法でも消えずに消し炭となったようだ。
「宿ならギルドで数日は出すが、行く宛てはあるのか?」
「…ありません。」
現金、ギルド関係書類、素材は全て預けてあるから大丈夫…恨まれるようなことしてたのかな。王都から出るべき…???ちゃんと考えないと。
「お金はありますので宿で考えます。」
宿を紹介してもらう。付け火の犯人も分からない。私の家を狙って火をつけた。私何してた???えっと宿生活しながら探さないと…災難しかない。警備もしっかりしているのかキチンと個室。
それから仕事も出来る環境、心境でもないし、これからどうする。まず家を買うにしても立地を確認して工房の道具も買い揃えないと。これ、犯人捕まらないと賠償も何も出来ない…それにスラムの火の不始末だった場合お金の回収は出来ない。
今日はもう寝よう…起きてから考えよう。折角素材の石を集めていいものを作ろうと思ったのに。台無しだ。
寝て起きて風呂に入って…ローブを被って姿を隠して向かうのは燃えてゴミとなった我が家。撤去費用も私持ち…お金の問題じゃないというか。お金はあるんだけど…そういう問題ではない。
「ミカエラ!!」
手首を掴まれた。危ない!!と、殴って反撃。と、振り返って懐に入ろうとした。手首を掴んだのはレオンハルトだった。
「…レオン様。」
「うん。大丈夫…??」
「大丈夫じゃない…全然大丈夫じゃない…」
振り絞った気持ちがそれだ。大丈夫じゃない。作り笑顔を貼り付ける余裕すらない。
「でも…地下室の工房は無事…なはずだから。」
「俺一人じゃ流石に厳しいから人を集めるしちょっと待ってて。宿?それともウチ来る?安全だから。」
小さく頷く。こんなに早くまたお世話になるとは思わなかった。
侯爵家の馬車に乗せられて直ぐに侯爵家に戻ることになった。荷物は全てギルドだからいいけれど。
侯爵家にすぐに戻ってしまった。同じ部屋ではあるけれど私が使っていた痕跡は既に綺麗に片付けられていた。
「同じ部屋でいいの?」
「その方が落ち着きます…から。」
「分かった。1人で平気?」
頭を撫でられた。もう訳が分からない。
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