能力持ちの引きこもり少女が新しい仲間を見つける話

家からつまみ出されました

春の日差しが心地いいと思ったのは何年ぶりだろう 。
でもそんなリラックスしてる場合ではない。
私は今家から追い出され、道に迷ってる途中なのだから。

数時間前
レモーナがいつも通り部屋で昼寝しているとノックなしで突然ドアが開いた。
「レモーナ起きなさい」
「…！…母さんか…どうしたの？いつもはこの時間に来ないのに」
レモーナの部屋のドアを開けたのは彼女の母マドカだった。
そして眠りから覚醒途中のレモーナに衝撃の一言を告げる。
「外に行く準備をして」
「……！？」
「とりあえず起きてリビングに来てちょうだい
話はそれからよ」
マドカの圧に逆らえないと感じたレモーナは静かに頷く。
そしていざリビングへ
そこにはマドカの他に父レイグもいて家族全員が揃った。
レモーナが椅子に座り家族全員が揃ったところでレイグが話し始める。
「おまえが引きこもって今年で10年経つ。そこで話がある」
「？」
「母さんと一緒に考えたこのミッションを達成するまでおまえを家に入れない。」
そしてレイグは机の上に紙を出してきた
そこには「５人仲間をつくって1年旅をすること」と書いてある
「……え！？待って…え！」
「びっくりしたでしょうけど、こうでもしないと外に出ないでしょ」
「荷物は準備してあるから今から出発しなさい」
そしてレモーナの意志は聞かず外につまみ出されたのだった。
ここで冒頭に繋がる
レモーナはこれからどうやって過ごすのか
5人の仲間は見つかるのか
物語の始まりだ