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大人の恋心 34

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34.

" Shaking 震え"


 「いただきます」
 砂糖も用意されていたが俺はミルクだけを入れノンシュガー
で飲んだ。
 「はぁー、旨いっ。ほっとしますね、ホット飲むと」


 「よかった。小野寺さん、私、、実は・・」


 「はい? 」


 「法事なんかで出すお茶出しとか、お客様に出すお茶出しとか
まぁ、今回のような・・駄目なんです」


 「・・? 」

 「手が震えるんです」
 
 「・・? 」


 「相手が異性同性関係なく、友人知人関係なく、お盆からお相手の
前へ茶托ないし、カップの乗ったお皿を移動させる時、ものすごーく
手が震えてしまうので、それで今回もお客様の小野寺さんを使って
しまいました。ごめんなさい」


 こんな話をしたりして、絶対引くよねー!
 尋常な緊張の仕方じゃないもの。


 「分かりました、大丈夫ですよ。ティーセットを乗せたお盆は
これからも僕が運びますから」

 そうにこやかに小野寺さんは普通に返してくれた。

 はぁ~しかし私ったら、ペラペラ余計なことをしゃべり過ぎ。
 100ポイン中、これで確実に50ポイントはマイナスよね、ガクリ。

 しかし、今後に期待の持てる人は嘆くところなんだけども
ねぇ、私の場合あんまり関係ないしっと、気になるけど
気にしない、、気にしないっと。

 
 
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