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『♡ Kyoko Love ♡』18-2
しおりを挟む18-2.
「1人なのに待たせてごめん! 」
「あぁ~、いいわよ。仕事忙しいんでしょ? 分かってるから。
明日も出勤?」
「いいンや、明日はカレンダー通り休み。
文字通りの休日前の花金でなんだかほっとするわ」
「じゃあ、リラックスして今日は美味しいお酒を召し上がれ! 」
「森田たちのことだけどさ、しばらく飲み会には参加す
るな、って言ってあるから、当分飲み会は2人会になりそう・・かな」
「ふーん、そうだったんだ。
岡本さんが狙ってくれて本当は喜ぶところだったけど、
森田さんのことを考えるととても嬉しがってもいられない
ってところよね」
「狙ってくれて、って、すごい表現だねぇ。
ちょっと訂正しとくけど、森田の件がなくたって別に
喜んだりしないさ」
「ほんとに? 」
「ほんと」
「無理してない? 」
「してないっ」
「岡本さんって・・奈々ちゃんって、若くて可愛いのに・・。
好意示されて少しはうれしいでしょ? 」
「少しも・・そんなことはないよ」
「そうなんだ。じゃあ大変だ」
「何が? 」
「垣本さんのお眼鏡にかなう女性ってどんな人なのかしらね」
彼女は楽し気に瞳をキラキラさせて俺にそんなことを
言ってくる。
「そんなこと言う君は、どんなタイプの男がお好み? 」
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