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第三章
22. 導きの葉
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レイが伯爵の部屋の扉に耳を当てて廊下の気配を探る。そっとドアノブを回し、目で人がいないことを確認すると私を見て頷いた。レイの後ろに続いて部屋を出る。人の気配があるとその気配が遠ざかるまでじっと止まり、人が近づけば死角に入る。レイが注意を払いながら私を先導する。
なんだかレイ、背中が大きくなった。出会ったころはもっと線が細くて中性的だったのに。
突然レイが振り向いて私に目配せすると記録石を取り出した。レイが身振り手振りで私にも記録石を取り出すようにと言う。レイが聞き耳を立てている部屋はどうやら厨房のようだった。
「伯爵様はまたお部屋に?」
ため息交じりの声がする。40代くらいの女性の声だろうか。話す声にいささかトゲがある。
「全く、困ったものだ。ドーンテール伯爵のお父上は平民思いの立派な方だったというのに今の伯爵様は平民を道具か駒のようにしか考えていないかのようだ。お父上の姿を見てきたはずなのにどこで間違えたのか・・・。」
今度は男性の声。食器を片づけるような音も聞こえるから料理人の声かもしれない。
「今日は女性が二人増えたみたいだけど、また導きの葉を餌に連れてきたの?」
「いや、今日のは旅人らしい。伯爵に挨拶したいと自ら屋敷にきたらしいぞ。」
「へぇ、物好きもいるものだねぇ。無事に帰れるといいけど。」
「ドーヤの村の様子を見たか?導きの葉がなくなって漁に出ることも敵わず、僅かな食料を分け合ってなんとか生き延びているってさ。このままいくと、ドーヤの村は誰もいなくなってしまうんじゃないかって噂だよ。」
「ドーヤの森にあった導きの葉を全滅させたのは伯爵様でしょう?それが全部、自分が欲しい女性を自分の身の周りにはべらせる為だってんだから、恐ろしい伯爵様だよ。」
レイはそこまで話を聞くと、もう十分だというように記録石をしまった。
想像通りの内容に伯爵家に乗り込んで良かったと思う。何としてでもシャンティさんたちを帰らせてあげたい。
厨房から遠ざかり無人の部屋に入ると、その部屋の窓から外へ出た。足が庭の草に触れ、僅かに音が鳴る。
確か噴水の方とシャンティさんが言っていた。耳を澄まし水音のする方を指さすと、レイが頷いて歩き始めた。
ザザ― ザザ―
噴水の音が近い。きっとこの角を曲がれば噴水が見えるだろう。
レイが壁からそっと噴水を覗き、私を見た。
「ライファ、あれを狙えるか?」
レイに言われて覗くと、噴水の付近をウロウロしている二足歩行の動物がいた。
ダヌーか。
魔力はないものの俊敏な動きと高い運動能力、そして攻撃力を備えており、警備によくつかわれる動物だ。不審者を見つけると声高に鳴いて主人を呼び、果敢に不審者に攻撃をしかける。ダヌーまでの距離は20mといったところだ。以前、薬材欲しさにレイとダイガを捕獲した時に小弓の命中力の低さを指摘され、それ以来時間を見つけては練習をしていたが、思いのほか練習できていなかった。以前よりはマシになった程度である。
「正直なところ、ここからは無理だと思う。せめて半分の距離からにしたい。」
「わかった。ベルを呼んでおいて。」
風の向きを調べ始めたレイの横で口笛を吹く。風に紛れたその音を拾ってベルがやってきた。
「ベル、ライファを隠してくれるか?」
レイに言われたベルは両手を動かして、ハムハムの口をする。
「わかったよ。あとで美味しい物あげる。」
レイの言葉に大きく頷くとベルは私の姿を消した。
「ライファ、この建物にそってダヌーの南側から近づくんだ。目標は10mの距離までだけど、気付かれたと思った時点で撃て。分かった?」
「分かった。」
レイから離れて建物に沿って歩く。音を殺して早く、慎重に。視線はダヌーから逸らさず、その動きの細部にいたるまで神経をとがらせた。小弓に眠り玉をセットする。ダヌーがピタッと止まり鼻を高く上げた。まるで風の香りを嗅いでいるかのように。
勘づかれたか!?いや、まだ大丈夫か。
何か怪しいと思ってその臭いを探ってはいるもののまだ確信が持てない。そんな状況に思えた。ダヌーまでの距離は約13m。気づかれるのは時間の問題だ。私はその場でダヌーに狙いを定め、毛の無い手を狙って撃った。眠り玉は空気を切り裂き真っ直ぐにダヌーの手に向かって飛んでいく。私はそのまま再び眠り玉をセットすると、今度はダヌーの目を狙って撃った。一撃目が外れた時の為だ。
ダヌーは一瞬こちらを見たが、手に衝撃を受けそのままぐにゃりと体勢を崩した。
「ベル、結界を解いて。」
レイが駆け寄ってきて私の頭をポンッと触る。そのまま二人で噴水まで駆け寄ると、レイが両手で地面に触れた。
「確かにここに何かあるな。」
レイが呪文を唱えた次の瞬間、レイだけが消えた。
え?
「レイ?レイ?」
小声でレイを呼ぶと、レイが地面から上半身を出した。
・・・レイが地面から生えている・・・。
「ぶっ!」
吹き出しそうになるのを両手で押さえていると、レイに服を引っ張られた。レイに近付いてしゃがむとレイが私を抱っこでもするかのように両手で包み、そのまま私も地面の中へ沈んだ。
薄暗い階段をレイを先頭に下りてゆく。岩を削り取ったかのような壁はしっとりと湿っており、岩に貼り付くようにして緑色の小さな植物が発生していた。
「まるで洞窟みたいだね。」
「あぁ、ライファ、滑らないように気を付けて。」
湿った階段は所々滑っており滑りやすい。こんな道をあの太っちょの伯爵が歩いているのだと思うと、ある意味凄い。階段を下りた先は真っ暗な空間だった。そこに緑色の光が浮かび、辺りがぼやっと輝いている。
「うわぁ・・・キレイ。きっとこれだね。」
「あぁ、間違いないと思う。」
私たちの視線の先には光を放つ無数の葉っぱがあった。
「ライファは少しだけこの葉っぱを頂いておいて。私はここまでの道のりを記録石におさめてくる。それからライファの記録石も私にちょうだい。」
レイが去ったあと、私は光る葉っぱをそっと摘んだ。手のひらでも輝きは失われず、まるで自ら特別な葉っぱなのだと主張しているかのようだ。スキルを見れば【邪魔避け効果4】になっていた。
あれ?氷避け効果じゃない・・・。
もしかしてこの葉は塗った人が邪魔だと思うものを避けてくれるものなのではないだろうか。ドーヤの人々はいつも氷が邪魔だと思っていた。そういう思いで塗っていたから船に寄ってくる氷を避けるという効果になっているだけで、虫が邪魔だと思いながら塗れば虫よけ効果になるのかもしれない。
「これは面白いな。余分があったら自分たち用にも少し貰おう。」
「何が面白いって?」
「導きの葉の本当の効果だよ。」
私が気付いたことを話すとレイは何かを考えるように視線を宙に置いた。
「本当の効果については秘密にしていた方がいいかもな。導きの葉はドーヤの村人たちにとっては貴重な葉だ。雪を避ける効果として必要としている人があまりいないからこそ、この葉がドーヤの村人たちに行き渡っているのかもしれない。邪魔避け効果にみんなが群がって村人の分が足りなくなると大変だ。」
「そうだね。私たちだけの秘密にしておこう。記録は終わった?」
「うん、ばっちり。伯爵はもう二時間は起きないだろうし、結構余裕だったな。」
レイはそう言うと私の頬に触れた。
レイの顔がどんどん近づいてくる。
「レイ?ど、どうしたの?」
そのまま壁際まで追いつめられ、至近距離でレイの顔がとまった。
「口紅、とってくれる?」
「あ、あぁ。慣れないとちょっと気持ち悪いよね。」
私は巾着から小さな布を取り出すとレイの唇を拭った。布越しに私の指がレイの唇に触れる。私の指に押されレイの唇の形がゆがみ、薄いベージュ色が布へと移っていった。
「交代。」
レイが私の手の布を取り、今度はレイの指が布越しに私の唇に触れた。優しく押され、拭われてゆく赤い色が布の上でレイの色と重なる。アイシャドウを施していつもよりも迫力を増した目、その視線が私の唇に注がれ、布越しとはいえレイの指に触れられているかと思うと、ドキドキした。
なんだかレイ、背中が大きくなった。出会ったころはもっと線が細くて中性的だったのに。
突然レイが振り向いて私に目配せすると記録石を取り出した。レイが身振り手振りで私にも記録石を取り出すようにと言う。レイが聞き耳を立てている部屋はどうやら厨房のようだった。
「伯爵様はまたお部屋に?」
ため息交じりの声がする。40代くらいの女性の声だろうか。話す声にいささかトゲがある。
「全く、困ったものだ。ドーンテール伯爵のお父上は平民思いの立派な方だったというのに今の伯爵様は平民を道具か駒のようにしか考えていないかのようだ。お父上の姿を見てきたはずなのにどこで間違えたのか・・・。」
今度は男性の声。食器を片づけるような音も聞こえるから料理人の声かもしれない。
「今日は女性が二人増えたみたいだけど、また導きの葉を餌に連れてきたの?」
「いや、今日のは旅人らしい。伯爵に挨拶したいと自ら屋敷にきたらしいぞ。」
「へぇ、物好きもいるものだねぇ。無事に帰れるといいけど。」
「ドーヤの村の様子を見たか?導きの葉がなくなって漁に出ることも敵わず、僅かな食料を分け合ってなんとか生き延びているってさ。このままいくと、ドーヤの村は誰もいなくなってしまうんじゃないかって噂だよ。」
「ドーヤの森にあった導きの葉を全滅させたのは伯爵様でしょう?それが全部、自分が欲しい女性を自分の身の周りにはべらせる為だってんだから、恐ろしい伯爵様だよ。」
レイはそこまで話を聞くと、もう十分だというように記録石をしまった。
想像通りの内容に伯爵家に乗り込んで良かったと思う。何としてでもシャンティさんたちを帰らせてあげたい。
厨房から遠ざかり無人の部屋に入ると、その部屋の窓から外へ出た。足が庭の草に触れ、僅かに音が鳴る。
確か噴水の方とシャンティさんが言っていた。耳を澄まし水音のする方を指さすと、レイが頷いて歩き始めた。
ザザ― ザザ―
噴水の音が近い。きっとこの角を曲がれば噴水が見えるだろう。
レイが壁からそっと噴水を覗き、私を見た。
「ライファ、あれを狙えるか?」
レイに言われて覗くと、噴水の付近をウロウロしている二足歩行の動物がいた。
ダヌーか。
魔力はないものの俊敏な動きと高い運動能力、そして攻撃力を備えており、警備によくつかわれる動物だ。不審者を見つけると声高に鳴いて主人を呼び、果敢に不審者に攻撃をしかける。ダヌーまでの距離は20mといったところだ。以前、薬材欲しさにレイとダイガを捕獲した時に小弓の命中力の低さを指摘され、それ以来時間を見つけては練習をしていたが、思いのほか練習できていなかった。以前よりはマシになった程度である。
「正直なところ、ここからは無理だと思う。せめて半分の距離からにしたい。」
「わかった。ベルを呼んでおいて。」
風の向きを調べ始めたレイの横で口笛を吹く。風に紛れたその音を拾ってベルがやってきた。
「ベル、ライファを隠してくれるか?」
レイに言われたベルは両手を動かして、ハムハムの口をする。
「わかったよ。あとで美味しい物あげる。」
レイの言葉に大きく頷くとベルは私の姿を消した。
「ライファ、この建物にそってダヌーの南側から近づくんだ。目標は10mの距離までだけど、気付かれたと思った時点で撃て。分かった?」
「分かった。」
レイから離れて建物に沿って歩く。音を殺して早く、慎重に。視線はダヌーから逸らさず、その動きの細部にいたるまで神経をとがらせた。小弓に眠り玉をセットする。ダヌーがピタッと止まり鼻を高く上げた。まるで風の香りを嗅いでいるかのように。
勘づかれたか!?いや、まだ大丈夫か。
何か怪しいと思ってその臭いを探ってはいるもののまだ確信が持てない。そんな状況に思えた。ダヌーまでの距離は約13m。気づかれるのは時間の問題だ。私はその場でダヌーに狙いを定め、毛の無い手を狙って撃った。眠り玉は空気を切り裂き真っ直ぐにダヌーの手に向かって飛んでいく。私はそのまま再び眠り玉をセットすると、今度はダヌーの目を狙って撃った。一撃目が外れた時の為だ。
ダヌーは一瞬こちらを見たが、手に衝撃を受けそのままぐにゃりと体勢を崩した。
「ベル、結界を解いて。」
レイが駆け寄ってきて私の頭をポンッと触る。そのまま二人で噴水まで駆け寄ると、レイが両手で地面に触れた。
「確かにここに何かあるな。」
レイが呪文を唱えた次の瞬間、レイだけが消えた。
え?
「レイ?レイ?」
小声でレイを呼ぶと、レイが地面から上半身を出した。
・・・レイが地面から生えている・・・。
「ぶっ!」
吹き出しそうになるのを両手で押さえていると、レイに服を引っ張られた。レイに近付いてしゃがむとレイが私を抱っこでもするかのように両手で包み、そのまま私も地面の中へ沈んだ。
薄暗い階段をレイを先頭に下りてゆく。岩を削り取ったかのような壁はしっとりと湿っており、岩に貼り付くようにして緑色の小さな植物が発生していた。
「まるで洞窟みたいだね。」
「あぁ、ライファ、滑らないように気を付けて。」
湿った階段は所々滑っており滑りやすい。こんな道をあの太っちょの伯爵が歩いているのだと思うと、ある意味凄い。階段を下りた先は真っ暗な空間だった。そこに緑色の光が浮かび、辺りがぼやっと輝いている。
「うわぁ・・・キレイ。きっとこれだね。」
「あぁ、間違いないと思う。」
私たちの視線の先には光を放つ無数の葉っぱがあった。
「ライファは少しだけこの葉っぱを頂いておいて。私はここまでの道のりを記録石におさめてくる。それからライファの記録石も私にちょうだい。」
レイが去ったあと、私は光る葉っぱをそっと摘んだ。手のひらでも輝きは失われず、まるで自ら特別な葉っぱなのだと主張しているかのようだ。スキルを見れば【邪魔避け効果4】になっていた。
あれ?氷避け効果じゃない・・・。
もしかしてこの葉は塗った人が邪魔だと思うものを避けてくれるものなのではないだろうか。ドーヤの人々はいつも氷が邪魔だと思っていた。そういう思いで塗っていたから船に寄ってくる氷を避けるという効果になっているだけで、虫が邪魔だと思いながら塗れば虫よけ効果になるのかもしれない。
「これは面白いな。余分があったら自分たち用にも少し貰おう。」
「何が面白いって?」
「導きの葉の本当の効果だよ。」
私が気付いたことを話すとレイは何かを考えるように視線を宙に置いた。
「本当の効果については秘密にしていた方がいいかもな。導きの葉はドーヤの村人たちにとっては貴重な葉だ。雪を避ける効果として必要としている人があまりいないからこそ、この葉がドーヤの村人たちに行き渡っているのかもしれない。邪魔避け効果にみんなが群がって村人の分が足りなくなると大変だ。」
「そうだね。私たちだけの秘密にしておこう。記録は終わった?」
「うん、ばっちり。伯爵はもう二時間は起きないだろうし、結構余裕だったな。」
レイはそう言うと私の頬に触れた。
レイの顔がどんどん近づいてくる。
「レイ?ど、どうしたの?」
そのまま壁際まで追いつめられ、至近距離でレイの顔がとまった。
「口紅、とってくれる?」
「あ、あぁ。慣れないとちょっと気持ち悪いよね。」
私は巾着から小さな布を取り出すとレイの唇を拭った。布越しに私の指がレイの唇に触れる。私の指に押されレイの唇の形がゆがみ、薄いベージュ色が布へと移っていった。
「交代。」
レイが私の手の布を取り、今度はレイの指が布越しに私の唇に触れた。優しく押され、拭われてゆく赤い色が布の上でレイの色と重なる。アイシャドウを施していつもよりも迫力を増した目、その視線が私の唇に注がれ、布越しとはいえレイの指に触れられているかと思うと、ドキドキした。
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