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第一章
6.ピクニック
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午前中のうちに焼いておいたクッキーとお茶をバックの中に入れる。クッキーはもちろん師匠に頼んでブンの木の実の効力を無効化した物だ。お茶は鎮静作用があるハクの花茶と、体力が心なしか回復するキョクの花茶にした。
「なんだかご機嫌だな。」
いそいそと用意をしている私に師匠が声をかける。
「ムフフ、今日は食べ物好きのピクニックなんです。」
何だ?と顔をしかめた師匠に昨日の顛末を教える。
「ほほぅ、ジェンダーソン家の末っ子か。」
顎のあたりに手を置いて師匠がなにやら考えるような仕草をした。口元が緩んでいる気がするが気にしないことにしよう。
レイ・ジェンダーソン様とはジェーバ・ミーヴァから森へ入る入口で待ち合わせることにした。お茶とクッキーが入ったリュックを背負って待っていると前方からレイ・ジェンダーソン様がやってきた。黒っぽいパンツに襟元に刺繍の入った白いシャツ、黒のジャケットという出で立ちだ。服が騎士団の制服ではないからだろう、昨日よりもくだけた印象だった。
「いい天気でよかったですね。」
私はそう言って空を見上げた。遠くまで青一色の空、風が吹くたびに木の葉が優しく揺れて、穏やかな午後をうたう。私たちは並んで歩き始めた。
「レイ・ジェンダーソン様は、」
「レイでいい。」
「レイ様は今日はお休みなのですか?」
「いや、早朝勤務だったのだ。」
「だから今日は制服ではないんですね。」
「君はいつもそんな恰好をしているのか?」
レイ様がこちらを向いて大きなフードの頭の先をつまむ。町の入り口での待ち合わせということでいつものフードの大きなポンチョを着ていたのだ。
「師匠のいいつけで、町に行くときは魔女の弟子らしく怪しい恰好をしているんです。」
「魔女の弟子!?君は魔女なのか?」
レイ様の目が大きく見開かれている。相当びっくりしたらしい。魔女の弟子っぽく振る舞っていたはずなんだがなぁ。
「魔女ではありませんよ。魔女の弟子です。」
「では、いずれは魔女になるのか?」
「それはないと思います。魔女になるためには高い魔力ランクが必要らしいのですが、私、魔力ランク1ですから。」
「なっ・・・・・。」
レイ様が驚きのあまり絶句している。次の瞬間、
「魔力ランク1のくせにブンの木に挑んでいたのかー!!」という大きな声が響き渡った。
ジェイスの仕事場に着くとひと仕事終えた様子のジェイスがウキウキ待っていた。
「待ってたよーライファ、あ、騎士様、こんにちは。」
レイ様がおぅ、と声を出した。
「お茶とクッキー、持ってきたよ。」
「もう腹ペコだぜー。」
フラフラと近寄ってきたジェイスに、
「ジェイス。クッキーはお菓子であってご飯ではないぞ。ガツガツ食うなよ。」
と釘をさす。ジェイスは食べ物なら何でも美味いと思う気配がある。食べ物好きのピクニックに参加する者として間違いではないが、間違ってはないが、ちょっと違うのだ。ジェイスは食べ物好きチームの補欠だな。そうだ、補欠にしよう。そう心の中で決めた。
森の開けた場所に布を敷き、お茶の用意をする。
「クッキーに合いそうなハクの花茶とキョクの花茶を用意しました。両方とも微弱ではありますが、ハクの花は鎮静効果が、キョクの花茶は体力回復の効果があります。」
クッキーを並べながら説明する。
「俺はキョクの花茶だな。前にも飲んだことあるけど、ちょっとだけ体が楽になるんだよなー、コレ。」
レイ様は二つの花をマジマジ見ると、青と白の花びらを持つ花を選んだ。ハクの花だ。私は自分用にハクの花を手に取るとそれぞれのカップに花を入れてお茶を注ぐ。キョクの花は黄色、ハクの花は青、それぞれの美味しさがお湯の中に溶けだしてカップの中の花が開いた。
「どうぞ。」
二人の前にカップを置くと、喉が渇いてたのかジェイスがすぐにお茶に口をつけた。
「あつっ、あ、ふぅ~。」
息を吐き出しながらお茶の余韻を楽しんでいる。
レイ様はお茶をほんの少しだけ口に含むと、視線を下にしお茶の味を分解するかのように舌を動かしている。騎士団員だからなのだろうか。まるで毒が含まれていないか確認するような動きだ。そしてほんの少しのお茶を飲み込んだ後、安心したようにもう一口お茶を口にした。
「青空の下でこうしてお茶を飲むっていいもんだな。」
ふぅーっと息を吐き出して、今度はクッキーに手をつける。また少し口に含んでは危険がないか確認しているようだ。
「ブンの木の実の眠りの効果は無効にしてありますので、ご安心ください。」
そういうと、何にも考えずにクッキーを口にいれたジェイスがえっ!?と声を出した。あぁ、平和だ。
「うまい・・・。」
クッキーを大きく口に入れた後、思わず口から毀れたかのようにレイ様が呟いた。その姿に嬉しくなる。
「これは何だ!?この食感、サワンヤの持つ甘さとポン花の持つ甘さ、二種類の甘さをそれぞれちゃんと感じることができる。そしてブンの木の実、この実はこんなに香ばしく、こんな食感になるのか。」
レイ様の言葉に、うんうんと頷く。こんなに理解してくれる人がいるとは・・・。もう、感動の嵐である。レイ様は食べ物好きチームの正式メンバーだ、と強く思った。
そして隣を見ると、声を出すことも忘れ一心不乱にクッキーを食べているジェイスが目に入った。
「・・・ジェイス?」
思わず出た低い声にジェイスがハッと顔を上げると、思い出したかのように「うまいね」と言った。この補欠めっ。
「なんだかご機嫌だな。」
いそいそと用意をしている私に師匠が声をかける。
「ムフフ、今日は食べ物好きのピクニックなんです。」
何だ?と顔をしかめた師匠に昨日の顛末を教える。
「ほほぅ、ジェンダーソン家の末っ子か。」
顎のあたりに手を置いて師匠がなにやら考えるような仕草をした。口元が緩んでいる気がするが気にしないことにしよう。
レイ・ジェンダーソン様とはジェーバ・ミーヴァから森へ入る入口で待ち合わせることにした。お茶とクッキーが入ったリュックを背負って待っていると前方からレイ・ジェンダーソン様がやってきた。黒っぽいパンツに襟元に刺繍の入った白いシャツ、黒のジャケットという出で立ちだ。服が騎士団の制服ではないからだろう、昨日よりもくだけた印象だった。
「いい天気でよかったですね。」
私はそう言って空を見上げた。遠くまで青一色の空、風が吹くたびに木の葉が優しく揺れて、穏やかな午後をうたう。私たちは並んで歩き始めた。
「レイ・ジェンダーソン様は、」
「レイでいい。」
「レイ様は今日はお休みなのですか?」
「いや、早朝勤務だったのだ。」
「だから今日は制服ではないんですね。」
「君はいつもそんな恰好をしているのか?」
レイ様がこちらを向いて大きなフードの頭の先をつまむ。町の入り口での待ち合わせということでいつものフードの大きなポンチョを着ていたのだ。
「師匠のいいつけで、町に行くときは魔女の弟子らしく怪しい恰好をしているんです。」
「魔女の弟子!?君は魔女なのか?」
レイ様の目が大きく見開かれている。相当びっくりしたらしい。魔女の弟子っぽく振る舞っていたはずなんだがなぁ。
「魔女ではありませんよ。魔女の弟子です。」
「では、いずれは魔女になるのか?」
「それはないと思います。魔女になるためには高い魔力ランクが必要らしいのですが、私、魔力ランク1ですから。」
「なっ・・・・・。」
レイ様が驚きのあまり絶句している。次の瞬間、
「魔力ランク1のくせにブンの木に挑んでいたのかー!!」という大きな声が響き渡った。
ジェイスの仕事場に着くとひと仕事終えた様子のジェイスがウキウキ待っていた。
「待ってたよーライファ、あ、騎士様、こんにちは。」
レイ様がおぅ、と声を出した。
「お茶とクッキー、持ってきたよ。」
「もう腹ペコだぜー。」
フラフラと近寄ってきたジェイスに、
「ジェイス。クッキーはお菓子であってご飯ではないぞ。ガツガツ食うなよ。」
と釘をさす。ジェイスは食べ物なら何でも美味いと思う気配がある。食べ物好きのピクニックに参加する者として間違いではないが、間違ってはないが、ちょっと違うのだ。ジェイスは食べ物好きチームの補欠だな。そうだ、補欠にしよう。そう心の中で決めた。
森の開けた場所に布を敷き、お茶の用意をする。
「クッキーに合いそうなハクの花茶とキョクの花茶を用意しました。両方とも微弱ではありますが、ハクの花は鎮静効果が、キョクの花茶は体力回復の効果があります。」
クッキーを並べながら説明する。
「俺はキョクの花茶だな。前にも飲んだことあるけど、ちょっとだけ体が楽になるんだよなー、コレ。」
レイ様は二つの花をマジマジ見ると、青と白の花びらを持つ花を選んだ。ハクの花だ。私は自分用にハクの花を手に取るとそれぞれのカップに花を入れてお茶を注ぐ。キョクの花は黄色、ハクの花は青、それぞれの美味しさがお湯の中に溶けだしてカップの中の花が開いた。
「どうぞ。」
二人の前にカップを置くと、喉が渇いてたのかジェイスがすぐにお茶に口をつけた。
「あつっ、あ、ふぅ~。」
息を吐き出しながらお茶の余韻を楽しんでいる。
レイ様はお茶をほんの少しだけ口に含むと、視線を下にしお茶の味を分解するかのように舌を動かしている。騎士団員だからなのだろうか。まるで毒が含まれていないか確認するような動きだ。そしてほんの少しのお茶を飲み込んだ後、安心したようにもう一口お茶を口にした。
「青空の下でこうしてお茶を飲むっていいもんだな。」
ふぅーっと息を吐き出して、今度はクッキーに手をつける。また少し口に含んでは危険がないか確認しているようだ。
「ブンの木の実の眠りの効果は無効にしてありますので、ご安心ください。」
そういうと、何にも考えずにクッキーを口にいれたジェイスがえっ!?と声を出した。あぁ、平和だ。
「うまい・・・。」
クッキーを大きく口に入れた後、思わず口から毀れたかのようにレイ様が呟いた。その姿に嬉しくなる。
「これは何だ!?この食感、サワンヤの持つ甘さとポン花の持つ甘さ、二種類の甘さをそれぞれちゃんと感じることができる。そしてブンの木の実、この実はこんなに香ばしく、こんな食感になるのか。」
レイ様の言葉に、うんうんと頷く。こんなに理解してくれる人がいるとは・・・。もう、感動の嵐である。レイ様は食べ物好きチームの正式メンバーだ、と強く思った。
そして隣を見ると、声を出すことも忘れ一心不乱にクッキーを食べているジェイスが目に入った。
「・・・ジェイス?」
思わず出た低い声にジェイスがハッと顔を上げると、思い出したかのように「うまいね」と言った。この補欠めっ。
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