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第一章 もう一つの世界
7. 青砥の能力
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「で、あのペラペラの紙切れ1枚で一体何をするつもりだったんだ?」
帰りのムカデの中、青砥は真顔でこんなことを聞いてくるものだから樹はムッと口を尖らせていた。
ペラペラの紙とは棘男が樹たちに突っ込んでくる最中、半分パニックになりながら樹が掴んだ物のことである。
コイツ、絶対に面白がってる。
真顔だけど心の中では笑っているはずだ。樹はさらにもう1ミリ、口先を尖らせた。
「俺が犯人から爆弾のスイッチを奪った時、樹は犯人を蹴り上げようとしていただろ。あれは良くないな。万が一上手く蹴られて、犯人がスイッチを手放したとしてもあの態勢で蹴り上げたら樹は先ずバランスを崩すから、スイッチを犯人に奪われる危険性がある。奪われるならまだしも、蹴って落ちた衝撃で爆弾のスイッチが入らないとも限らない」
考えてみれば確かにその通りだ。その通り過ぎてぐぅの根も出ない。それでも樹は今まで出会ったこともない非常事態の最中、皆を救おうと頑張ったのだ。
危険行為だったかもしれないが誰一人怪我人を出すこともなく事件は終息した。
ちょっとくらい労わりの言葉をくれたっていいじゃないか。それにそんなことを言うのなら……。
樹は力の入った目で青砥を見つめた。
「青砥さんこそ、その爆弾は本物か、なんて犯人を刺激するようなことを言ってたじゃないですか。犯人が興奮して棘が出たら俺、多分死んでますけど」
樹はずっと引っ掛かっていたのだ。あの瞬間、青砥は樹の命よりもその他大勢の命を優先したのではないか。まるでお前なんかどうなってもいいと切り捨てられたような気がしていた。
「青砥さん、じゃなくてアオさん、な」と言い直した後、青砥はひと呼吸おいてから話しを続けた。
「死なないよ。あんなふうに体全体を覆うような能力は一度発動したら連続は使えないんだ。最低5分はインターバルが必要になる。体全身を覆うようなN+は一度発動すれば5分は再発しないという研究結果があるんだよ。俺が言葉を発したのは犯人が棘を引っ込めてから約2分後だ。だから少なくともあと3分は大丈夫だった」
「なんだ、そういうことか……」
樹は安心したような声色になり、無意識に口元をほころばせた。切り捨てようとしたわけじゃないという事実が先程まで抱いていたイライラも溶かしていく。
ホッとして緊張状態が抜ければ空腹が訪れ、樹のお腹がぐううううと大きな音を立てて鳴いた。
「14時半か……。昼飯、食べ損ねたな。本当ならどっか寄って昼飯をおごってやれればいいんだけど、悪い……、なんか、もう、限界……で」
青砥はなんとか目を開けていようと頭を振ったりしていたが、すでに目が半分しか開いていない。そのうちガクっと体が傾いて樹に寄り掛かった。
「あ……と、たの、む」
辛うじて青砥の唇がそう紡ぎ、こと切れた。ムカデの横並びシートに座り、青砥の頭は樹の肩にある。
さっきまで嫌味を言ったりダメ出しをしていたよな、その相手に体預けてぐっすり寝るか!? 樹は今の状況を飲み込めないまま呆れた。
呆れたが肩にある温もりが思いのほか温かくて、樹は視線を落としたまま身動き一つしなかった。
……重てぇ。
ムカデがお日さま寮に着くころ、樹は何度も青砥を起こしたが全く起きる気配はない。到着しても青砥は起きず、他のお客さんの視線も気になって何とか青砥を担いでムカデを降りた。
「ったく、どんだけぐっすりなんだよ……」
「げ、アオ、寝てるじゃんっ」
樹の呟きに被さって女性の声がした。樹が顔を上げると前には黒髪ロングの仕事の出来そうな女性がモデルのように立っている。
「コイツ、薬飲んでた?」
「飲んでないと思いますけど」
「マジかよ。あー、運転手さん、行って下さい。次の便にするんで」
ムカデが去ると、女性は青砥の鞄の中を漁り始めた。
「アオここに下ろしていいよ。 君がこの寮の新入り?」
「はい。藤丘樹といいます」
「ふーん、若いね。いくつ?」
「19歳です」
「19かー。若いなー、いやー、イケメンで若いっていいよ。儲かりそう。私、霧島茜。これからぜひ仲良くしてくれ。お、あった」
儲かりそう!?
なんか変なワードを聞いたような気がする。
樹が不安を抱いたのは一瞬で、霧島は鞄から薬を取り出すと青砥の口をこじ開けて強引に錠剤を投入した。
「大丈夫なんですか? 起こしもせずに飲ませて」
「平気、平気。どうせ起こしたって起きないから」
口の中にちゃんと錠剤が入ったことを確認すると次に霧島は水風船のような物を取り出して上部に付いていたキャップを緩めると液体を青砥の口の中に流した。
「んっ、ごほっ、ゴ」
微妙な音を立てて青砥が水を飲み込む。その様子はまるで水責めをしているかのようで樹は顔を強張らせた。
この人……大丈夫かよ。
「じゃ、後はよろしく」
「よろしくってどうしろと」
「えー、部屋にでも運んでおいてよ。あと1時間は何したって起きないと思うから」
「……こんなに起きなくてこの人、大丈夫なんですか?」
樹が心配そうな声色を出したことで霧島の動きが止まった。
「そうか、君はまだ知らないのか。アオのコレ、N+の副反応みたいなやつで病気とはちょっと違うから大丈夫」
「青砥さんのN+って何なんですか?」
「あー、まぁ、いいか。隠してもないし。アオのN+は脳全体だよ。人より脳の稼働率が高い。たとえばだけど脳を体の筋肉に置き換えてみてよ。普通の人はその行動に適した筋肉を使って他の部分は休んでいるよね?」
「はぁ」
「右手でカップをとれば左手は動かす必要もない」
「そうですね」
「アオの場合はそういう時でもほとんど全部の筋肉が動いている」
「は?」
「つまり、脳の殆どの部分が動きっぱなしなのさ。だからアオは次の行動を予測したり、我々には気が付かない小さな部分にも気が付いたりする。でもそれは同時にすごく疲れる。その疲れを放置すればアオの健康寿命を縮めることになりかねないから、アオにはこうして脳をシャットダウンさせる必要があるんだ」
「そうなんですね。病気とかじゃないんだ」
「安心したか?」
「いや、心配はしてないです」
「くくく、はっきり言うなぁ。じゃ、あとは頼んだよ」
あぁ、でも片手じゃ大変かという霧島の呟きを聞いて樹は少しホッとした。樹より大きい青砥をムカデから降ろすだけでも大変だったのだ。部屋までなど運べる気がしない。
「背負うところまでは手伝ってあげるよ」
「え、運ぶまで手伝ってくれないんですか?」
「うん、だって重いの嫌いだし、もうすぐ次のムカデも来るからな」
よろしくねー、と笑顔で手を振られて樹はそれ以上何も言うことが出来なかった。
帰りのムカデの中、青砥は真顔でこんなことを聞いてくるものだから樹はムッと口を尖らせていた。
ペラペラの紙とは棘男が樹たちに突っ込んでくる最中、半分パニックになりながら樹が掴んだ物のことである。
コイツ、絶対に面白がってる。
真顔だけど心の中では笑っているはずだ。樹はさらにもう1ミリ、口先を尖らせた。
「俺が犯人から爆弾のスイッチを奪った時、樹は犯人を蹴り上げようとしていただろ。あれは良くないな。万が一上手く蹴られて、犯人がスイッチを手放したとしてもあの態勢で蹴り上げたら樹は先ずバランスを崩すから、スイッチを犯人に奪われる危険性がある。奪われるならまだしも、蹴って落ちた衝撃で爆弾のスイッチが入らないとも限らない」
考えてみれば確かにその通りだ。その通り過ぎてぐぅの根も出ない。それでも樹は今まで出会ったこともない非常事態の最中、皆を救おうと頑張ったのだ。
危険行為だったかもしれないが誰一人怪我人を出すこともなく事件は終息した。
ちょっとくらい労わりの言葉をくれたっていいじゃないか。それにそんなことを言うのなら……。
樹は力の入った目で青砥を見つめた。
「青砥さんこそ、その爆弾は本物か、なんて犯人を刺激するようなことを言ってたじゃないですか。犯人が興奮して棘が出たら俺、多分死んでますけど」
樹はずっと引っ掛かっていたのだ。あの瞬間、青砥は樹の命よりもその他大勢の命を優先したのではないか。まるでお前なんかどうなってもいいと切り捨てられたような気がしていた。
「青砥さん、じゃなくてアオさん、な」と言い直した後、青砥はひと呼吸おいてから話しを続けた。
「死なないよ。あんなふうに体全体を覆うような能力は一度発動したら連続は使えないんだ。最低5分はインターバルが必要になる。体全身を覆うようなN+は一度発動すれば5分は再発しないという研究結果があるんだよ。俺が言葉を発したのは犯人が棘を引っ込めてから約2分後だ。だから少なくともあと3分は大丈夫だった」
「なんだ、そういうことか……」
樹は安心したような声色になり、無意識に口元をほころばせた。切り捨てようとしたわけじゃないという事実が先程まで抱いていたイライラも溶かしていく。
ホッとして緊張状態が抜ければ空腹が訪れ、樹のお腹がぐううううと大きな音を立てて鳴いた。
「14時半か……。昼飯、食べ損ねたな。本当ならどっか寄って昼飯をおごってやれればいいんだけど、悪い……、なんか、もう、限界……で」
青砥はなんとか目を開けていようと頭を振ったりしていたが、すでに目が半分しか開いていない。そのうちガクっと体が傾いて樹に寄り掛かった。
「あ……と、たの、む」
辛うじて青砥の唇がそう紡ぎ、こと切れた。ムカデの横並びシートに座り、青砥の頭は樹の肩にある。
さっきまで嫌味を言ったりダメ出しをしていたよな、その相手に体預けてぐっすり寝るか!? 樹は今の状況を飲み込めないまま呆れた。
呆れたが肩にある温もりが思いのほか温かくて、樹は視線を落としたまま身動き一つしなかった。
……重てぇ。
ムカデがお日さま寮に着くころ、樹は何度も青砥を起こしたが全く起きる気配はない。到着しても青砥は起きず、他のお客さんの視線も気になって何とか青砥を担いでムカデを降りた。
「ったく、どんだけぐっすりなんだよ……」
「げ、アオ、寝てるじゃんっ」
樹の呟きに被さって女性の声がした。樹が顔を上げると前には黒髪ロングの仕事の出来そうな女性がモデルのように立っている。
「コイツ、薬飲んでた?」
「飲んでないと思いますけど」
「マジかよ。あー、運転手さん、行って下さい。次の便にするんで」
ムカデが去ると、女性は青砥の鞄の中を漁り始めた。
「アオここに下ろしていいよ。 君がこの寮の新入り?」
「はい。藤丘樹といいます」
「ふーん、若いね。いくつ?」
「19歳です」
「19かー。若いなー、いやー、イケメンで若いっていいよ。儲かりそう。私、霧島茜。これからぜひ仲良くしてくれ。お、あった」
儲かりそう!?
なんか変なワードを聞いたような気がする。
樹が不安を抱いたのは一瞬で、霧島は鞄から薬を取り出すと青砥の口をこじ開けて強引に錠剤を投入した。
「大丈夫なんですか? 起こしもせずに飲ませて」
「平気、平気。どうせ起こしたって起きないから」
口の中にちゃんと錠剤が入ったことを確認すると次に霧島は水風船のような物を取り出して上部に付いていたキャップを緩めると液体を青砥の口の中に流した。
「んっ、ごほっ、ゴ」
微妙な音を立てて青砥が水を飲み込む。その様子はまるで水責めをしているかのようで樹は顔を強張らせた。
この人……大丈夫かよ。
「じゃ、後はよろしく」
「よろしくってどうしろと」
「えー、部屋にでも運んでおいてよ。あと1時間は何したって起きないと思うから」
「……こんなに起きなくてこの人、大丈夫なんですか?」
樹が心配そうな声色を出したことで霧島の動きが止まった。
「そうか、君はまだ知らないのか。アオのコレ、N+の副反応みたいなやつで病気とはちょっと違うから大丈夫」
「青砥さんのN+って何なんですか?」
「あー、まぁ、いいか。隠してもないし。アオのN+は脳全体だよ。人より脳の稼働率が高い。たとえばだけど脳を体の筋肉に置き換えてみてよ。普通の人はその行動に適した筋肉を使って他の部分は休んでいるよね?」
「はぁ」
「右手でカップをとれば左手は動かす必要もない」
「そうですね」
「アオの場合はそういう時でもほとんど全部の筋肉が動いている」
「は?」
「つまり、脳の殆どの部分が動きっぱなしなのさ。だからアオは次の行動を予測したり、我々には気が付かない小さな部分にも気が付いたりする。でもそれは同時にすごく疲れる。その疲れを放置すればアオの健康寿命を縮めることになりかねないから、アオにはこうして脳をシャットダウンさせる必要があるんだ」
「そうなんですね。病気とかじゃないんだ」
「安心したか?」
「いや、心配はしてないです」
「くくく、はっきり言うなぁ。じゃ、あとは頼んだよ」
あぁ、でも片手じゃ大変かという霧島の呟きを聞いて樹は少しホッとした。樹より大きい青砥をムカデから降ろすだけでも大変だったのだ。部屋までなど運べる気がしない。
「背負うところまでは手伝ってあげるよ」
「え、運ぶまで手伝ってくれないんですか?」
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