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第3章 研究所の陰謀
第26話 潜入!ハンバーガー工場
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「でかしたぞ! 第2ステージクリアおめでとう! やっとハンバーガー工場に到着したな!」
小型カメラの向こうのオスカーが喜びの声を上げていた。行く道を塞いでいた邪魔な市民達を車ではね飛ばして、ようやく目的地へ到着したのだ。
「工場内はテロリストどもがひしめいているはずだ。お前達の力で奴らに地獄を味合わせてやれ!」
「言われなくてもやってやるぜ! マティアス、存分に暴れ回ってやろうぜ!」
「あぁ、この新しい武器で遊んでやろう!」
2人は先日購入した巨大なバズーカを持ち、軍用車から降りてハンバーガー工場の中に入った。
中に入ると、目の前は薄暗い一方通行の通路になっており、レーザー感知システムと思われる無数の赤いレーザーが張ってある。
テロリスト達がこの工場を乗っ取って改装したのだろうか。
「気をつけろ! レーザーに当たったら敵に見つかるぞ! ……って、言ってるそばから何やってんだぁぁぁぁ!!」
小型カメラの向こうのオスカーが2人に警告しようとしたが時既に遅く、2人は何の迷いも無くそのままレーザーに当たって前進していた。
フロア全体に大きな警報が鳴り、全身黒づくめ・黒い目出しマスクを身に着けたテロリスト達が一斉に駆けつけてくる。
「侵入者だ! 撃て!」
テロリスト達が大型のマシンガンを構え、2人に向かって銃を連射してきた。
ハンニバルはともかく、生身の人間だった頃のマティアスならこの状況は脅威だっただろう。
だが、今のマティアスは大幅な進化を遂げた改造人間だ。2人ともマシンガンで撃たれてもほぼ無傷だった。
「オスカー、あんなレーザーをいちいち避けながら進んでたら日が暮れちまうだろ?」
「その通りだ。改造人間となった私に怖いものは無い。行くぞ!」
2人とも早く新しい武器を使いたくてウズウズしていた。ハンニバルは敵の集団に向けて新型バズーカを構え、砲口から炎のレーザーを発射する。
その威力は今まで使っていた旧式のバズーカと比べても一目瞭然で、テロリスト達を一瞬で消し炭にしてしまうほどだった。
炎のレーザーに当たったテロリスト達は次々と塵となっていく。
「ハッハッハッ! こいつはすげぇな! テロリストどもが一瞬で消えていくぜ!」
ハンニバルは新しい武器の使い心地にとても満足していた。
一方、マティアスも自分のバズーカで炎のレーザーを放ち、広範囲に敵を焼き払っていく。
威力や攻撃範囲はハンニバルのものと比べると若干劣るが、こちらは多機能で色んな種類のレーザーを放ったり、ガトリング砲に変形させたりすることが可能だ。
目の前の敵を一掃したところで前に進んでいくと、今度は広々としたフロアに辿り着く。
周囲は銃を持った大勢のテロリスト達が2人を取り囲み、銃を連射してきた。
テロリストの集団とはいえ、所詮は生身の人間。2人にとってテロリストなど、かつてジャングルで戦ったウェアウルフ隊の足元にも及ばない雑魚だった。
ハンニバルは再びバズーカで敵を一掃しようとしたその時、マティアスがハンニバルの手を掴んで止めようとする。
「ここは私1人にやらせてくれ。この武器で試したいことがまだまだあるんだ」
「そういや、お前の武器は色んな種類の攻撃が出来たんだっけか。……分かったぜ。存分に楽しんで来い!」
ハンニバルはマティアスのやりたいことを尊重し、一旦バズーカを背中に担いだ。
今のマティアスにとってここのテロリストたちはただのサンドバッグだ。
マティアスは自分のバズーカに設置されている複数のボタンを確認した。順番に赤色・青色・黄色・銀色のボタンが並んでいる。
最初は赤いボタンがオンになっていたので炎のレーザーが発射されていたのが分かる。
今度は青いボタンを押してみると、赤いボタンはオフになり、青いボタンがオンになった。
マティアスがこの状態でテロリスト達に向けて砲撃すると、今度は冷気のレーザーが放たれ、前方のテロリスト達が一瞬にして氷漬けになった。
周りのテロリスト達もその様子を見て恐怖で凍りついている。
「敵が凍った……!? 私はとんでもない武器を手にしてしまったようだな」
「敵を凍らせる武器なんて初めて見たぜ! 今度は黄色いボタンを押してみてくれ!」
新しい武器の力を前に、2人は子供のように好奇心で溢れていた。次は黄色のボタンを押した後、氷漬けになっているテロリスト達に向けて砲撃する。
今度は電流が流れる雷のレーザーが放たれ、氷漬けになっていたテロリスト達は雷レーザーの直撃と共に砕け散っていった。
「なるほど、属性の組み合わせによっては単発で撃つよりも高い効果を発揮するわけだな」
「お前のバズーカ、なかなか面白そうな作りをしてるじゃねーか。俺は属性とか考えるのは面倒だから威力重視で選んだけどな!」
自分の武器の性能を分析するマティアスと、それを面白そうに眺めるハンニバル。
「こいつら化け物か!? 急いで我らのボスに連絡しろ!」
残りのテロリスト達はこの2人に敵わないと察したのか、奥の通路へ逃げようとしていた。
2人はテロリストを1匹たりとも逃がさんと言わんばかりに、それぞれの武器で追撃する。
マティアスの雷レーザーとハンニバルの炎レーザーが、逃げまとうテロリスト達を薙ぎ払い、消し炭にしていく。
これでこのフロアにいる敵は一掃することが出来た。
だが、マティアスの武器にはまだ試せていない機能がある。4つ目の銀色のボタンだ。
マティアスが武器に設置されている銀色のボタンを押した瞬間、バズーカは素早く変形し、ガトリング砲に姿を変えた。
「すげぇ! 今、変形したよな!?」
「こんな武器はテレビの中の世界にしか存在しないと思ってたが、アメリカ軍の技術って凄いんだな」
2人とも変形する武器にとても興味津々で、カッコいいものを見て興奮する少年のような気分になっていた。
マティアスは試しにガトリング砲を撃ってみる。
威力は各種レーザーに劣るが反動は小さく、マティアスのパワーなら移動射撃も可能だ。素早く動き回る敵と戦う時に有効だろう。
マティアスがガトリング砲の試し撃ちを終えると、小型カメラの向こうのオスカーが話しかけてきた。
「第3ステージクリアおめでとう! マティアスの進化にはビックリだよ! ハンニバルも新しい武器でよく頑張ったな! 次も頑張れよ!」
2人はオスカーに元気よく返事をすると、更に奥の通路を進んでいく。テロリストはほぼ全滅したのか、襲ってくる気配は無い。
建物全体はとても広いが、所々通路や橋が設置されているので、その後も道に迷うこと無く進むことが出来た。
しばらく進み階段を上っていくと、ついに最奥部と思われる部屋に辿り着いた。
広々とした部屋の中に、ターバンを被った中東系の男が2人立っているのが見える。
「クックック……よくここまで辿り着けたな! 俺の名はハサン・ムフタール!」
「俺はファルク・ムフタール! 2人合わせてムフタール兄弟だ!」
ターバンの男2人はいきなり自己紹介をし始めた。2人とも外見はほぼ同じで、おそらく双子かと思われる。
「なぜハンバーガー工場を襲った!? 貴様らのせいで市民たちが暴徒化しているんだぞ!」
「そうだぞ! てめぇらのせいでハンバーガーを食えなくなっただろうが!」
マティアスとハンニバルはハンバーガーを食べられなくなった怒りをあらわにしながら言った。
「ハンバーガーの供給を止めることによって、アメリカ国民のやる気を削ぎ、その隙にアメリカを攻撃するつもりだったのさ!」
「ついでに俺達テロリストでハンバーガーを独り占めしようと思ってたのさ。こんなに安くて美味い食い物はなかなか無いからな。アメリカ国民が何人死のうが知ったこっちゃねぇ!」
ついにテロリストたちの目的が明らかになった。やはりハンバーガーを独り占めするつもりだったようだ。
確かにハンバーガーは安くて美味しくて野菜も入っててヘルシーな食べ物。異国の人間すらも虜にさせるのがハンバーガーなのだ。
「ハンバーガーが美味いのは良く分かる。だが、ハンバーガーを独り占めした挙句にアメリカを攻撃しようとしたことは許せん!」
「アメリカの敵は俺達の敵だぜ。これから二度とハンバーガーを食えなくしてやるから覚悟しとけよ!」
2人は怒りに満ちた表情で武器を構え、戦闘態勢に入った。
小型カメラの向こうのオスカーが喜びの声を上げていた。行く道を塞いでいた邪魔な市民達を車ではね飛ばして、ようやく目的地へ到着したのだ。
「工場内はテロリストどもがひしめいているはずだ。お前達の力で奴らに地獄を味合わせてやれ!」
「言われなくてもやってやるぜ! マティアス、存分に暴れ回ってやろうぜ!」
「あぁ、この新しい武器で遊んでやろう!」
2人は先日購入した巨大なバズーカを持ち、軍用車から降りてハンバーガー工場の中に入った。
中に入ると、目の前は薄暗い一方通行の通路になっており、レーザー感知システムと思われる無数の赤いレーザーが張ってある。
テロリスト達がこの工場を乗っ取って改装したのだろうか。
「気をつけろ! レーザーに当たったら敵に見つかるぞ! ……って、言ってるそばから何やってんだぁぁぁぁ!!」
小型カメラの向こうのオスカーが2人に警告しようとしたが時既に遅く、2人は何の迷いも無くそのままレーザーに当たって前進していた。
フロア全体に大きな警報が鳴り、全身黒づくめ・黒い目出しマスクを身に着けたテロリスト達が一斉に駆けつけてくる。
「侵入者だ! 撃て!」
テロリスト達が大型のマシンガンを構え、2人に向かって銃を連射してきた。
ハンニバルはともかく、生身の人間だった頃のマティアスならこの状況は脅威だっただろう。
だが、今のマティアスは大幅な進化を遂げた改造人間だ。2人ともマシンガンで撃たれてもほぼ無傷だった。
「オスカー、あんなレーザーをいちいち避けながら進んでたら日が暮れちまうだろ?」
「その通りだ。改造人間となった私に怖いものは無い。行くぞ!」
2人とも早く新しい武器を使いたくてウズウズしていた。ハンニバルは敵の集団に向けて新型バズーカを構え、砲口から炎のレーザーを発射する。
その威力は今まで使っていた旧式のバズーカと比べても一目瞭然で、テロリスト達を一瞬で消し炭にしてしまうほどだった。
炎のレーザーに当たったテロリスト達は次々と塵となっていく。
「ハッハッハッ! こいつはすげぇな! テロリストどもが一瞬で消えていくぜ!」
ハンニバルは新しい武器の使い心地にとても満足していた。
一方、マティアスも自分のバズーカで炎のレーザーを放ち、広範囲に敵を焼き払っていく。
威力や攻撃範囲はハンニバルのものと比べると若干劣るが、こちらは多機能で色んな種類のレーザーを放ったり、ガトリング砲に変形させたりすることが可能だ。
目の前の敵を一掃したところで前に進んでいくと、今度は広々としたフロアに辿り着く。
周囲は銃を持った大勢のテロリスト達が2人を取り囲み、銃を連射してきた。
テロリストの集団とはいえ、所詮は生身の人間。2人にとってテロリストなど、かつてジャングルで戦ったウェアウルフ隊の足元にも及ばない雑魚だった。
ハンニバルは再びバズーカで敵を一掃しようとしたその時、マティアスがハンニバルの手を掴んで止めようとする。
「ここは私1人にやらせてくれ。この武器で試したいことがまだまだあるんだ」
「そういや、お前の武器は色んな種類の攻撃が出来たんだっけか。……分かったぜ。存分に楽しんで来い!」
ハンニバルはマティアスのやりたいことを尊重し、一旦バズーカを背中に担いだ。
今のマティアスにとってここのテロリストたちはただのサンドバッグだ。
マティアスは自分のバズーカに設置されている複数のボタンを確認した。順番に赤色・青色・黄色・銀色のボタンが並んでいる。
最初は赤いボタンがオンになっていたので炎のレーザーが発射されていたのが分かる。
今度は青いボタンを押してみると、赤いボタンはオフになり、青いボタンがオンになった。
マティアスがこの状態でテロリスト達に向けて砲撃すると、今度は冷気のレーザーが放たれ、前方のテロリスト達が一瞬にして氷漬けになった。
周りのテロリスト達もその様子を見て恐怖で凍りついている。
「敵が凍った……!? 私はとんでもない武器を手にしてしまったようだな」
「敵を凍らせる武器なんて初めて見たぜ! 今度は黄色いボタンを押してみてくれ!」
新しい武器の力を前に、2人は子供のように好奇心で溢れていた。次は黄色のボタンを押した後、氷漬けになっているテロリスト達に向けて砲撃する。
今度は電流が流れる雷のレーザーが放たれ、氷漬けになっていたテロリスト達は雷レーザーの直撃と共に砕け散っていった。
「なるほど、属性の組み合わせによっては単発で撃つよりも高い効果を発揮するわけだな」
「お前のバズーカ、なかなか面白そうな作りをしてるじゃねーか。俺は属性とか考えるのは面倒だから威力重視で選んだけどな!」
自分の武器の性能を分析するマティアスと、それを面白そうに眺めるハンニバル。
「こいつら化け物か!? 急いで我らのボスに連絡しろ!」
残りのテロリスト達はこの2人に敵わないと察したのか、奥の通路へ逃げようとしていた。
2人はテロリストを1匹たりとも逃がさんと言わんばかりに、それぞれの武器で追撃する。
マティアスの雷レーザーとハンニバルの炎レーザーが、逃げまとうテロリスト達を薙ぎ払い、消し炭にしていく。
これでこのフロアにいる敵は一掃することが出来た。
だが、マティアスの武器にはまだ試せていない機能がある。4つ目の銀色のボタンだ。
マティアスが武器に設置されている銀色のボタンを押した瞬間、バズーカは素早く変形し、ガトリング砲に姿を変えた。
「すげぇ! 今、変形したよな!?」
「こんな武器はテレビの中の世界にしか存在しないと思ってたが、アメリカ軍の技術って凄いんだな」
2人とも変形する武器にとても興味津々で、カッコいいものを見て興奮する少年のような気分になっていた。
マティアスは試しにガトリング砲を撃ってみる。
威力は各種レーザーに劣るが反動は小さく、マティアスのパワーなら移動射撃も可能だ。素早く動き回る敵と戦う時に有効だろう。
マティアスがガトリング砲の試し撃ちを終えると、小型カメラの向こうのオスカーが話しかけてきた。
「第3ステージクリアおめでとう! マティアスの進化にはビックリだよ! ハンニバルも新しい武器でよく頑張ったな! 次も頑張れよ!」
2人はオスカーに元気よく返事をすると、更に奥の通路を進んでいく。テロリストはほぼ全滅したのか、襲ってくる気配は無い。
建物全体はとても広いが、所々通路や橋が設置されているので、その後も道に迷うこと無く進むことが出来た。
しばらく進み階段を上っていくと、ついに最奥部と思われる部屋に辿り着いた。
広々とした部屋の中に、ターバンを被った中東系の男が2人立っているのが見える。
「クックック……よくここまで辿り着けたな! 俺の名はハサン・ムフタール!」
「俺はファルク・ムフタール! 2人合わせてムフタール兄弟だ!」
ターバンの男2人はいきなり自己紹介をし始めた。2人とも外見はほぼ同じで、おそらく双子かと思われる。
「なぜハンバーガー工場を襲った!? 貴様らのせいで市民たちが暴徒化しているんだぞ!」
「そうだぞ! てめぇらのせいでハンバーガーを食えなくなっただろうが!」
マティアスとハンニバルはハンバーガーを食べられなくなった怒りをあらわにしながら言った。
「ハンバーガーの供給を止めることによって、アメリカ国民のやる気を削ぎ、その隙にアメリカを攻撃するつもりだったのさ!」
「ついでに俺達テロリストでハンバーガーを独り占めしようと思ってたのさ。こんなに安くて美味い食い物はなかなか無いからな。アメリカ国民が何人死のうが知ったこっちゃねぇ!」
ついにテロリストたちの目的が明らかになった。やはりハンバーガーを独り占めするつもりだったようだ。
確かにハンバーガーは安くて美味しくて野菜も入っててヘルシーな食べ物。異国の人間すらも虜にさせるのがハンバーガーなのだ。
「ハンバーガーが美味いのは良く分かる。だが、ハンバーガーを独り占めした挙句にアメリカを攻撃しようとしたことは許せん!」
「アメリカの敵は俺達の敵だぜ。これから二度とハンバーガーを食えなくしてやるから覚悟しとけよ!」
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