6 / 18
6
しおりを挟む
アーノルドの頑張りの結果、私も子供を授かった。
「ティア、ありがとう!家族が増えるんだね。男の子かな?女の子かな?両方欲しいよね?両方、産まれるまで私が頑張れば…」
まだお腹に授かったばかりなのに、もう次の子…?
私の身体、耐えられるのかしら?
「皆に知らせないといけないね!ああ、でもまだティアの体調が悪いし押し掛けられても困る…」
「アーノルド。お兄様は、アンジェリカお義姉様の事で頭が一杯で私の所に来ないわよ。カトリーヌお姉様は、お義兄様と子供達とコイド伯爵領に義両親に会いに行っているわ」
お兄様には知らせだけ出せば良いわね。
お義姉様が心配で王宮に仕事に行くのも愚図っているとか…。
そんなお兄様が休日に私に会いに来る筈がない。
お姉様は、1ヶ月コイド領に滞在してから、ザイザル領に寄ってお父様とお母様に会って来ると言っていた。
戻って来る頃には私の悪阻も少しは良くなっているかな?
「そうかっ!なら良かった。ティアの妊娠を知らせるのは、父上と義父上、ザイザル義兄上で取りあえず良いなっ。コイド義兄上達には帰って来られたら知らせて…ああ陛下にもお伝えして、ティアの出産前と出産後には休みを貰える様に今から頼んでおこう」
だが、私達の予想に反して、お兄様と安定期に入ったお義姉様が飛んできた。
「ティアナ、おめでとう!貴女と私の子は同級生になるのね。嬉しいわ♪」
「ティアナ、おめでとう。ティアナに似て可愛い子が産まれて来るんだろうな。今から楽しみだ!性別が別だったら結婚させるのも良いな?」
「何を言っているのです!?女の子だったら、誰にも嫁にやりませんよ!!」
「そんなの可哀想だろう?」
「じゃあ義兄上は、女の子だったら嫁に出すんですか?」
「そんなの決まっている。出すわけないだろう!?」
私とお義姉様は、2人の会話を呆れて聞いている。
「ティアナ…お互いに苦労するわね…」
お兄様もアーノルドも親馬鹿になりそうだと私とお義姉様は苦笑していた。
「ティア、ありがとう!家族が増えるんだね。男の子かな?女の子かな?両方欲しいよね?両方、産まれるまで私が頑張れば…」
まだお腹に授かったばかりなのに、もう次の子…?
私の身体、耐えられるのかしら?
「皆に知らせないといけないね!ああ、でもまだティアの体調が悪いし押し掛けられても困る…」
「アーノルド。お兄様は、アンジェリカお義姉様の事で頭が一杯で私の所に来ないわよ。カトリーヌお姉様は、お義兄様と子供達とコイド伯爵領に義両親に会いに行っているわ」
お兄様には知らせだけ出せば良いわね。
お義姉様が心配で王宮に仕事に行くのも愚図っているとか…。
そんなお兄様が休日に私に会いに来る筈がない。
お姉様は、1ヶ月コイド領に滞在してから、ザイザル領に寄ってお父様とお母様に会って来ると言っていた。
戻って来る頃には私の悪阻も少しは良くなっているかな?
「そうかっ!なら良かった。ティアの妊娠を知らせるのは、父上と義父上、ザイザル義兄上で取りあえず良いなっ。コイド義兄上達には帰って来られたら知らせて…ああ陛下にもお伝えして、ティアの出産前と出産後には休みを貰える様に今から頼んでおこう」
だが、私達の予想に反して、お兄様と安定期に入ったお義姉様が飛んできた。
「ティアナ、おめでとう!貴女と私の子は同級生になるのね。嬉しいわ♪」
「ティアナ、おめでとう。ティアナに似て可愛い子が産まれて来るんだろうな。今から楽しみだ!性別が別だったら結婚させるのも良いな?」
「何を言っているのです!?女の子だったら、誰にも嫁にやりませんよ!!」
「そんなの可哀想だろう?」
「じゃあ義兄上は、女の子だったら嫁に出すんですか?」
「そんなの決まっている。出すわけないだろう!?」
私とお義姉様は、2人の会話を呆れて聞いている。
「ティアナ…お互いに苦労するわね…」
お兄様もアーノルドも親馬鹿になりそうだと私とお義姉様は苦笑していた。
88
お気に入りに追加
560
あなたにおすすめの小説
幼馴染の公爵令嬢が、私の婚約者を狙っていたので、流れに身を任せてみる事にした。
完菜
恋愛
公爵令嬢のアンジェラは、自分の婚約者が大嫌いだった。アンジェラの婚約者は、エール王国の第二王子、アレックス・モーリア・エール。彼は、誰からも愛される美貌の持ち主。何度、アンジェラは、婚約を羨ましがられたかわからない。でもアンジェラ自身は、5歳の時に婚約してから一度も嬉しいなんて思った事はない。アンジェラの唯一の幼馴染、公爵令嬢エリーもアンジェラの婚約者を羨ましがったうちの一人。アンジェラが、何度この婚約が良いものではないと説明しても信じて貰えなかった。アンジェラ、エリー、アレックス、この三人が貴族学園に通い始めると同時に、物語は動き出す。
【完結】愛されないと知った時、私は
yanako
恋愛
私は聞いてしまった。
彼の本心を。
私は小さな、けれど豊かな領地を持つ、男爵家の娘。
父が私の結婚相手を見つけてきた。
隣の領地の次男の彼。
幼馴染というほど親しくは無いけれど、素敵な人だと思っていた。
そう、思っていたのだ。
虐げられていた姉はひと月後には幸せになります~全てを奪ってきた妹やそんな妹を溺愛する両親や元婚約者には負けませんが何か?~
***あかしえ
恋愛
「どうしてお姉様はそんなひどいことを仰るの?!」
妹ベディは今日も、大きなまるい瞳に涙をためて私に喧嘩を売ってきます。
「そうだぞ、リュドミラ!君は、なぜそんな冷たいことをこんなかわいいベディに言えるんだ!」
元婚約者や家族がそうやって妹を甘やかしてきたからです。
両親は反省してくれたようですが、妹の更生には至っていません!
あとひと月でこの地をはなれ結婚する私には時間がありません。
他人に迷惑をかける前に、この妹をなんとかしなくては!
「結婚!?どういうことだ!」って・・・元婚約者がうるさいのですがなにが「どういうこと」なのですか?
あなたにはもう関係のない話ですが?
妹は公爵令嬢の婚約者にまで手を出している様子!ああもうっ本当に面倒ばかり!!
ですが公爵令嬢様、あなたの所業もちょぉっと問題ありそうですね?
私、いろいろ調べさせていただいたんですよ?
あと、人の婚約者に色目を使うのやめてもらっていいですか?
・・・××しますよ?
私が我慢する必要ありますか?【2024年12月25日電子書籍配信決定しました】
青太郎
恋愛
ある日前世の記憶が戻りました。
そして気付いてしまったのです。
私が我慢する必要ありますか?
※ 株式会社MARCOT様より電子書籍化決定!
コミックシーモア様にて12/25より配信されます。
コミックシーモア様限定の短編もありますので興味のある方はぜひお手に取って頂けると嬉しいです。
リンク先
https://www.cmoa.jp/title/1101438094/vol/1/
【完結】お荷物王女は婚約解消を願う
miniko
恋愛
王家の瞳と呼ばれる色を持たずに生まれて来た王女アンジェリーナは、一部の貴族から『お荷物王女』と蔑まれる存在だった。
それがエスカレートするのを危惧した国王は、アンジェリーナの後ろ楯を強くする為、彼女の従兄弟でもある筆頭公爵家次男との婚約を整える。
アンジェリーナは八歳年上の優しい婚約者が大好きだった。
今は妹扱いでも、自分が大人になれば年の差も気にならなくなり、少しづつ愛情が育つ事もあるだろうと思っていた。
だが、彼女はある日聞いてしまう。
「お役御免になる迄は、しっかりアンジーを守る」と言う彼の宣言を。
───そうか、彼は私を守る為に、一時的に婚約者になってくれただけなのね。
それなら出来るだけ早く、彼を解放してあげなくちゃ・・・・・・。
そして二人は盛大にすれ違って行くのだった。
※設定ユルユルですが、笑って許してくださると嬉しいです。
※感想欄、ネタバレ配慮しておりません。ご了承ください。
元カノが復縁したそうにこちらを見ているので、彼の幸せのために身を引こうとしたら意外と溺愛されていました
おりの まるる
恋愛
カーネリアは、大好きな魔法師団の副師団長であるリオンへ告白すること2回、元カノが忘れられないと振られること2回、玉砕覚悟で3回目の告白をした。
3回目の告白の返事は「友達としてなら付き合ってもいい」と言われ3年の月日を過ごした。
もう付き合うとかできないかもと諦めかけた時、ついに付き合うことがてきるように。
喜んだのもつかの間、初めてのデートで、彼を以前捨てた恋人アイオラが再びリオンの前に訪れて……。
大好きな彼の幸せを願って、身を引こうとするのだが。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる