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28、媚薬ブラマンジェ
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あおいはちょっと考えていた。
「うーん、この前見た錬金術の本に媚薬が載ってたんだよね。作って見ちゃおうかな?」
あおいは材料があるか、棚と冷蔵庫を確認した。
「うん、材料は全部ある。よし、作っちゃおう!」
あおいは材料を細かく潰したり、刻んだりして、魔法の釜に入れた。最後に牛乳を入れて、魔法の鍋をかき混ぜているとまばゆい光が放たれた。
「おお!! 出来た!!」
鍋の中にはとろりとした、薄い桃色の液体のようなヨーグルトのような物が出来ている。
「うーん、何だろコレ? 一口食べてみよう」
あおいは一匙すくって食べてみた。
「あ、ぬるいけどコレ、ブラマンジェだ。よし、器に移して冷蔵庫で冷やそう」
あおいは鍋の中の媚薬ブラマンジェを、ココット皿に移し冷蔵庫に入れた。
「よし、冷えれば完成だ!」
あおいは鼻歌を歌いながら、朝食を作り始めた。
朝食をとりながら、あおいは考えた。
「なんとなく作っちゃったけど、誰にあげようかな?」
思い浮かんだのはアレックスの顔だった。
「アレックス様に媚薬を飲ませたらどうなっちゃうんだろ?」
あおいは好奇心に負けた。
「よし、アレックス様に食べさせてみよう!」
あおいは店に持っていく荷物に、媚薬ブラマンジェを二つ忍ばせた。
「アレックス様、びっくりするかな?」
あおいはそう呟いて店に向かった。
町の中の店に着くとあおいは早速、媚薬ブラマンジェを一つだけ店頭に置いた。
「あおいのクレープ屋、開店です!!」
お客さんがやって来て、チョコレートクレープを頼んだ。
「はい、お待ちください」
あおいの店は直ぐに行列が出来た。
「よお、あおい」
「あ、ロイド様」
顔を上げるとロイドが笑顔で手を振っていた。
ロイドは店頭の品揃えを見て、眉をひそめた。
「あれ? 新製品か? って媚薬なんて作ったのか!?」
「美味しいですよ。食べてみます?」
ロイドは難しい顔をしている。
「うーん、味に興味はあるけど、食べて大丈夫なのか?」
「一口食べましたけど、体がちょっと温かくなった程度でしたよ」
あおいの言葉に、ロイドは頷いた。
「じゃあ、媚薬ブラマンジェ一つとチーズクレープを一つくれ」
「はい、かしこまりました」
あおいはチーズクレープを焼き、媚薬ブラマンジェを店頭から下げた。
「どうぞ。150シルバーです」
「ありがとう」
ロイドはクレープをかじりながら、町に消えていった。
「あおい、こんにちは」
「あ、アレックス様! お待ちしてました!!」
あおいは冷蔵庫から媚薬ブラマンジェを取り出してアレックスに渡した。
「これは?」
アレックスが聞くと、あおいは得意げに答えた。
「新製品です!! 美味しいですよ!!」
アレックスはあおいの笑顔を信用してパクパクと媚薬ブラマンジェを食べきった。
「どうですか?」
「あおい、一体何を食べさせたんですか……?」
アレックスの瞳が潤んでいる。
顔が近づく。
「アレックス様!?」
「あおい……キスしても良いですか?」
「ええ!? 公衆の面前でなにをおっしゃってるんですか!?」
「この衝動を抑えるのは苦しいです……」
そういってアレックスはあおいの手を取った。
「おやおや、なにをしているんですか? アレックス様、あおい様」
「ああ!! 良いところに!!! クレイグ様、助けてください」
「クレイグ、邪魔をしないで下さい」
クレイグはアレックスの普通ではない様子と、あおいの困り果てた顔を見比べた。
「あおい様、もしかして媚薬を作ってアレックス様に食べさせましたか?」
「……ごめんなさいぃっ」
あおいは涙目で、アレックスから距離を取ろうと身をよじっていた。
「まったく、何をしているんですか」
クレイグは心底呆れた顔をして、あおいを見てからアレックスに呪文をかけた。
「異常ステータス、解除」
アレックスの体がほんのり光った。
「おや、私は一体何をしていたんでしょうか?」
アレックスはあおいから離れ、自分の手をまじまじと見ていた。
「アレックス様はあおい様に媚薬を盛られたんですよ」
クレイグの視線が冷たい。アレックスは言葉を失って、あおいを見つめた。
「ごめんなさい!!! 出来心でつい……」
あおいはこれ以上できないくらい頭を下げた。
「あおい……。私でも怒ることはあるんですよ!?」
アレックスは耳まで真っ赤になって、あおいに言った。
「はい! もうしません!!」
あおいも真っ赤になって、俯いている。
「それにしても、あおい様も大胆ですね。こんな人中でアレックス様に媚薬を食べさせるなんて」
「うう。ごめんなさい」
クレイグの言葉は続く。
「私が居たからよかったですが、こういう悪戯は今後なさらないで下さい。アレックス様の評判にも関わります」
クレイグの顔が、怖くて見られないあおいだった。
「まあ、クレイグ。たいしたことは起きなかったし、そのくらいにして下さい」
「アレックス様はあおい様に甘すぎます」
アレックスはちょっと困った顔をしてあおいに言った。
「あおい、私も男です。何をされても文句は言えないところだったのですよ。反省して下さい」
「はい、アレックス様……」
「それでは、もうしないということで許しましょう」
アレックスはあおいのあたまをポンポンと軽く叩いた。
翌日ロイドから、ローラが媚薬ブラマンジェを勝手に食べてしまい酷い目に遭ったという苦情がきたのだった。
「もう、媚薬ブラマンジェは作りません」
あおいは涙目で、ロイドにも謝った。
「うーん、この前見た錬金術の本に媚薬が載ってたんだよね。作って見ちゃおうかな?」
あおいは材料があるか、棚と冷蔵庫を確認した。
「うん、材料は全部ある。よし、作っちゃおう!」
あおいは材料を細かく潰したり、刻んだりして、魔法の釜に入れた。最後に牛乳を入れて、魔法の鍋をかき混ぜているとまばゆい光が放たれた。
「おお!! 出来た!!」
鍋の中にはとろりとした、薄い桃色の液体のようなヨーグルトのような物が出来ている。
「うーん、何だろコレ? 一口食べてみよう」
あおいは一匙すくって食べてみた。
「あ、ぬるいけどコレ、ブラマンジェだ。よし、器に移して冷蔵庫で冷やそう」
あおいは鍋の中の媚薬ブラマンジェを、ココット皿に移し冷蔵庫に入れた。
「よし、冷えれば完成だ!」
あおいは鼻歌を歌いながら、朝食を作り始めた。
朝食をとりながら、あおいは考えた。
「なんとなく作っちゃったけど、誰にあげようかな?」
思い浮かんだのはアレックスの顔だった。
「アレックス様に媚薬を飲ませたらどうなっちゃうんだろ?」
あおいは好奇心に負けた。
「よし、アレックス様に食べさせてみよう!」
あおいは店に持っていく荷物に、媚薬ブラマンジェを二つ忍ばせた。
「アレックス様、びっくりするかな?」
あおいはそう呟いて店に向かった。
町の中の店に着くとあおいは早速、媚薬ブラマンジェを一つだけ店頭に置いた。
「あおいのクレープ屋、開店です!!」
お客さんがやって来て、チョコレートクレープを頼んだ。
「はい、お待ちください」
あおいの店は直ぐに行列が出来た。
「よお、あおい」
「あ、ロイド様」
顔を上げるとロイドが笑顔で手を振っていた。
ロイドは店頭の品揃えを見て、眉をひそめた。
「あれ? 新製品か? って媚薬なんて作ったのか!?」
「美味しいですよ。食べてみます?」
ロイドは難しい顔をしている。
「うーん、味に興味はあるけど、食べて大丈夫なのか?」
「一口食べましたけど、体がちょっと温かくなった程度でしたよ」
あおいの言葉に、ロイドは頷いた。
「じゃあ、媚薬ブラマンジェ一つとチーズクレープを一つくれ」
「はい、かしこまりました」
あおいはチーズクレープを焼き、媚薬ブラマンジェを店頭から下げた。
「どうぞ。150シルバーです」
「ありがとう」
ロイドはクレープをかじりながら、町に消えていった。
「あおい、こんにちは」
「あ、アレックス様! お待ちしてました!!」
あおいは冷蔵庫から媚薬ブラマンジェを取り出してアレックスに渡した。
「これは?」
アレックスが聞くと、あおいは得意げに答えた。
「新製品です!! 美味しいですよ!!」
アレックスはあおいの笑顔を信用してパクパクと媚薬ブラマンジェを食べきった。
「どうですか?」
「あおい、一体何を食べさせたんですか……?」
アレックスの瞳が潤んでいる。
顔が近づく。
「アレックス様!?」
「あおい……キスしても良いですか?」
「ええ!? 公衆の面前でなにをおっしゃってるんですか!?」
「この衝動を抑えるのは苦しいです……」
そういってアレックスはあおいの手を取った。
「おやおや、なにをしているんですか? アレックス様、あおい様」
「ああ!! 良いところに!!! クレイグ様、助けてください」
「クレイグ、邪魔をしないで下さい」
クレイグはアレックスの普通ではない様子と、あおいの困り果てた顔を見比べた。
「あおい様、もしかして媚薬を作ってアレックス様に食べさせましたか?」
「……ごめんなさいぃっ」
あおいは涙目で、アレックスから距離を取ろうと身をよじっていた。
「まったく、何をしているんですか」
クレイグは心底呆れた顔をして、あおいを見てからアレックスに呪文をかけた。
「異常ステータス、解除」
アレックスの体がほんのり光った。
「おや、私は一体何をしていたんでしょうか?」
アレックスはあおいから離れ、自分の手をまじまじと見ていた。
「アレックス様はあおい様に媚薬を盛られたんですよ」
クレイグの視線が冷たい。アレックスは言葉を失って、あおいを見つめた。
「ごめんなさい!!! 出来心でつい……」
あおいはこれ以上できないくらい頭を下げた。
「あおい……。私でも怒ることはあるんですよ!?」
アレックスは耳まで真っ赤になって、あおいに言った。
「はい! もうしません!!」
あおいも真っ赤になって、俯いている。
「それにしても、あおい様も大胆ですね。こんな人中でアレックス様に媚薬を食べさせるなんて」
「うう。ごめんなさい」
クレイグの言葉は続く。
「私が居たからよかったですが、こういう悪戯は今後なさらないで下さい。アレックス様の評判にも関わります」
クレイグの顔が、怖くて見られないあおいだった。
「まあ、クレイグ。たいしたことは起きなかったし、そのくらいにして下さい」
「アレックス様はあおい様に甘すぎます」
アレックスはちょっと困った顔をしてあおいに言った。
「あおい、私も男です。何をされても文句は言えないところだったのですよ。反省して下さい」
「はい、アレックス様……」
「それでは、もうしないということで許しましょう」
アレックスはあおいのあたまをポンポンと軽く叩いた。
翌日ロイドから、ローラが媚薬ブラマンジェを勝手に食べてしまい酷い目に遭ったという苦情がきたのだった。
「もう、媚薬ブラマンジェは作りません」
あおいは涙目で、ロイドにも謝った。
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